ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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問題解決は誰が?

2013-02-24 | 育児
 社会が複雑になり、問題も複雑になってきているため、一人で解決できないことも増えています。
 そのため、みんなで情報を共有し、組織的に対応しようという流れが強くなってきています。

 今、抱えている問題は、自分一人で解決した方がよいのか、それとも組織的に対応した方がよいのか、どちらを選択すればよいのでしょう。
 
 組織的に対応することは、とても重要なことですが、この事が返って問題解決を複雑にして、解決に時間がかかったり、余計に複雑になったりすることがあります。

 どんなことでも組織の力を借りて対応すればよいというものではありません。

 今の状況が自分の手には負えないと言って、組織を使って何とかしようした場合、
・情報を伝えるための時間を工面することになります。
・共通の考え方や、行動について検討し、決定する時間が必要となります。
・刻々と変化する問題への対応が遅れます。

 これらは、ある意味、今の問題の先送りになります。

 今すべき事は何か、時間をかけてでも組織で考えなければならないことは何かを明確にしないと、今すべき手が打てずに手遅れになります。

 時間が経てば立つほど、情報量は増えていきます。
本当に必要な情報なのか、全員が知る必要のある情報なのか、一部の者だけが知っていればよい情報なのかなど、提供する情報を検討しなければ、余計な時間を費やすことになります。

 また、誰もがその問題だけに携わっているわけではありません。
その問題だけに集中することはできません。

 ですから、本来、自分で解決しなければならない問題のために、関わって頂いているという思いをもつことがとても大切になります。

 この思いがあれば、問題に対して常に主体的に動くことができるからです。
問題解決のために組織の中で、分担をすればよいと思って、問題解決に当たると、隙間ができたときにその隙間を埋めることができません。

 常に主体的に動いていると、隙間ができても自ら、その隙間を埋めようと働きかけることができます。そして、その隙間を共有するために組織に働きかけることもできます。
 
 常に自分の問題だと考えるその問題意識が、問題解決を早めます。

 そして、この問題を組織的に取り組むことで、問題が解消されたというしても、ここで自分に力を付けなければ、同じような問題が再び目の前に現れることになります。

 つまり、問題の本質を見ず、現象面だけの問題解消をしていることになります。

 例えていうならば、火山の噴火のように、マグマだまりがあれば、一つの火口を塞いでも、別の場所から噴火します。
 マグマだまりを取り除かない限り、噴火は続くことになります。

 常に本質を見つめ、その本質から見て、どのような対応をすればよいのかを考え、自分に力を付けることが重要になります。

 組織も同じです。情報の共有を行っても、本質がどこにあって、どのように組織として動くのかを決めなければ、繰り返し起きる問題の対応に負われ、組織自体が疲弊してしまいます。

 自分に問題解決ができないと思っているのは、思いこみでしかありませんん。できないかどうかは、問題解決に当たる前に決めるのではなく、問題解決に取り組んだ後に決めることです。

 自分の力を信じて、まず問題に立ち向かう自分を作りたいものです。

 自分に自信がない状態では、どんな事に対しても前向きになることはできません。これは、誰もが経験していることです。
 問題が解決できないと取り組む前に考えたとしたら、まさにこの自信のない今の状態の中で問題を見ているだけなのです。解決できない訳ではありません。

解決できない問題は現れない

2013-02-17 | 育児
道を歩いていると様々な人に出会うように、私たちは、人生という道を歩きながら様々な問題と出会います。
 
 今までに体験したことのない新たな仕事が目の前に現れた時、これを大変なことだと避けたいと思う人もいれば、逆にこれはチャンスだと挑戦したくなる人もいます。

 つまり、目の前に現れた出来事そのものには、価値はなく、それを判断する私たちの受け止め方によって、価値が現れてくるということです。

 目の前に出てきた出来事をどのようにとらえるかは、自分次第です。

 骨董品に興味のある人にとって価値あるものであっても、関心がない人には、それほど価値があるものとは思えないということがあります。
 また、ブランド志向の人は、ブランド品を見ると目が輝いてきますが、関心のない人にとっては、ブランド品はだたのものでしかありません。

 車に関心のある人は、興味をもって車を見ますが、関心のない人にとっては、ただの乗り物でしかありません。

 このように私たち一人一人の価値観が、物や出来事の価値を決めています。

 物や出来事だけでなく、人に対して、また、自分に対しても価値を決めています。
 これが私たちの苦しみの原因を作りだしています。
 ほしいものを手に入れたいと思ったり、ほしい姿にしたいと思ったりするのは、この価値観がそうさせているのです。

 問題は、すべて自分の中で創り出されています。

 ですから、ある人にとって問題であっても、ある人にとっては全然問題にならないということです。

 いじめの問題は社会問題だといわれても、自分の身の回りにいじめ問題がなければ、問題ではありません。

 ここで、いじめ問題など問題でないなどと発言すると、きっと今の世の中から痛烈な批判を浴びます。体罰についても同様です。
 
 私は、問題するから問題が増えてくると考えています。

 今、すでに問題が起きないように対処してきたから問題が起きないのです。それでいいはずが、それをあえて問題にするから、問題が生まれてきます。

 すでに問題がない状態にしてあるから問題がないのです。
 
 仲の良い学級を作っているから、子どもたちでいじめが起きる前に問題を解消しているのです。問題が起きそうだという予感を察して、すでに動いているのです。

 あえて問題にする必要がないのです。

 前提がないから、問題が生まれません。いじめも体罰も同じ構造をもっています。すべて、起きやすい前提があるのです。

 自分事としていつも考えていれば、いじめも体罰についても敏感に反応できます。それを許さない自分だから、予感ができるのです。察知して、早く対応できるのです。放っておけないのです。
 理屈ではなく、感情が動くのです。
 
 感情が動かないうちは、対応ができません。

 こうするべきだと言っているうちは、動けません。

 何となく嫌な感じがする、居心地が悪くなるなど感じるから動けるのです。
 
 同和問題も同様です。他人事にしているから、感じにくくなるのです。

 すべては、自分次第なのです。

 こんな話をすると、危機管理意識が弱いという人がいるかもしれませんが、理屈ではないのです。
 すでに感覚が鋭敏に働いているから、起るまえに対応できるのです。起きても適切な対応が迅速にできるのです。そういう環境ができているのです。


 危機管理は、人間の根底にすでに備わっているものです。自分の身の危険を感じれば、誰もが一番ベストな方法をとります。

 もうすでにもっているものです。

 感覚を鋭敏にさせる方が理屈を教えるよりもどれほど効果があるか計りしれません。

 命を守る・・・これは、理屈ではなく、感覚的でなければ、自分の命を守れません。

 交差点に来た時に、危険をどれほど察知できる感覚をもたせているのか、建物のそばを歩くときに話に夢中になって、危険が見えないでいることがどれほど多いのか、身の回りには、常に危険が隠れています。
 その危険といつも向き合って生きているのが私たちです。
大きな災害に備えることも大事ですが、自然は私たちを超えた存在です。人は自然を超えることはできません。防ぎきれないことがあります。それにおびえていきていくとしたら、とてももったいないことです。問題が起きてもそれを迅速に対処できる自分や仲間であることの方が人間らしいと思います。そして大災害の危険回避の根底には、身近な事への危険回避が根底に必要になります。

 人間関係も同様です。

 人とうまく関われない自分があれば、問題が起きやすい状況になっていることがわかります。

 事が起きても、人間関係がうまくいっていれば、問題にならないことの方が多いのではないでしょうか。 

 問題が起きても、必ず解決できます。

 すべて自分次第です。

 危機管理に問題があるとすれば、まず、自分自身のあり方を見直すことが大事ではないでしょうか。外に目を向けているうちは、問題解決に時間がかかります。ひょっとすると解決が遅れるばかりか、解決しないかもしれません。 


立ち位置を変える

2013-02-12 | 育児
 人は一人で生きていくことは、できません。そのため、いつも人間関係で悩んだり苦しんだりする機会をもっています。
 
 一つの関係ができあがると、その関係を維持するために、自分を犠牲にしたり、遠慮したりすることも出てきます。
 
 しかし、この犠牲や遠慮が返って、人間関係を悪くしていることにもなりかねません。

 一度関係が深まると、次第に相手に対する思いこみも強くなり、思いこみと現実の姿との間にズレが生じると、「あなたを信じていたのに。」などと相手を攻撃するこちにもなりかねません。

 これでは、いつまで立っても人間関係をよりよいものにすることは難しくなります。

 それでは、どうすればよいのでしょう。

 常に人は、変化しています。もちろん自分自身も変化しています。

 この変化をとらえるには、今しかありません。
 過去の思い込みが今の対応を鈍らせているのです。

 常に相手を観察し、相手の状態をつかみながら、コミュニケーションをとる努力が必要になります。

 このことにエネルギーを使うことに疲れてしまって、本来の自分らしさが表現できないとなるとこれもまた、問題です。

 なぜ、その人との人間関係を大事にするのだろう。
 そして、そのことが自分にとってどんな意味があるのだろう。
 そして、この関係を維持することが自分や周りの人々にどのような影響を与えるのだろう。

 と、自問してみることが大切になります。

 そして、無理せずに自分らしく接しても大丈夫だと確信することがとても重要になります。

 その上で、相手を尊重し、敬意を払うことで違いに信頼を深めることができます。

 その時には、思いこみではなく、今、目の前にいる相手がとてもいとおしくなり、大事にしたくなります。


 常に今の相手を見るために次のような3つの立ち位置が有効に働きます。

 ①空間的位置を変える
  自分、相手、第三者の場を設け、その場に入り込みます。それぞれの立場を体験することで見方を変えることができます。

 ②時間的位置を変える
  過去、現在、未来という場を儲け、その場にいる相手を眺める機会を作ります。過去から現在への変化を見ることで、相手に対する見方を変えることができます。
 
 ③質的位置を変える
  今の状況に対して、次のような問いかけをします。
 ・もし、相手が改善したい問題に対して気づいていなかったとしたら
 ・もし、相手が改善したい問題への対応の仕方を知らないとしたら
 ・もし、相手が改善したい問題と異なる別の問題に悩んでいたとしたら
 ・もし、相手が改善したい問題に対して同じ悩みをもっていたとしたら
 など

  次の手を打つことができていない自分が相手への思いこみを強くしていることに気づき、相手に対する見方を変えることができます。

 これらの立ち位置を変えてみようと思ったとしたら、自分の中にすでに相手との関係を保ちたいという願いがあることになります。このことに気づいた時、すでにあなたは、相手との関係の改善を始めています。

自分軸を明確に

2013-02-04 | 育児
 いじめや体罰など社会が大きく話題にしている事は、そのまま私たちの学校への信頼とつながりがあります。
 教育委員会などからの指示があり、いじめや体罰の調査を行っている学校も少なくないでしょう。

 体罰は、よく取り上げられる教員の5大不祥事「い」「い」「こ」「た」「こ」(飲酒、淫行、個人情報の漏洩、体罰、公金横領)の中にも掲げられています。

 社会的責任のある教員として、自分の姿勢に気を付けなければならないと感じている教師も多いと思います。

 この社会的責任だけでなく、私たちは、保護者からの要求や願いに答えなければならないと考えると子どもを預かる責任も抱えています。

 その他にも、職場での地位に関わる責任もあります。

 このような様々な責任を果たすためにすべきことがたくさんあると思うとかなりの責任の重さになってきます。

 この責任につぶされそうになっている教師はどれ程いることでしょう。

 中には、病気になってしまう教師も多いようです。

 この問題は、深刻です。学校は組織で動いているため、一人でも欠けると他の職員の負担が増えていきます。増えることによって他の職員も病気にならないとは限りません。悪循環を作り上げることになってしまいます。

 そうなっては大変です。

 では、この問題を解決するためには、どうすればよいのでしょう。


 ここに脳の理解に基づいた一つの仮説を作り上げることができます。
それは、責任というものは、具体的に何をすれば、責任を果たしたというものではないことです。
 
 社会の人々であっても、保護者であっても、具体的な行動をして納得するものではありません。要するに、安心という感覚が欲しいだけなのです。
 
 「不安を感じるあの先生には任せておけない。」

となるのを避ければよいということになります。

 つまり、安心を与える教師であれば、問題が起きないということになります。

 不安を抱えている教師からは、不安を感じます。そして、それが周りを不安に陥れます。

 逆に元気な教師からは、元気をもらいます。そして、それが周りを元気にします。

 このことからもわかるように、教師の状態が周りの状態を決めていくことになります。

 つまり、安心を与える教師ならば、周りが安心に包まれるということです。

 常に安心を与える教師になることが、この問題解決の一番の近道だということになります。

 心の持ち方で決まるということですから、様々な依頼が来たときに、

「私は、大丈夫。」
「私には、不安はありません。」
「いつも、OKです。安心してください。」
「どんな状況でも、OKです。何とかなります。」

などと常に自分をOKにし、安心を感じさせる自分を醸し出すことが重要になります。

 これらの言葉かけの量が大事になります。

 不安があっても、繰り返し自分や他人にこの言葉を通して働きかけるうちに、無意識が「大丈夫なんだ。」と誤解してしまえば、OKなのです。

 無意識は意識よりもかなりパワフルです。

 この言葉かけを大事にすることは、自分軸をはっきりさせることにもつながります。

 さまざまな課題が来て、自分を見失い、振り回されてしまっていると感じているならば、早速この言葉かけを自分にしてみてください。
自分軸が明確になってきます。

 そして、きっと、今よりも不安なく、安心して物事に対応する自分になっていると思います。

 夢をもって、決めた職業です。

 どんな困難にも立ち向かって、乗り越える私たちでいたいと思います。

 大丈夫です。不安はありません。そうです。今のあなたでOKです。