ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

子どもを生かす

2007-06-30 | 育児
子どもを生かすということは、子ども自身が生かされていると感じて初めて生かすことになる。どの子も同じ。生かす子と生かせない子がいては問題。また、教師の都合で生かされていることでも困る。昔、「ゼロの子でも生かせる。」と先輩から言われた。まだまだ、ゼロの子を生かす授業はできない。私の永遠の課題となっている。
 「分からない。」と発言ができるようにはするが、それで生かされているとは思わないだろう。「あなたが分からない。」と言ったことで、話し合いが深まったという生かし方はするが、「分からない。」と言った本人にとって生かされていると思うかどうかは疑問。まずは、自分が分かろうとすることで精一杯だろう。
 机間指導で、分からない子には精一杯ヒントを与えたり、考え方を説明したりしながら支援をする。彼らは、それを精一杯使って、課題に取り組む。しかし、なかなか自信にまでは至らない。表現に結びつくように話す内容を確認するが、発言するまでの自信にならない。仲間も一生懸命に助けようとするが、不安は取り除けない。助けることは思いやりを磨くことになるが、「分からない私が思いやりのある友だちにしているんだ。」などと傲慢になってもらっても困る。
 彼らの内に生かせる内容を見つけ出せない自分の教材研究不足なのだろうと今日も悩みつつ授業をする。

まとめ

2007-06-29 | 育児
 一学期もいよいよ残すところ7月のみとなった。「まとめ」という言葉が多く聞かれる時期でもある。まとめるとは、一体どうすることなのだろう。
子ども一人一人が「まとめ」を意識し、できることをはっきりさせていかないと「まとめ」にはならない。
<まとめを意識させる>
 ・目指すゴールが分かる。
 (一学期の最高の姿はこれだ。いつまでにできればよいのか、ここまでできるようにしよう。)
 ・自分の力を知る。
 (できていない自分か、できる自分か、いつもできる自分か)
 ・ゴールに向かうための取り組み方が分かる。
 (何をすれば、どのように考えればできるようになるのか)
 ・取り組みの成果と課題を明確にできる。
 (決めた最終日にその時に明らかになったことは何か)
 指導する内容は、日頃の指導とそれほど変わらない。日頃の指導との違いは、「終わり」を意識させる所にある。後がないから何とかしたいと思う気持ちが取り組みの意欲につながる。しかし、課題が多すぎると子どもたちはできないことが多く、挫折して終わってしまう。何をまとめさせるかが大事。多くは望まないこと。
 有終の美を飾ることが次につながる。「みんなでよく頑張ったね。二学期も頑張ろう。」となるまとめにしたい。

支える

2007-06-28 | 育児
 質問や疑問を投げかけられたとき、その答えが相手の意に添うように答えたことになっているかどうか、いつも自問自答する。その答えは、相手の次の行動で決まる。納得していれば、こちらの思った通りに動く。しかし、納得していなければ思いもよらない行動に出ることがある。
 例えば、並列つなぎができないとする。手元で配線をしながら、説明をする。→他の班を指導中にとなりの子にできなくて八つ当たりをする。
 これは、子どもだけではない。大人も同じ。相手が悪いのではなく、こちらの答え方が悪かったと思えば責めることもないし、うまく行かなかったときの次の手を考える機会となる。
 メッセージやコメントへの返答も同様。私自身の生き方がいつも問われていると思っている。

笑顔

2007-06-27 | 育児
 ある中学校へ授業参観に行った。子どもたちの挨拶はとても気持ちよく、授業参観への意欲が増した。授業をする先生方の顔つきが気になった。笑顔は、子どもを育てる武器だ。
・笑顔が、子どもに安心感を与える。
・笑顔が、心を和ませる。
・笑顔は、子どもの意見を受け入れる準備となる。
・笑顔で子どもを承認すると、子どもの自信につながる。
・笑顔が、笑顔を呼び、教室が明るくなる。
 辛いことがあっても、子どもの前では笑顔を忘れないでいたい。

とっさの行動

2007-06-26 | 育児
 防犯対策避難訓練で、不審者を追う。後ろから追いかけている自分が不審者と対決している女性教員を守ろうとわざわざ不審者の前に立ちはだかるように移動した。事後の指導で、「さす又で後ろから膝をつけば、不審者は倒れる。」「剣道の試合とは違う。」との指摘を受けた。犯人を倒せば、女性職員を守ることができる。なるほど・・・
 昔、月光仮面にあこがれ、変身ごっこをしてよく遊んだ自分がいた。
 正義の味方は、格好良く悪と立ち向かう。背後から悪を倒すことはなかった。とっさのときに現れたのは、月光仮面の私だった。幼い頃の体験は、今でも自分をも支配している。

説明できる評価

2007-06-25 | 育児
 学期末の評価に向けて、準備が進んでいることと思う。独りよがりの評価になっていないか心配になる。教師の力量に差があるのは当然であるし、個々の教師の力点の置き方によって子どもの育ち具合も変わってくる。それがきちんと評価されて初めて説明できる評価だと思う。せめて、学年で十分話し合い、共通の説明ができるようにしたい。
・評価する観点が学年でそろっているか。
 例、基本的な生活習慣が身に付いている。
  何を基本的な生活習慣と見るか?
  (あいさつ、整理整頓、時間を守る等 複数の観点)
・評価する基準が学年でそろっているか。
  どこまでできればよしとするのか。
 例 あいさつ・・・・毎朝、自分から挨拶する
   整理整頓・・・・机の中、ロッカーの中が毎日整理整頓されている。
   時間を守る・・・始業時刻に必ず席についている。
  <できていないと判断する基準は?>
   例、80%を下回るときは、まだ身に付いていないと判断する。
 これだけ揃っていれば、学年で説明することができる。本来、これらは日頃の指導の積み上げとなる。できない子どもを放っておかなければ、どの子もできるようになっていく。学期末だから揃えるのではなく、学期始めに揃えておかなければ、育てることはできない。(指導と評価の一体化とはよく言ったものだ。)

興味の連続

2007-06-24 | 育児
 教室にじっとしていられないB男。別室での双六ゲームで学習を行っている。
双六の目(6種類)に合わせて、遊びと勉強を決める。
 1・・・テスト 2・・・練習(漢字や計算)3・・・ゲーム 4・・・歌、ものまね 5・・・テスト 6・・・練習(漢字や計算)
 ゲストや練習は、こちらから課題を出すことが多いが、本人の希望を取り入れながら変更をする。歌やものまね、ゲームはその場でB男が考えたものを一緒にやって楽しむ。ゲームや遊びを見ていると彼なりに工夫をしながら発展させている。部屋にある英語の単語カードなども取り入れ、英語の学習も入ってくる。
 興味の連続が、彼の1時間を作っている。

見方が変われば気分も変わる

2007-06-23 | 育児
 授業で頑張っているA子。休み時間に困っている友だちの世話で私の所にきた。
「友だちのズボンが汚れたので、着替えをしたいんだけど・・・。」と、友だちに付き添ってきた。なんと優しい子なんだろう。
 保健室で、着替えをさせる。更衣室内に多くの貸し出し用が用意されている。
 なかなか出てこない。何度も要求するが、中でいろいろ試着している。
ようやく着替えて出てきた。着替えたあとを見た。乱雑に押し込んである。「後始末をしないと・・・。」というと「始めから、そうなっていた。」と答える。
「?」
 やさしい子だとと思っていた彼女への気持ちが一瞬に覚めてしまった。これではいけないからと一緒にズボンをたたんで元に戻した。一緒にたたんでいるときの彼女は元のやさしい彼女が見えてきた。

続けないと消える

2007-06-22 | 育児
 ○○キャンペーン、○○週間などと活動を作って子どもたちの姿を高めようと努力をする。評価をし、ご褒美を作り一生懸命に取り組む。しかし、それもその活動が終われば、消えてしまう。こんな姿をよく見かける。
 活動の中に次の活動とをつなぐものがなければ活動は単なる活動に終わってしまう。そのつなぎとなるものが意識。
 大きな声で挨拶ができた。
(つなぎを見つける)→大きな声で挨拶をした時の気持ちは?→大きな声で挨拶をされた時の気持ちは?元気になった。やる気が出てきた。
(つなぎを使う)→元気になり、やる気が出てくるならご褒美がなくても続けられるかな?
(つなぎを使って続ける)→元気が出るね。やる気が出るね。元気が出るから挨拶を続けているんだね。その挨拶、やる気が出てくるね。ありがとう。一緒に頑張れるね。やる気をもらったよ。すごいね。毎日続けられるね。毎日元気な姿が見られて嬉しいよ。

何事もプラス思考で

2007-06-21 | 育児
 子どもたちに学び方を教えながら、理科の授業を進めている。ある班の学習への取り組みが悪く、休み時間に再度やり直しをさせた。後始末に時間がかかり、次の時間に食い込んでしまった。
 担任の先生に迷惑をかけたので、謝りに教室へ行くと、教室ではすでに子どもたちが事情を聞かれていた。事情を説明し謝った。放課後、担任から問題となった班の子どもについての情報交換ができた。
 担任と協力して今後取り組むきっかけができた。

人との関わり

2007-06-20 | 育児
 学校生活で子どもに力をつけたいと考えて日々努力している。一人の子どもが力をつけるという立場で、目標は個になっていることが多い。しかし、社会の中で生きる子どもたちだからこそ、人との関わりで目標を考えることが必要となる。
ー人との関わりを意識した取り組みー
 <目標達成に関わって>
  助けてくれた、応援してくれた、ヒントをくれた、一緒に励まし合った 知恵をくれた、喜んでくれた
 <目標そのもの>
  関心が持てるように、仲良くなった、好きになった、
頑張った本人だけでなく、支えられていることを意識しながら頑張りを認めたい。
 一人のできたをみんなで喜べる。生かされている自分を実感できる瞬間がここにある。

信じて待つ

2007-06-19 | 育児
「先生、どんな本を読んでいらっしゃるのですか?紹介してください。」
 本を紹介してから2週間が経つ。何の返事もない。紹介した本のことが気になり、「いかがでした?」と質問したくなる。
 必ず何か感想があるはずだと思い、質問せずに信じて待った。
放課後、「先生、とても読みやすくて一気に読んでしまいました。」「具体的な例が書いてあるので、分かりやすいですね。」「読んだときは、そうだなと思うのですが、なかなか自分のものにできないんです。」などと、堰を切ったようにどーっと感想が来た。待ってよかった。
 そして、教師の専門性、子どもの育て方などについて話をする機会を持つことができた。機が熟すまで待つことができなくてこちらが口を挟むことで、相手のやる気を奪ってしまったり、相手がこちらを頼りすぎるようになったりしてしまうことはないだろうか。
 子どもに対しても同様。口を出しすぎることがある。こちらが出過ぎて、子どもをつぶしていることがあるかもしれない。信じて待つことで思わぬ素敵な結果を導き出すことがある。我を捨て心にゆとりをもつことで、信じて待つことができる。
そして、このことが相手を生かすことにもつながる。

日々勉強

2007-06-18 | 育児
 子どもから学ぶことは多くある。子どもへの取り組みが失敗してもそれなりに課題を見つけることができる。成功すれば、自信につながる。この失敗、成功の連続で自分の力を伸ばすことができる。しかし、これだけでは見通しが持てない。
 社会の動きや国の政策などを理解し、子どもが生きていく先の社会を読むことで今何を子どもたちに伝えるのか、指導しなければならないのかをつかむことができる。 
・情報化時代に向けてパソコンを使いこなせるように努力すること。
・国際化時代に向けてコミュニケーション能力を身につけるよう努力をすること。等
 過去の自分の経験から指導できることはたくさんある。しかし、先を読むことで自ら鍛えておかなければならないことがあることも今の取り組みからも見えてくる。
 不易と流行とはよく言ったものだ。時代に合った教師しか生き残れない厳しい時代になってきた。

できない原因を探る

2007-06-16 | 育児
 叱られることが多いという子どもと関わることがある。なるほどこれなら叱られても仕方ないと思うこともあるが、「ちょっと待てよ。」と考えさせられることもある。関わっているとできない原因が見えてくる。
・興味関心がないからできない。
・言われたことが分からないからできない。
・他の事に気を取られるからできない。
・他の事がしたいからできない。
・気に入らない先生が言うからでいない。
 これは、叱ってもできるようにはならない。伝える側の伝え方や伝える側の姿勢に原因があることもある。できないのではなく、「しない。」となるとかなりのエネルギーが必要である。これは、叱ることが逆効果となることもある。
・分かりやすく諭すこと
・相手を理解すること
・相手に合わせること
 こちらが努力しなければならないことが見えてくる。

線と螺旋

2007-06-16 | 育児
 中学生の頃、いじめにあった。原因は、堅物で正義感が強く妥協を許さない私の性格。
例えば、友だちに消しゴムを貸すとする。黙って机に置いておく友だちに対して「お礼ぐらい言えよ。」と声をかける。あいつはうるさい、楽しくない。(友だち)→友だちが段々と少なくなっていく。身体的な特徴であだ名を付けられ呼ぶ(友だち)→つらい毎日→何も悪いことをしていないのになぜ?
 ある給食当番で牛乳を運んでいたとき、「君は一本の線、螺旋にならなきゃだめだよ。」(友だち)
 一本の線・・・・どう頑張っても一本の線
 螺旋・・・・・・遠くから見ると太い一本の線
融通の利かない私を見かねてきっと声をかけてくれたのだろう。学級の友だちのこの一言が私の一生を決めた。何て友だちっていいんだろう。思いやりのある人になりたい。その後、少しずつ融通の利く自分になろうと努力をした。相手の気持ちを考えようと努力をした。少しずつ友だちが私の側に近づいてきた。
 なぜ教師を選んだの?(採用試験での面接官の問い)→思いやりのある人を育てたいから(私) 今でもその気持ちは変わらない。