ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

子どものペースで

2006-11-30 | 育児
 子どものペースで進むことが、無理なく進むことになる。教師のペースよりゆっくりであったり早かったりと違うことに気づかされる。
・教師が先頭で歩けば、教師のペースになる。
・子どもを先頭にすると子どものペースになる。
道を歩かせるだけでも違う。まして、追求させるときでも同じ。早ければ、「ちょっと待って!」と子ども同士ならば声もかけやすい。しかし、教師が先頭に歩いていればなかなか「ちょっと待ってとは言いにくい。」
子どもの歩みに合わせて教師が歩くには、並んでみるとよく分かる。

社会性の基礎は、ペアから

2006-11-30 | 育児
 思いやりのある子、社会性のある子を育てたいという願いは、常に教師ならもっている。社会性を養う最小の単位は、ペアである。相手を意識し、相手とどのように関わるかは、ペアで学ぶことができる。相手を思いやることは、お隣さんがどんなことを考えているのかを知り、何をして欲しいのかが分かり、何ができるのかを考えることとなる。
 人数が増えれば、考える相手が増えるということであり、一つの方法ではうまく行かず、対応の仕方にもいろいろあることを学ぶ。多くの人を一度に動かすには、どの子にも納得できるように話し合って考えをまとめたり、約束を作ったり、役割を決めたりすることが新たに増えてくる。すぐにグループを作り、リーダーを決める教師がいるが、子どもたちに何故リーダーが必要なのか、どんなリーダーが必要なのか、よく考えさせないで決めているとグループの質が高まらず、相手の立場を考えないリーダー、動かないリーダーなどが生まれてくる。
 誰もがリーダーになれる訳でもなく、やりたい子がリーダーになるというのでは、いかにも質が低い。お隣さんとどのように関わっているかを見えれば、その子の社会性やリーダー性も見えてくる。いずれにしてもペアでの対応の仕方が元になっている。

参観者がある時

2006-11-29 | 育児
参観者があるときには、子どもたちに「どんな姿を見せたいのかな?」と問い、次の2点について挑戦させる。自分の力を精一杯出している姿、気持ちよく参観してもらうためのさわやかな姿。具体的には、
・精一杯の頑張り 聞く姿、挙手、話す姿など
・さわやかな姿  挨拶、整った教室、揃った靴箱の靴など
 子どもたちに1週間ほど前に参観者があることを知らせ、学級みんなでこれだけは、見てもらおうと挑戦させることを決めておく。
 参観される日までに、自信をもたせていくと、その気になり「早くこないかな。」という気持ちをもつことができる。終わった後は、「何と言ってた?」と、反応を気にする子になっている。
 こうして参観者を利用して、子どもを育てることができる。常に前向きにとらえることで、子どもを育てる機会が増える。

集団の目標

2006-11-28 | 育児
例えば、いつでも挙手ができるようにしようという目標を立てたいとしよう。これを個人の目標にするか、集団の目標にするかで指導が変わる。できない子がいた場合、個人の目標であれば、個別の指導が中心となる。しかし、集団の目標となれば、集団の目標を達成のために何ができるかを問うことになる。
 友だちに声をかけること、助けること、助言することなどできない子を支えるための努力を求めることが多くなる。
 学級を育てるということは、この集団としての目標への取り組みをするということである。集団の仲間意識が育てば、いじめの問題も少なくなる。できない子、困っている子を同じ学級の仲間として支援できる集団にするかは、教師の指導次第である。

伝記はいかが?

2006-11-27 | 育児
 心を豊かにする場は、1日の生活の中にたくさんある。友だちの姿や、先生の言動から学ぶことが多い。道徳の授業では、多くは資料に出てくる人物から学ぶことが多い。じっくりと登場人物の生き方を見つめることで、心を磨くことができる。
 先日、別室登校の子どもと話をしている中で、生き方についての話題になった。
子どもの心の悩みの解決のために、伝記を紹介した。図書館に一緒に行き、参考になる人物はないか探した。家に持って帰り、1日で読んでしまったようだ。
 そして、家の人も一緒に読んだと話してくれた。彼女の問題解決につながれば・・・と祈った。

PTA役員の仕事はつらい?

2006-11-26 | 育児
いよいよ次年度のPTA役員選挙の準備が始まる。「PTA役員は、大変だ。」「つらい仕事だ。」などというマイナスのイメージが強すぎるといつも思う。これは、ボランティア活動としては、マイナスのイメージだ。やっていてプラスになることはたくさんある。
・学校の様子や地域の様子がよく分かる。
・先生方と一般会員よりも親しくなり、先生方が考えていることがよく分かる。
・学校へ行きやすくなる。
・子どものことを個別に相談できる人が増える。
・役員同士や地域の人と親しくなれる。
・学校の情報が一般会員よりも多く入ってくる。
・一般会員からの情報も多く入ってくる。
・子どもに一生懸命に頑張る後ろ姿を直接見せることができる。
・時間の使い方を工夫するようになる。
など。「こんな素敵な仕事はないよ。」「時間は自分次第で何とでもなる。」「勉強になるよ。」「自分自身が成長できるよ。」などと日ごろから一般会員の保護者にどれだけ話しているかが、大事だと思う。「PTAの仕事で大変なんだ。」と頑張っていることを分かってもらいたくて口にしたい気持ちは分かるが、この発言がPTA役員を選出しづらくしている。自分たちで自分たちの首を絞めていることに気づくべきである。

雑草のようなたくましさ

2006-11-25 | 育児
 おなかを痛めて産んだ子が、殺されるという痛ましい事件を最近よく耳にする。子どもも弱くなったが、それ以上に大人も弱くなった。雑草のように踏まれても、踏まれても生き続ける強い精神力はどのように作られていくのだろう?私は、スポーツを通してそれを学んだ。苦しくてもうまくなりたいという気持ちが、逃げないで立ち向かう心を養ったと思う。
 机の上だけの勉強ではない。いろいろな場面で子どもは学習している。学校週5日制は、本来その機会を増やすことにあったはず。それが今、家庭や地域の教育力の低さを踏まえた政策でなかったため、崩壊しているように思う。

参観時間を作る保護者

2006-11-24 | 育児
「来て欲しい保護者になかなか来てもらえない。」そんな言葉をよく耳にする。子どもの教育に無関心な保護者や子どもの教育を学校に任せっきりにする保護者は、参観日に来ないことが多い。時間がとれないとか仕事の都合がつかないなどと理由を告げる。年間数回の参観日に都合がつなかいというのはいかがなものか?
 子ども側にすると、「他の親が来るのになぜ来てくれないの?」と寂しい思いをすることがある。子どもなりに諦める言い訳を考えて納得しているが、それでも本心は、来て欲しいと思っている。(子どもが1年生のうちはきっと参観日には、来ていたのではないだろうか?)子どものために参観時間を作る親の愛情が子どもに伝わる。

こだわりが子どもを育てる

2006-11-23 | 育児
子どもたちの心に染みる指導がなされていないと、指導したことが新たな取り組みをすると消えてしまうことがある。例えば、月目標で一生懸命に取り組んだことが翌月になると指導前とあまり変わらない状態になってしまうことがある。
 これは、許せないという強い信念やこうなって欲しいという強い願いがあれば、月目標とは無関係に子どもへ指導をし続ける。子どもたちは、指導し続けられたことについては、かなり形となって現れてくる。学級が変わると戻ってしまうとなれば、指導が入らないためだ。本当の力にするには、教師の強い信念や強い願いを子どもの信念や願いにまでしてしまうこと。これには、必ず指導の跡に子どもへ問いかけをし続けることが重要になる。 「なぜ、それをするの?」「なぜ、そうしたいの?」と、子どもに問いかけるのである。
 教師の信念や願いと合致するようになっていれば、子どもの心に染み込んだととらえたい。こだわり続けることで、子どもの心に染みこむのである。

不審者情報に惑わされるな

2006-11-22 | 育児
 最近、頻繁に不審者情報が飛び交っている。子どもたちにとって、安全な場所はどこにあるのだろうと考えさせられる。人を疑うことも大事であるが、人を信じることの方がもっと大事である。地域の人でさえ、不審者になってしまう時代は不幸である。子どもをねらった犯罪は、決して許さない、見逃さないという子どもを守る目も大事であるが、人と人との関わりの中で嬉しい気持ちになったこと、楽しい気持ちになったこと、優しい気持ちになったことをもっとお互いに築き合う世の中にしたい。
 弱者を対象にねらった犯罪が増えるのは、社会に問題があると思う。
 互いに助け合う人間関係を築く努力をしたい。

よりよい人間関係を作る力

2006-11-21 | 育児
 いじめは、どこでも起こりうる問題である。それが継続しないようにいかに早くそのサインを発見するかが重要ではあるが、それ以上に大事なことは、人間関係作りがうまくできない子どもが多いためにいじめが起きるのだと考え、その対策を急ぐことが重要だと考えたい。いじめの発生は、ほんの些細なことがきっかけとなる。相手を思いやらない言動や、お互いの立場や思いを無視した集団作りなどがある。
・服装の乱れが気になるから注意をする。
 (それが,自分本位に続くと「きもい」「ださい」につながる。)
・技能が身に付いていないから手助けをする。
 (それが自分本位に続くと「おまえ馬鹿か!」)
・仲間と同じ行動ができないから注意をする。
 (それが自分本位に続くと、仲間はずれにつながる。)
相手の努力を認めようとしない姿や相手の立場に立ってフォローし続けられない姿がいじめにつながる言動になる。これは、学校教育だけでは解決しない。子どもと関わる人々の生き方である。弱者に対するその人の生き方なのである。
「よりよい生き方をするためにお互いに助け合おう。」という思いを持ちながら、助け合っている生き方をいかに子どもたちに身につけさせるかを考えなければならない。

親の姿を見習う

2006-11-20 | 育児
 地域の清掃活動に子どもを連れて来たお父さんがいる。山際に投棄されているびん、缶などを見つけた。子どもと一緒に集めている。
 「お父さん、もうないから、あっちへ行って探そ!」と、子どもの声。
 親子で一緒に活動しているから、生まれる姿だと思った。地域清掃に誘った親の姿勢が、子どもを育てていく。育てる側の姿勢次第で、子どもの育ちが違ってくると改めて感じた。

学校らしくなれ!

2006-11-19 | 育児
いじめに対する報道について、学校教育がやり玉に挙げられている。また、自殺をしたお子さんの保護者から訴訟の問題も起きている。学校は、社会性を養う場であり、子どもはその中で守られなければならない。いじめは、許されないことは当然である。しかし、一端いじめが発生した場合、加害者と被害者が同じ学校という社会にいるのであるから、その後のフォローがとても重要となる。
「過ちを犯したから許さない。」では、その後いじめを犯してしまった子どもは、生きていけない。「悪を憎むが、人は憎まない。」ではないが、失敗してもその後の努力で報われなければならない。
 いじめについては、本人が「いじめられた。」と思えばいじめが成立する。これは、心の問題でありなかなか見えない。未然に防ぐためには、そのサインを発見する努力をし続けなければならない。一方で、不法行為となるいじめを「一方的に身体的、心理的な攻撃を集中、継続的に加え、相手に深刻な苦痛を与えた場合」と限定している。それゆえに、学校の対応が難しいのである。一端学校がいじめを認めたということになれば、この継続性と深刻な苦痛を与えたということを認めたことになるからである。両者の利益・不利益に関わる大きな問題を学校が決定してしまうことになるから、いじめられた側といじめた側から事実の確認を慎重に進めていかなければならない。(対応が遅いと言われても、「いじめた。」「いじめられた。」だけではいじめと判断できないのが学校の立場。)
<学校のあり方>
・両者を監督する学校であり、両者の人権は守らなければならない立場の学校である。
・報道に振り回されず、両者の人権を守る努力を今以上に努力する学校でなければならない。
(自殺は、考えさせてはいけないし、自殺は許さない。どの子も大事な一人だ。)
<報道する方へ>
・報道する方々の立場と学校の立場には、いじめに対する認識にずれがあるように思う。
(法的な立場で考えなければ対応できない学校)
・監督責任について追求することは当然だが、今後起こりうる「いじめた側」と「いじめられた側」の間にある問題の解決について、無関心でいられるのが今の報道ではないだろうか。

机の向きは?

2006-11-17 | 育児
教室の机の多くは、黒板に正対した向きになっている。当然、教師が真ん中にいて教えることが多いからだ。しかし、子ども同士で練り合う授業を目指すならば、子ども同士が向き合う机の向きに変えることが必要となる。
 教室の机の配列を黒板を中心にコの字にし、相手が見やすい机の向きにすることを進める。向きが変わるだけで、子どもの意識は変わり、友達に向かって話をすることを無意識にできる子どもが増えていく。

国会質疑

2006-11-16 | 育児
 1つのことを徹底することは、学級の質を上げる上でとても重要だ。
話を聞くことでも、「話し声一つしない」「ものが動く音一つしない」状態まで静かな状態にして話を聞くことが相手を思いやり、内容を聞き取ろうとする素晴らしい姿だと子どもたちに伝えていきたい。
 国会の質疑で、ヤジを入れたり、罵声を浴びせたりする姿は、子どもたちには見せたくない。自分の主張が通らなければ好き勝手なことをしてよいという生き方は全く身勝手な発言である。思いやりに欠ける人だ・・・国会議員に選ばれている人の中には、自分の利益になることはするがそれ以外はしない人がいると子どもに教えた方がよいのだろうか?
 子どもは教師だけに育てられるものではない。メディアに登場する人々一人一人が子どもの目に触れているという自覚をもってもらいたい。