ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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2つのコミュニケーション

2014-06-30 | 育児
  子どもに勉強しなさいと言ってもなかなか言うことをきかないと悩む保護者は、多いと思います。
 子どもが勉強したくなるように声をかければよいのでしょうが、なかなかその答えが見つからないというところでしょう。

 子どもにしても、しなければならないことは、「わかっているけど、やりたくない。」ということだと思います。

 願いと感情にズレがあるためにこのような状況になっています。

 保護者も子どもも勉強をしてよかった体験は、もっているはずです。でも、それ以上に辛かったとか苦しかったという体験があるために、簡単にしてよかったという感覚にはならないのかもしれません。

 何のために勉強するのかと理由を探したり、意味を見つけることは、大切なことですが、今の状況を変化させる力になかなかならないことがあります。

 ここで考えなければならないのが、2つのコミュニケーションです。

 「~すべきだ」、「~しなければならない」というのは、言葉(意識)になります。これは、言葉によるコミュニケーションです。

 「~したい。」「~したくない。」というのは、感覚(無意識)になります。これは、感覚によるコミュニケーションです。

 この言葉でかわすコミュニケーションと感覚でかわすコミュニケーションの2つのコミュニケーションを理解することがとても重要になります。

 「お菓子をあげるから、勉強しようよ。」と保護者が言葉をかけたとするとこの保護者は、感覚に訴えたコミュニケーションを取ろうとしていることがわかります。「食べたい」という感覚を揺り動かすことで、何とか勉強をさせたいというのです。ただ、これでは刹那的で、持続性がありません。

 本当に大切な感覚は、勉強ならば、「わかった」「できた」という喜びにつなぐことが大事になります。

 わかったら、気持ちいい。すっきりする。
 できたら、うれしい。楽しい。

 このことに結び付く言葉や体験を作り出すことが、子どものやる気につながります。

 子どものできた姿やわかった姿を想像しながら、子どもに「あなたならできるはずだ。」「できて当然だ。」「わかるにきまっている。」などという思いを抱きながら、子どもに伝える言葉になっているはずです。

 つまり、できないから勉強しなさいではないということです。

 できるあなただから、勉強しないはずがないということです。

 子どもは、勉強しなければならないとわかっています。でも、先が見えません。

 それを伝えるのが、学習の経験を積んだ保護者になります。子どもの夢の実現につなぎながら、根気よく、そして、子どもの頑張りを期待しながら、楽しいこと、気持ちがいいことにつなぐことが重要になります。

 無意識が受け入れるためには、インパクトと繰り返しが必要になります。
「私はできる。」「私には、力がある。」という自信をもたせるための言葉かけが不足していると考えた方がよいでしょう。

 少し遠回りと感じるかもしれませんが、実はこの方が近道になります。
学習は、一生続きます。今は、その入り口だと考え、わかること、できることの楽しさ(感覚)を十分味わわせることに力を注ぎたいと思います。

ストレスが仕事に影響を及ぼしている

2014-06-30 | 育児
 現代社会は、私たち人間にとって、かなりストレスを抱えやすい時代です。心を病む人が増えています。
 私たちは、ストレス解消のために、ストレスの原因を探り、その原因を取り除こうとします。
 しかし、これでは、ストレス解消までにかなりの時間が必要となります。

 ストレスの原因を解決するまで、ストレスを抱えたまま、生活をし続けることになり、これでは辛い日々が続きます。

 ストレスは、感情となって現われます。この感情が問題です。感情は、過去の事であっても、未来の事であっても、「今」現われます。

 感情には、「今」しかありません。

この「今」の感情が、仕事や家庭生活などに影響を与えているのです。

 そこで、ストレスの原因となる事象とは切り離して、感情のみを扱うという考えをもってはいかがでしょう。

 つまり、今感じている「辛さ」「苦しさ」「イライラ」「悲しさ」などをコントロールするということです。

 感情の座は、一つしかありません。感情を「和らげる」「別の感情に置き換える」「消す」などの方法によって、ストレスから生まれた感情を変えることができます。

 事象とは無関係にその感情を変えることができれば、少なくとも、他に影響を与えることはなくなります。

 うまく感情をコントロールし、生活に影響を与えない生き方をしたいものです。

 短時間で感情をコントロールできれば、他の事象に与える影響も少なくなります。NLP心理学を学んでから、私は、感情のコントロールが今まで以上にうまくなったと感じています。

心を開く

2014-06-23 | 育児
 子どものよいところを紹介し合うときの保護者の顔は、輝いています。話す側も聞く側も笑顔で一杯です。話す内容は、否定されることがなく、お互いに認め合うことになるため、次第に心が開かれていきます。心が開かれると、関係が密になります。相手を受け入れる準備ができます。責められることがないため、安心で安全な状態が保たれます。
 そして、この開かれた状態、安心安全な状態がが顔つきに現れてきます。笑顔はまさにその表れです。
 子どもと一緒に過ごす時間の中で、私たちはどれほどこの心を開いた安心安全な時間を子どもたちに提供しているでしょうか。
 期待をするあまり、子どもを責めていないでしょうか。子どもが不安になることをしていないでしょうか。安心安全が保障されない限り、子どもは、心を開きません。
 
 慣れてくると、自分のペースで物事を進めていくようになります。その慣れのために安心安全の確保を忘れていることはないでしょうか。
 子どもは常に成長しています。その変化に合わせながら、安心安全の確保が必要になります。
 子どもの変化は成長と共に見えにくくなります。そのため、安心安全の確保が難しくなっていきます。

 子どもが自分でできるようになったから安心してよいというものではありません。不安を抱えながら成長しているのです。
 子どもから目を離さないで、子どもの心の変化を読み取る私たちでいたいと思います。
 
 少しの変化をも見逃さない鋭い観察力が子どもを支えることになります。

 心が閉じていると感じた時が、チャンスです。子どもの安心安全を確保するために何ができるのかを考えましょう。

 慣れてきた今だからこそ、子どもから目を離さないでいたいと思います。

目標への迫り方

2014-06-09 | 育児
 私たちは、目標をもって生活をし、新たな自分作りに挑戦しています。子どもに対しても同様に接しています。

 成果と課題を作り、課題から目標を作ることは日常的に行われています。

しかし、この課題の扱い方が問題です。

 多くの場合、できないことに焦点が当たっているため、「~できるようにしよう。」という目標になっています。

 これは、無意識の働きから考えると常にできない自分をイメージさせているので、「私はできない人だ」という自分を作り上げてしまいます。

 前提となるのは、できない自分です。できないから頑張ってできるようにするということになります。

 常に「できない自分」をイメージしながら、できる自分を目指して頑張ることになります。

 できない自分を繰り返しイメージしていることが定着してしまいます。このことは、言い換えるとブレーキを踏みながらアクセルを踏んでいるようなものです。前に進もうとしても、前に進めない自分が常にいることになります。

 これでは、成果はなかなか得られません。

 そうではなくて、「~ができる自分だから、できるはずだ。」という発想で、目標をとらえさせる必要があります。

 これならば、できる自分を常にイメージすることができます。そのため、目標が達成されやすくなります。

 自己肯定感が、大事だといわれるのは、このためです。

 目標に向かう時、どのような自分をイメージさせているのでしょう。

「できない自分」なのか、それとも「できる自分」なのか、どちらでしょう。

 成果を上げるためにも「できる」を大切にして指導したいものです。