年度初めの子どもたちは、新たな気持ちで頑張ろうとする気持ちが高く、どの子もそれなりに前向きに取り組みます。
この意欲が持続するためには、教師の支援がとても重要になります。
子どもの意欲に乗っている時は、自分の支援が適切に働いているかどうか、全くわかりません。
ただ、子どもの意欲がなくなった後に手をさしのべていては遅いということは確かです。
つまり、持続している期間の長さが支援の適切さと考えた方がよいでしょう。
最初の1~2週間で、ほぼ学級の形が決まってしまいます。
この期間にしてきたことが1年間の学級づくりの土台になります。
この土台がしっかりしていると1年間が充実したものになります。
また、子どもからすると学級や教室について次のような思いがもてることが重要になります。
学級や教室が安心して生活できる場所になっている。
(失敗しても許される。間違いが
学級や教室に自分の居場所がある。
(席、物の置き場所、名前の扱われ方など・・・存在が認められる)
学級の中に自分をわかってくれる人がいる。
(承認される。頑張りが認められる。大事にされている感覚がもてる)
信頼関係を築くことを大事しようと子どものいいなりになっていると学級がまとまりません。
そこで、どんな考え方をするとよいのか、そして、どのような取り組み方をするとよいのかを明らかにしながら、これらの3つの思いがもてるように働きかけていくことになります。
今すぐにできなくても、1年かけてできるようになればいいこともあります。
ここの見極めが重要になります。
例えば、聞くという姿勢を大事にすることは、誰もが認めるところです。
今の緊張している段階で聞けても、緊張が緩むと聞けなくなることがあります。
この緩んだときでも意識が継続するためには、聞くという行為に意味をもたせておくことが重要になります。
この緊張している段階で聞ける姿には、こんな値打ちがあるのだと意味づけをし、その取り組みをすることがとてもよいことであり、それができるあなたは素晴らしいという承認の仕方をします。
姿としてすでにできている事であれば、子どもに安心感を与えます。そして、意味づけが持続の重要性を伝えることになります。
つまり、緊張感をもちながら、前向きになっている今の子どもの姿の中で、すでにできていることをうまく位置づけることがポイントになります。
聞く姿が素晴らしいという行為を認める程度の認め方をしていると、緊張感がゆるんだときには、聞けない姿を叱ることになります。
このように教師が「どの姿」を「どのよう」に認めるかということが「持続」に大きな役割を果たします。
これは、教師の見方や考え方によって変わってきます。
一年間でどんな子どもにしたいのか、そして、そのための土台として、何を大事にするのかを明確にしておけば、子どもへの支援が具体的になっていきます。
優しい子にしたいならば、仲間への関わり方を大事にした姿に焦点が当たります。
友達のそばにいる姿
友達の話をじっくりと聞く姿
友達の姿に敏感に反応する姿
友達を手助けする姿
友達へ優しく言葉をかける姿
この中で誰もができていることをこの優しい姿として意味づけることになります。
例えば
席がきちんとくっついていても平気でいられる姿がある。
(はじめに座る席をきちんとそろえて置けば、どの子もその席にきちんと座ることができます。)
↓
座っていることは、嫌がらないで友達を仲良くしようという現れだという意味付けをすることができます。
例えば
目を凝らして教師の話を聞く姿がある。
↓
じっとこちらを見ている姿は、相手の気持ちをわかろうとする優しい気持ちの現れだと意味付けをすることができます。
そして、できている子どもを褒め、できるようにしようと努力する子どもを褒めることが持続につながります。
さて、あなたは、どんな姿を見つけ、どのように褒めるのでしょう。
土台作りをする構えは、今しか作れません。これまでの反省を生かすチャンスです。新年度に向かう前に明確にしておきたいものです。
この意欲が持続するためには、教師の支援がとても重要になります。
子どもの意欲に乗っている時は、自分の支援が適切に働いているかどうか、全くわかりません。
ただ、子どもの意欲がなくなった後に手をさしのべていては遅いということは確かです。
つまり、持続している期間の長さが支援の適切さと考えた方がよいでしょう。
最初の1~2週間で、ほぼ学級の形が決まってしまいます。
この期間にしてきたことが1年間の学級づくりの土台になります。
この土台がしっかりしていると1年間が充実したものになります。
また、子どもからすると学級や教室について次のような思いがもてることが重要になります。
学級や教室が安心して生活できる場所になっている。
(失敗しても許される。間違いが
学級や教室に自分の居場所がある。
(席、物の置き場所、名前の扱われ方など・・・存在が認められる)
学級の中に自分をわかってくれる人がいる。
(承認される。頑張りが認められる。大事にされている感覚がもてる)
信頼関係を築くことを大事しようと子どものいいなりになっていると学級がまとまりません。
そこで、どんな考え方をするとよいのか、そして、どのような取り組み方をするとよいのかを明らかにしながら、これらの3つの思いがもてるように働きかけていくことになります。
今すぐにできなくても、1年かけてできるようになればいいこともあります。
ここの見極めが重要になります。
例えば、聞くという姿勢を大事にすることは、誰もが認めるところです。
今の緊張している段階で聞けても、緊張が緩むと聞けなくなることがあります。
この緩んだときでも意識が継続するためには、聞くという行為に意味をもたせておくことが重要になります。
この緊張している段階で聞ける姿には、こんな値打ちがあるのだと意味づけをし、その取り組みをすることがとてもよいことであり、それができるあなたは素晴らしいという承認の仕方をします。
姿としてすでにできている事であれば、子どもに安心感を与えます。そして、意味づけが持続の重要性を伝えることになります。
つまり、緊張感をもちながら、前向きになっている今の子どもの姿の中で、すでにできていることをうまく位置づけることがポイントになります。
聞く姿が素晴らしいという行為を認める程度の認め方をしていると、緊張感がゆるんだときには、聞けない姿を叱ることになります。
このように教師が「どの姿」を「どのよう」に認めるかということが「持続」に大きな役割を果たします。
これは、教師の見方や考え方によって変わってきます。
一年間でどんな子どもにしたいのか、そして、そのための土台として、何を大事にするのかを明確にしておけば、子どもへの支援が具体的になっていきます。
優しい子にしたいならば、仲間への関わり方を大事にした姿に焦点が当たります。
友達のそばにいる姿
友達の話をじっくりと聞く姿
友達の姿に敏感に反応する姿
友達を手助けする姿
友達へ優しく言葉をかける姿
この中で誰もができていることをこの優しい姿として意味づけることになります。
例えば
席がきちんとくっついていても平気でいられる姿がある。
(はじめに座る席をきちんとそろえて置けば、どの子もその席にきちんと座ることができます。)
↓
座っていることは、嫌がらないで友達を仲良くしようという現れだという意味付けをすることができます。
例えば
目を凝らして教師の話を聞く姿がある。
↓
じっとこちらを見ている姿は、相手の気持ちをわかろうとする優しい気持ちの現れだと意味付けをすることができます。
そして、できている子どもを褒め、できるようにしようと努力する子どもを褒めることが持続につながります。
さて、あなたは、どんな姿を見つけ、どのように褒めるのでしょう。
土台作りをする構えは、今しか作れません。これまでの反省を生かすチャンスです。新年度に向かう前に明確にしておきたいものです。