ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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子どもを生かす

2007-06-30 | 育児
子どもを生かすということは、子ども自身が生かされていると感じて初めて生かすことになる。どの子も同じ。生かす子と生かせない子がいては問題。また、教師の都合で生かされていることでも困る。昔、「ゼロの子でも生かせる。」と先輩から言われた。まだまだ、ゼロの子を生かす授業はできない。私の永遠の課題となっている。
 「分からない。」と発言ができるようにはするが、それで生かされているとは思わないだろう。「あなたが分からない。」と言ったことで、話し合いが深まったという生かし方はするが、「分からない。」と言った本人にとって生かされていると思うかどうかは疑問。まずは、自分が分かろうとすることで精一杯だろう。
 机間指導で、分からない子には精一杯ヒントを与えたり、考え方を説明したりしながら支援をする。彼らは、それを精一杯使って、課題に取り組む。しかし、なかなか自信にまでは至らない。表現に結びつくように話す内容を確認するが、発言するまでの自信にならない。仲間も一生懸命に助けようとするが、不安は取り除けない。助けることは思いやりを磨くことになるが、「分からない私が思いやりのある友だちにしているんだ。」などと傲慢になってもらっても困る。
 彼らの内に生かせる内容を見つけ出せない自分の教材研究不足なのだろうと今日も悩みつつ授業をする。