ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

GWの過ごし方

2007-04-30 | 育児
休みが続くことでリフレッシュできるよさはあるが、気になることもある。せっかく1ヶ月かかって作り上げた学校生活のリズムが休日が続くことで崩れてしまわないか心配。家庭の協力がとても大切ではあるが、子どもたちには次の3点は、必ず伝えるようにしている。
・起床時刻、就寝時刻をできるだけ学校の生活と同じにする。
・1日の生活の中で学習する時間を確保する。
・交通ルールを守って、安全な暮らしをする。
 休み前には、必ず通信を書き、保護者にお願いをする。それぞれの家庭の生活があって無理は言えないが、願いだけは伝えておく。子どもたちには当然伝えておくが、できるだけ具体的になるように起床時刻、就寝時刻、学習内容などすることをはっきりさせておくことが重要。(このときばかりと宿題をたくさん出す方がいるが、これは子どもにとってかなりの負担となる。能力差に応じて出しているのならば別であるが、一律に出した宿題の量は能力の低い子どもに合わせないと大変。)

地域から情報を得る

2007-04-29 | 育児
子どもには、日頃から「自分の身は自分で守る」ことを伝えている。しかし、置かれた環境によってその身の守り方も変わる。車の通行量が多い地域には、それなりに多くの人が子どもたちを見守って頂いている人がいる。我々が気づかない所で見守っていてくださる。この方々からいただく子どもの情報は、我々が知らない子どもの生の姿である。子どもの生活に根付いて初めて教育の成果として認められる。
<特に大切にしたいこと>
・繰り返し、機会あるごとに自分の身を自分で守ることを言い続ける。
・多くの目が子どもたちを見守っていることを伝える。
・見守っていただいている人に感謝の気持ちをもたせる。
・見守っている人の注意に素直に従うことを伝える。(見守っている人には、子どもは目の前しか見ていないことを伝え、遠慮せず注意をしていただくことをお願いする。)
 子どもを守るために地域と連携することを具体的な動きとして作り出すには、まず子どもたちに地域の人々の活動を意識させる必要がある。

「できている」が落とし穴

2007-04-28 | 育児
 1ヶ月を過ぎると教師が教えなくてもある程度子どもたちだけでできることが多くなり形が整ってくる。
 しかし、ここに大きな落とし穴がある。

 できていると思っても、
・どの子もできているのか。
・できばえはこれでよいのか。
・もっと素早くできないのか。
・加えることはないのか。
・価値を意識してできているのか。

 できていると思っていても実はできていない。一部のできる子どもや仲間につられてできている姿に惑わされ、できていると錯覚しているだけなのかもしれない。

 子どもをよく見て、質を上げたり、価値に気づかせたりする指導をし続けることでよりよく生きる子どもに育っていく。
 
 これから先には質があり、底には価値が流れていることを忘れてはならない。

例1 掃除(時間内にすべきことが分かり、やっている。)
・ゴミを残さないでいるか。汚れを気にしているか。
・掃除場所と向き合っているか。(他事を考えていないか。)
・動きに無駄はないか。(てきぱきと動く姿になっているか。)
・美しくしたいという気持ちを伝えているか。
・美しくしたいという願いから新しい動きを作り出しているか。

例2 朝の会(会の流れがわかり、やっている。)
・一つひとつの活動に全員が参加しているか。
・1つのことを進めるのに無駄な時間を費やしていないか。
・みんなで作り上げるための協力や助け合いの姿はあるか。
・一つひとつの活動に精一杯さがあるか。

 これからが、教師の力の見せどころである。

子どもを教室で迎える。

2007-04-27 | 育児
 子どもたちはいろいろな重荷を背負って登校してくる。その子どもたちを教室で迎えると、個々の子どもの朝の状態を把握し、迅速に対応できる。朝、1年生の教室で子どもを迎えた。6年生に連れられ泣きながら教室の入り口まで来た女の子。
「お母さんと離れるのが悲しいんだって。」と6年生。子どもを抱きかかえ、「そうか。よく頑張ったね。大丈夫だよ。ちゃんとお母さんはおうちで待っていてくれるよ。」と机まで運んだ。近くの子どもが2~3人寄ってきた。かばんから教科書などを出し、引き出しにしまう手伝いをしてくれる子。心配そうに側で見ていてくれる子。温かい子どもたちがいる。「よかったね。優しい友だちがいて。いっしょに遊ぼうか。」外で遊具で一緒に遊んだ。チャイムがなり、手をつないで教室へと向かった。もう涙はない。笑顔で楽しそうな子どもの顔になっていた。

ねらい

2007-04-26 | 育児
 遠足に出かける学校はあるだろうか。子どもたちに遠足のお便りが配られた。子どもたちに「この中で一番大事なことは何かな?」と尋ねると多くの子どもは、「もちもの」と答えた。子どもたちにとって、忘れ物をすると大変なことになるということは実感しているからだろう。一人だけ「ねらい」と答えた。ねらいを明確にしなさいとよく指導案を作る際に言われるが、子どもたちに示す行事などのねらいを子どもたちに本当に大切なものとして伝えているだろうか。

子どもとの距離

2007-04-25 | 育児
 子どもとの距離が近くなってきただろうか?この頃になると子どもとの距離がある程度決まってくる。
<教師との距離の近い子>
 会話が多い。目につきやすい。認められることが多い。理解しやすい。
<距離の遠い子>
 会話が少ない。目につきにくい。認められることが少ない。理解しにくい。
 どの子も大切にしているつもりでも、この距離は自然と生まれてくる。これがいけないということではない。今の自分の子どもとの関わり方がこれを作っているだけ。子どもとの距離をつかむことは、意図的に距離の遠い子への働きかけをするきっかけになる。また、距離の遠い子を観察し、積極的に働きかけをすると今までの自分とはちょっと違ってくる。
・接し方が変わる。
・子どもの見方が変わる。
・時間の使い方が変わる。
・配慮する目が広がる。
・距離の近い子への見方が変わる。
意識が行動を変えていく。まずは、子どもとの距離をつかむ。

どの子も

2007-04-24 | 育児
 授業を進めていく上でいつも忘れてはいけない言葉が「どの子も」だと思う。
・どの子も聞く  聞いている子は一部の子どもになっていないか。
・どの子も発言する 発言するのが一部の子どもになっていないか。
・どの子も書く  書く時に書かないでいる子はいないか。
・どの子もする  活動しないでじっとしていたり、見ている子はいないか。
・どの子も反応  教師や仲間の発言に対して、反応しないでいる子はいないか。
 どの子もしていないと分かると、していない子への指導や支援が始まる。時間がないから、先に進めないからと言ってこれを怠ると仲間意識が弱くなる。都合のよいように子どもを使う教師になる。子どもは「私を大事にしてくれる先生か、否か。」をよく知っている。

子どもの目線で

2007-04-23 | 育児
よく「子どもの目線で。」と言われるが、具体的にどうすることなのだろう。
・子どもの目の高さと同じ高さでものを見ること、話すこと(しゃがんだり、膝をついたりして見たり話したりする)
・子どもの発言を使って話すこと(子どもの考えに合わせて、話を進めていく)
・子どもの話題に入っていく(子どもの意識を探ったり、子どもの考えを聞いたりする)
・子どもと同じ活動をすること(子どもと一緒に活動をし、動きの傾向や子どもの仕方をつかむ)
 子どもが主体的に活動するためには、まず子どもをよく知り、子どもに合わせた階段を用意しなければならない。そのための「子どもの目線」だと思う。

記録に残す

2007-04-22 | 育児
 2週間目となると子どもたちは、学級でのくらし方にかなり慣れてきていると思う。ここからが学級作りが始まる。どんな学級にしたいのか。子どもたちの願いを聞きながら、みんなが過ごしやすい学級の願いや約束を作っていく。学級目標は、この営みを通して作られる。目標を具現するために何をするのかを明確にし、一つ一つみんなでできるように取り組む。できるように励まし合う姿や自分で努力する姿を記録しておくことで学級の取り組みが歩みとして見えてくる。
<残し方>
・教室掲示として、歩みを残す。
・補助簿に個人の頑張りとして記録に残す。
・週案簿に学級の取り組みとしての成果と課題を週毎にまとめる。
 子どもたちは動いている。明日に向かって歩いている。ちょっと立ち止まったり、振り返ったりすることは不得手である。それをするのが教師の仕事。明日をよりよく生きるために立ち止まり、じっくりと見直しよりよい明日を目指させるのである。足元をきちんと見つめさせることで、具体的な動きが見えてくる。そのための記録なのである。

先を見通して

2007-04-21 | 育児
子どもの失敗を責める姿をよく見かける。失敗をして学ぶことは多くある。しかし、子どもが全力を出せば失敗せずに済むことがあれば、失敗させない方がよい。構えを作るだけでも子どもは失敗せずに済むことは多い。次に何があるのか。そのときにどんな自分でいたらいいのか。具体的に考えられるようであれば、その構えを作ることで事は済む。
<学習の中で>
・資料を読んだら、次に感想を聞かれる。(いきなり「感想はありませんか。」では答えられない子もいる。資料を読む前に終わったら感想を聞くことを話しておくと資料を読む構えが違う。)
・友だちの演技を見たら、素晴らしいところを聞かれる。(見せる前に見る視点を明確にしておけば、答えやすい。)
・ノートに自分の考えを書いたら、発表する。(書いたことを話せるように練習する。)等
<活動の中で>
・活動の内容を事前に知らせておく。(活動の中での自分のすべきことが分かっていると動きが早い。)
・活動に向かう構えをもたせておく。(ここで目指す姿をはっきりさせておく。)
 事前の指導があると失敗しても何が足りなかったのか、何をすれば良かったのかを自分で考えることができる。叱って気づかせることよりも子どもの主体的な姿が望める。

温かく抱え込む

2007-04-20 | 育児
 学級の一人として、どの子も位置づける努力をしている。落ち着かないで教室から飛び出る子。そんな子も学級の一人。サポートの先生に任せれば、教室にいる事はできる。しかし、サポートの先生はあくまでサポート。任せて他の子の授業を進めていればよいと考え出すと、学級からその子の影が消えていく。決して消すことなく、仲間の一人として意識していなければならない。
・一緒に学習する仲間として、絶えずサポートがいても声をかける。
・グループ活動で他の子と関われるように支援をサポートの方と一緒にする。
・その子の考えや行動を生かそうと努力する。
 できる子だけが、学級の仲間ではない。できない子や問題をもつ子を排斥する学級はいつかは崩れていく。できない事や問題があることを自分の事ととらえ、一緒にこのことと向き合うことでどの子も学級の仲間の一人として位置付く。温かい学級は、この思いやりのある教師の姿勢できまる。

空の時間を少なくする

2007-04-19 | 育児
1時間の授業を大切にするとよく言われますが、具体的にどんな努力をすることがそれに当たるのだろう?「始まりの時間、終わりの時間を守る。」「学習する内容を的確につかみ、教材研究をする。」「実態を把握する。 」「一人一人が分かるように指導の工夫をする。」などを挙げることはよくある。教師の姿勢としてはよく分かる。しかし、これでは、子ども一人一人の自ら学ぶことにはつながらない。子ども自身がどのように学び続けるかに視点を当てた教師の構えが必要。
ー1時間中子どもが勉強し続けるための構えー
<教師が指示をしなくても次にすることが明確になっていること>
 ・書き終わったら次は何をするのか。→見直しをする。発表できるように話す練習をする。
 ・読み終わったら次は何をするのか。→感想をまとめる。
 ・し終わったら次は何をするのか。→活動の振り返りをする。
 ・話を聞き終わったら、何をするのか。→挙手をして意見を述べる。
など授業の中での子どもの活動が次の活動につながるような指導が必要である。逆に子どもを待たせたり、別の活動をさせている状況を教師が作り出している光景を見かけることがある。
(見直しの姿)
・子どもを並ばせて順番に点検活動をする。(並んで待っている子の活動が空)→待ち時間を減らす工夫  
・早くし終わった子は「読書・係活動をしなさい。」と指示をする。(学習内容の充実とは無関係)→質を高める補充の課題提示の工夫
 空の時間をできるだけ減らし、学習し続けるような教師の営みが自ら学ぶ子どもにつながる。

家庭訪問

2007-04-18 | 育児
いよいよ家庭訪問の時期を迎える。保護者との信頼関係を深める大切な時間。日頃、子どもから聞いている先生の姿と重ねながらきっと保護者は対面している。短い時間の中で十分なことはできないが、努力することはとても大切。
○話しやすい先生に映っているだろうか。
<努力すること>
 ・笑顔で接する。
 ・相手の立場を理解しようと共感的に話を聞く。
 ・ユーモアがあり、ゆとりをもって話す。
○子どものことをよく理解していてくれる先生に映っているだろうか。
<努力すること>
 ・保護者が知りたい学校での様子を具体的に話せる。
 ・子どもをどのようにとらえているかが話せる。
 ・一緒に子どもを育てようとする姿勢で話せる。
 子どもの家庭での様子や子どもが背負っている重荷を知り、子どもが楽しくよりよい学校生活を送られるよう努力をしていると感じてもらえるように保護者と真摯に向き合いたい。

伝え続けること

2007-04-17 | 育児
なかなか自分の願いが子どもに伝わらないことはいくらでもある。大事なことは、手をかえ、品をかえ、伝え続けること。伝わらないのは、伝え方に問題があると考え、いろいろな伝え方をする努力をすること。この時期にどうしても伝えておかなければならないことを伝えていないと、今後学級が揺らぐ原因にもなる。
<例>
 時間を守ること
 仲間はずれにしないこと
 友だちを傷つけないこと
 嘘をついたりごまかしたりしないこと
 子どもたちが「これは許されないぞ。」と思えるように場を変えたり、状況を変えたりしながら伝えていく。
 誰であっても (年齢、男女、好き嫌いに関係なく)
 いつでも   (朝の会、授業中、給食中、掃除中)
 どんな状況でも(命に関わることでなければ)
 一番の敵が、「言い訳」・・・理由があれば、許してもらえるという感覚が願いを崩していく。これは、教師側の責任。どんな理由があっても許さないという厳しさが前提となっていないと崩れる。(許されるのは特別だという感覚が必要。)この理由は許されて、これは許されないなどとなると子どもは迷い、不信感をもつ。これが学級崩壊につながることもある。

褒めて育てる

2007-04-16 | 育児
日大大垣 坂口監督のインタビュー番組があった。<その中で印象的だった話>「子どもたちの夢が小さい。大きな夢を持たせるために甲子園の話をたくさんした。」「ないものねだりをしても、子どもをつぶすことになる。」「笑顔がゆとりを生む。先が見えるようになる。」「失敗を責めても萎縮するだけ。本人が一番よく知っている。褒めて育てることで伸びる。」「この子たちには、足がない。機動力が使えない。先に動いた方が勝ち。」
 野球を通じての話であるが、我々教師が子どもを育てる上で大切にしなければならないことを一杯教えていただいた。子どもを育てて成果を出して初めてプロ。プロと呼ばれる教師に少しでも近づきたい。