簾 満月「バスの助手席」

歩き旅や鉄道旅行のこと
そして遊び、生活のこと
見たまま、聞いたまま、
食べたまま、書いてます。

大河ドラマ「真田丸」(JR乗り潰し・伯備線)

2016-10-19 | Weblog
 今年放映のNHKの大河ドラマ「真田丸」では、番組冒頭の字幕の背景に、
伯備線沿線の備中高梁にある備中松山城が採用されている。



 主人公の真田家とはゆかりのある城ではないが、臥牛山と呼ばれる厳し
い山上に建つ山城が、山深い信州の真田の城のイメージに重なるからとの
理由で採用されたと聞く。



 映像はドローンで撮影されていたが、一見すると備中松山城らしくは見え
なかった。大手門跡あたりの城壁の白壁はCGで汚され、天守台に向かう
石段にはこれもCGで滝が表現されている。
おそらく後半部分の映像はどこかほかの場所だろう。



 それでもなぜか放映が始まると、随分と話題にもなっていた。
この事が実際の観光客増に結び付いたのかどうかは知らないが、少なくと
もネット上では間違いなくその知名度を上げたようだ。



 日曜日夜8時の大河ドラマがトリガーとなり、縁の地に観光客を引き寄せ
ている。
一時ほどの勢いは失せたとは言え、腐っても鯛(失礼!)、良くも悪くもこの
ドラマの視聴率は話題を呼び、テーマとなった舞台の地やロケが行われた
場所が注目を集める。



 何時もの事ながら次作の放映内容が明らかになると、関連する地元もこ
れを機にと観光客増を期待し、受け入れ態勢の整備に力を籠める。
自治体や鉄道・運輸会社、旅行会社などがしきりにツアーを組む。
綺麗処を仕立て宣伝キャラバンを各地に派遣し、アピールに熱を入れる。



 現地では案内板や誘導標識を立て、駐車場を整備し、店舗や休憩所を充
実させ、ボランティアガイドを養成する。
アピールする幟旗があちこちに立てられ、歓迎のサインやポスターが貼られ、
名を冠したお土産の開発も慌ただしくなる。(続)

(備中松山城の写真は次号にも続く)



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