ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

追究する

2007-01-31 | 育児
 言われたことしかできない人が多くなった。形を決めるとその形しかできない人が多くなった。 なぜ、そうするのかを考えていないと、言われたことや形にこだわり、その裏にある願いが見えてこない。「なぜ」が見えてくるとその方法はいくつでもあることが見えてくる。言われたことしかできない人や形を決めるとそれしかできない人を山登りでいうなら、山の登り道を教えてもらったら、その登り道しか登れない人。山の頂上を目指すための登り道は1本ではない。教えてもらった登り道は、そのうちの一つに過ぎない。頂上を見させないから、登り道を探そうとしていないのではないだろうか。
例1 「話し手を見て聞く」
・登り道→背中をピン。おへそを向けて
・なぜ?→話し手の思いを分かる(かろうとする)こと
 <他の登り道>
・聞いたことが話せる。うなずく。反応する。
例2 「あいさつをしよう」
・登り道→大きな声で。明るく。
・なぜ?→相手と関わり自らを作り、関わりたい思いを伝えること
 <他の登り道>
・先に、笑顔で。気持ちを込めて。

足跡を残す

2007-01-30 | 育児
今年度も残すところ、30数日の授業日数になってきた。学級の財産を振り返り、次年度に向けての準備にかかる。教室の掲示には、今までの取り組みを振り返る足跡が残っていると思う。残した足跡が、年度初めに立てた学級目標にどれだけ近づいたのかを振り返り、やり残したところや至らないところを見つめる。少しでも、補うために何をすべきかを決めて、その取り組みをはっきりさせ取り組む。この取り組みの変化(高まり)を残して置くと子どもは、意欲的に残りの日々を過ごすことができる。
 <残し方>
・できる子の数を記録し、増えていく足跡を残す。
・仲間のよさを記録紙に残し、見やすく掲示する。
・シールや○などでできた足跡を表やグラフにして掲示する。
・取り組み得た数を毎日記録し、目標と比較できるように掲示する。
・段階表を作り、自分の目指す所を掲示で残す。
毎日の記録に合わせ、1週間毎に取り組みの振り返りをし、お互いの助け合い方をはっきりさせながら取り組むと意識は高まっていく。記録よりもこの仲間の支え合いが学級の凝縮力を生む。目標をもって最後まで取り組むと息切れしないで3学期を乗り越えられる。

続けること

2007-01-29 | 育児
 私たちには、すべき事はたくさんある。しかし、1つでも続けていると、今まで見えなかったものが見えてくる。
・日記を書き続ける    → 自分が見えてくる。
・机を拭き続ける     → 美しさが見えてくる。
・定時に何かをし続ける  → 時間の使い方が見えてくる。
・点検し続ける      → 様子や変化が見えてくる。
・一緒に活動し続ける   → 相手が見えてくる。
・活動に参加し続ける   → 人の広がりが見えてくる。
・研究し続ける     → 本質が見えてくる。
 子どもの個性や可能性を伸ばすためにも、見えなかったものが見えるようになるまで、子どもを鍛えてやりたい。

いい授業

2007-01-29 | 育児
私たちが目指す授業は、子ども自身が学び方を身につけ、「分かろう。」「できるようにしよう。」と意欲をもって学習に向かう子どもを育てる授業であって,決して教師が知識や技能を与えるために行うものではない。
「教師の思い通りに子どもが動かない。」「私の話を聞かない。」「授業中に他事をしていて困る。」などと思い、教師が授業をしやすいように動かないことを問題にするとしたら、これは間違い。当然楽しく分かる授業をすれば、こんな姿は生まれないが、それとは別に子どもに学び方を教えていないことを問題にしなければならない。授業は、できる(わかる)ようになるために勉強の仕方や勉強ができるようになっていく道筋を学ぶことだと子どもに伝えた上で次の学び方を教えたい。(結果として知識や技能が身に付く。)
<学び方>
・学ぶための準備が必要なこと(3つの準備を教える) 
・表現すること(表し方、話し方、聞き方を教える)
・学習する仲間を認め合うこと(いい考え方、いいやり方の見つけ方を教える)
・教え合いの仕方を教えること(助ける方法、助けてもらう方法を教える)
・学んだことの生かし方を教えること(使い方、補い方を教える)
 ※3つの準備・・・もの、体、心
 我々は社会の中で生かされている。授業はその社会の縮図。個性を生かすのもこの社会の中。だから、
・自分を補ってくれる仲間
・励ましてくれる仲間
・自分を生かしてくれる仲間
・やる気を与えてくれる仲間 が、いるから楽しくなると考えさせたい。
 教師が与えてくれるものだと考えている子どもであってはいけない。自ら作り出すものだと考える子どもにするために学び方を教えていく。いい授業は、この学び方を教えるところから生まれてくる。

いい先生

2007-01-27 | 育児
 教師であれば、「子どもから嫌われたくない。好かれたい。」と誰も?が思う。そこで、振り返ってみたい。
・友だち感覚で子どもを見ていないか。
・すべきことをさせないで許していることはないか。
・親しみをもった行為が甘やかしになっていないか。
また、逆に教師であることを強調しすぎて
・親が側にいたら、許されないことを言ったりやったりしていないか。
・思い通りに動かないことに腹を立てていることはないか。
・自分の子分のように子どもを扱っていないか。
・子どもの気持ちや考えを軽視していないか。
 子どもに振り回されたり、親に振り回されたり、仕事に振り回されたり、社会に振り回されたり、同僚や上司に振り回されたりしないで、いい仕事をする先生がいい先生だと思う。
 いい仕事をするとは?
・子どもの成長を喜べる仕事をする。
・子ども自身が自分の成長を喜ぶ仕事をする。
・育てた子どもの成長を喜ぶ保護者の声が聞こえる仕事をする。
・育てた子どもの成長を同僚や仲間が認めるする仕事をする。
・育てた子どもを生かす仕事をする。
・同僚の参考になる仕事をする。
これは、仕事の仕方ではなく教師の生き方だと思う。常に自分の仕事ぶりを振り返り、自分を見つめていくいい先生だと思う。

忘れ物

2007-01-26 | 育児
 よく忘れ物をする子には、どんな指導をされているのだろう。忘れ物をすることで自分が困ること、人に迷惑をかけることを実感できないでいると忘れ物をしても平気でいることが多い。人に感謝をする気持ちを育てるチャンスととらえて指導したい。
<構えについての指導>
・物事をするには、3つの準備が必要なことについて子どもたちに話をする。(遠足を例にすることが多い。)
 ものの準備・・・・弁当、水筒、敷物など必要な物を準備すること
 体の準備・・・・・事前にトイレに行くこと、遠足に合った服装をすること、集合時間までに集合場所に集まっていること
 心の準備・・・・・何をするのか、何をしたいのかを決めておくこと
授業も同じである。
 ものの準備・・・筆記用具、ノート、教科書など
 体の準備・・・・始まるまでに席に着く、トイレに行っておくなど
 心の準備・・・・授業に向かうめあてをもつこと
※忘れ物をするのは、ものの準備、心の準備ができていないことを知らせる。
<忘れ物をしたときの対処の仕方>
 忘れ物をして困っているだけでは、前に進めない。忘れた場合の対処の仕方を子どもに教える。
・休み時間のうちに別の学級に借りに行くこと
・借りられないものは、担任に借りにくること
・感謝すること(借りたお礼をすること)
・次からは、どうするのかを決めること
<事後指導>
 忘れ物をして、助けてもらって活動をした後の対応が、人への感謝を意識させる絶好のチャンスとなる。
・助けてもらってできたことを確認する。「できて良かったね。」と言いながら、気持ちを聞く。
・生き方を諭す。誰もが完璧ではない。人に助けてもらっていることはいくらでもある。大事なことは、助けてもらって当たり前にしないで、必ず感謝をすることが大事なことを話す。「助けてもらった相手に何をする?」と対応の仕方を尋ねる。
・今後の対応を聞く。これから、忘れ物をしないためにどのような取り組みをするのか決める。「これから、忘れ物をしないためにはどうするの?」と尋ねる。
・見届ける。忘れ物をしないための対応ができるかどうか、次回の機会の取り組みをよく観察し、努力をした時には褒める。
 叱ってもってくるようにするよりも、支えられていることを実感させ感謝の気持ちを育てるチャンスにした方が子どもの心が豊かになる。(事後の指導を大切に扱うことが子どもを育てることになる。)

挙手の有効利用

2007-01-25 | 育児
 一人一人を大切にするには、今どんな状態なのかをつかむことが重要である。そのために一番効率がよく、短時間でできるのが挙手。この挙手をうまく使うことで、子どもの理解に合った授業を展開することができる。しかし、一つ間違うとできる子だけで授業が進んでしまう。 
 「できた子、手を上げて。」と言って挙手させて指名する。よくある光景であるが、一番悪い姿だと思っている。この発言のために、困っている子や分からない子などは切り捨てにされてしまう。(挙手を指名するための手段にしているとこのような状態に陥る。)あくまで、「できた子?」と尋ねるのは、理解がどの程度なのかを判断するための確認の方法でなければならない。挙手の数が少なければ、理解が不十分だと判断し、立ち止まる。常に全員が分かった状態で次に進める構えが大事である。(現実の問題として、すべての子を分からせて進めることは難しく、個別指導が必要な子もいる。しかし、誰が個別に指導が必要なのかを判断することも挙手によってわかる。)
 いつも全員が挙手できるようにすることが授業に参加している姿。
そこで登場するのが、ハンドサイン(指の数で自分の立場を表す)
・相手の考えがわからないサイン
・相手の意見と同じ考えを示すサイン
・相手の意見に付け足すサイン
・相手の意見と異なる考えを示すサイン
 子どもが授業に参加しやすいサインを作ることで授業も活発になる。但し、このサイン。必然がないと教師から与えるだけで機能しないことが多い。困ったことを解決するために一つずつ、子どもと一緒に作り上げていく。
<必然>
・一度にみんなが発言すると話が分からない→挙手する必然
・みんなの考えが分からない→挙手で分かるようにしてほしい(同じ、違うサイン)
・分からない子でも挙手して教えてほしい→分からないサイン
・同じと言いながら、ちょっと異なる→付け足しのサイン   など
 どの子も使えるように指導していくと挙手する楽しみにつながる。そして、分かろうとしながら授業が進む。

学びの価値付け

2007-01-23 | 育児
 子どもは、「分かりたい。」「できるようになりたい。」と思っている。でも、どうすれば「分かるようになるのか。」「できるようになるのか。」が分からない。これは、学び方を身につけることだと思う。自分に合った学び方を見つけようとする子どもが伸びる。また、そういう子どもを育てることが私たちの仕事。知識や技能は、結果として身に付いてくる。授業の中で自ら考え、判断し、行動しているその生き方そのものが学び方になる。常にその意識で授業をしていれば、子どもがしていることや考えていることを生かしたり、広げたりすることの必要性が見えてくる。子どもの行動や考えの価値付けはまさにそれ。
例 価値付け
・「○○さんは、△△さんと比べて考えたね。これは素晴らしい考え方だね。」
・「そうか、前勉強したことを使って考えればできるんだ。いいこと見つけたね。」
・「見る位置を変えると見えるものが違ってくるんだね。素晴らしいことを発見したね。」
・「この言葉から、こんなことまで考えられるんだね。すごい。」
 子どもの中に宝物が一杯ある。その宝物を見つける目をもっていないと、見逃してしまう。

45分勝負

2007-01-22 | 育児
 1時間の授業時間は、小学校では、45分。この45分間を真剣に学習し、「できた。」「わかった。」といいながらも、心地よい疲れを感じさせる授業がどれだけできるだろうか。小学生ならば、45分間学習し続ける子どもにしなければならない。小学校1年生でも?という声が聞こえてくる。答えは、1年生でもできるようにする。1年生の入学当初は、幼稚園、保育園の生活から切り替えるために配慮が必要である。
・入学当初は、1日に2~3活動、
・給食が始まれば、3~4活動
・それ以後に45分に慣れさせていく。
・3時間の授業+給食の準備
・給食の準備が早くできるようになれば、午前中4時間ができるようになる。(そのためには、15分3セットで考え、15分は集中できるようにし、3セットで1時間が終わるように授業の進め方に配慮する。)
 2年生以降についても個人差があるので、授業の進め方に配慮すれば、45分間集中できる子どもになる。

自信をもたせる

2007-01-21 | 育児
 3学期は、次年度に向けての準備である。子どもに自信をもたせて次学年に送りたい。子どもに自信をもたせるにはどうすればよいのだろう。
○子ども自身が「できる。」「わかる。」自覚をもっている。
・基準をクリアしている・・・・・こうならばできている。
・回数が多い・・・・・・・・・・いつもできている。
・頼られる・・・・・・・・・・・答えられる。
○他者の評価がある。
・信頼できる人から認められる・・・あなたはできる子だ。
・認められる回数が多い・・・・・・いつもできる子だ。
・みんなが認めている。・・・・・・あの子はできる子だ。
子どもの周りにいるものが自信をもたせているのではないだろうか。教師、家族、友だちが連携してその子に自信がもてるように支えている。その核は教師ではないだろうか。家族にも友だちにも、その子の自信につながる種をまくことができるのは教師。教師次第で子どもが変わる。多くの子どもの自信につながる種まきをたくさんしたい。

何が大事?

2007-01-20 | 育児
 朝の会の司会のことでもめている学級。1時間目の授業が始まっても1時間目の授業が始まらない。目の前の事にこだわり、本当に大事にしなければならないことが見えない子どもたち。ルールを作らないと動けない子ども。誰かが「私がやるよ。」と言えば、次に進む。それができる子どもを作ることが教師の仕事。
 ルールを作り、マニュアル通りにしないと動けない子どもを育てるのではない。自ら考え行動できるために、何を大切にしたらよいのか、自分の都合や目の前のことしか考えられない子どもたちに何を大事にすべきかを教えなければ、子どもは育たない。子どもの生活の中でもめ事は多い。その時に何を大切にして行動しているのかを見極め、本当に大切にしなければならないことを教え、行動の仕方を考えさせることが重要である。

寄り添うこと

2007-01-19 | 育児
 人は、一人で生きていけないと思っている。子どもはまして人に頼って生きている。信頼は、信じて頼ること。まず、信じようとするには、相手が私のことを愛していてくれると実感することだ。私たちは、子どもをいつも見守り、寄り添っていてくれる相手でありたい。子どもが困って相談を持ちかけるのは、必ず答えを導いてくれると信じているからだ。
 自立は、こうした寄り添って支えてくれる人があるから、答えを自分で導き出せるような自分に育っていく。寄り添うことは、自立を妨げるものではない、逆に放任こそ自立を妨げることだ。何も教えず、ただ自分で考えよと示しては、途方に暮れる。そして、誰か信頼される人を見つけようと探し出す。確かな道に導いてくれる人なら幸せだろう。しかし、そうとばかりはいえない。親であったり教師であったりするから、はずれた道は示さない。子どもに寄り添い、子どもが自立するまで見守る私たちでありたい。

しっとりと落ち着いた学級

2007-01-18 | 育児
1月も半ばを過ぎ、子どもたちの生活にも落ち着きが見られるようになってきた。しかし、中にはなかなか落ち着きがなく、ざわざわした学級もある。しっとりと落ち着きがあり、時には真剣に、緊張感をもって学習に立ち向かう学級は、どのようにしてできあがるのだろう?
基本は、やはり「聞く姿勢作り」だと思う。人の話が聞ける子どもにすること
これには、きめ細かい指導が必要である。
○こんな子どもが気になる。
・活動が終わったらすぐに話し出す子ども
・プリントを配る最中に話し出す子ども
・やることが終わったら、すぐに話し出す子ども
・自分に対応してもらっていないとすぐに話し出す子ども etc.
○静かな状態まで待つ。
・自分の話したいことがあると聞いていようがいまいが、話し出す教師の姿勢が話を聞かない子どもを作っている。
・「静か」の状態の把握も人によって様々・・・一人も話さない状態まで待てるかどうかが決め手。(自分が話せる状態になって話す教師が多い。)
○話を聞く子どもの姿を確認する。
・子どもの話を聞く姿がよいかどうか、確認せず話し出す教師の姿勢が話を聞かない子どもを作っている。

家庭学習

2007-01-17 | 育児
 勉強をしなくなった子どもが多くなった。目標が見えにくくなった時代がこんな子どもを作っているのかもしれない。指導する側の構えも大事。
 一生学び続けられる自分を作るための一番の近道は、家庭学習である。これは、宿題とは違う。自ら考え、何を学習すればよいのかを決め、実行する自分。
分からない事を分かろうとする自分。できないことをできるようにしようとする自分。そんな自分を作るのが、家庭学習である。
 家庭学習ができる子どもにするためには、授業が楽しくなければならない。分かること、できることの楽しさを学ばせる授業を繰り返すことで、子どもは学習に興味関心を持つ。どのように学習すれば、それが身に付くのか、学び方を知りたくなる。そしてできるように、分かるようになるために自分で試す。
 仲間から学び方を学ぶ機会が家庭学習の交流。
教師が学び方のよさを紹介することで、子どもは自らの学び方を振り返る機会をもつ。学校での勉強を生かす子、自分で学び方を作り出す子等いろいろ見えてくる。
 目の前のことだけを考えるのではなく、一生学び続ける基礎を今作っていると思うとやり甲斐のある仕事である。

1週間の振り返り

2007-01-15 | 育児
 3学期が始まって1週間程が経過した。2学期末の姿にまで戻すことができたか、3学期に伸ばしたい課題が見えてきたのかを振り返る。子どもたちは、時間の経過とともに流れているので、ここで一度振り返る。
○2学期できていたのに今できないことがあれば、問題
・どこに問題があるのかを一緒に考え、できるようにする。
○次年度に向けて、今努力しなければならないことがはっきりしているかを問題にする。
・どんな姿でこの学期を終えなければならないのかを一緒に考え、できるようにする。
 この時期を逃すとずるずると3学期が終わってしまう。今だからできる振り返りだと思う。