ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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依存の仕方

2017-02-07 | 日記
 依存することが自立するために必要だと前回述べました。
しかし、依存しすぎると今度は、なかなか自立ができず、自立を妨げることになります。
 
 頼りたいと思った時は、依存したい時です。

 辛い事があると頼りたくなる気持ちは誰もがもっています。そして、悩みます。
その時、
 「どうしよう。教えてもらおうか。」
 「困ったな。誰かに助けてもらおう。」
 「誰が、助けてくださる人は、いないだろうか。」
などと内なる声が聞こえてきます。

 悩んでいても自立につながりません。行動するしかありません。

自分の成長のために依存は必要だと割り切って、頼ることが必要です。

 ただし、頼ると決めたのは、自分です。

 自分で決めたのです。もし、頼った相手に責任を負わせることをすれば、これは、自立につながりません。そして、依存から抜け出すことができなくなります。

 頼った内容すべて、自分で責任を取るという覚悟があれば、自立につながります。

 例えば、頼って相談したけれど、思うようにならなかったことがあると、中には
「だって、〇〇さんに教えてもらったから、そうしただけだ。」
「~さんに頼らなければ、失敗しなかった。相談するんじゃなかった。」
「しまったなあ。相談する相手を間違えたかもしれない。」
などと言う人がいます。

 このように相談相手に責任を転嫁しているうちは自立につながりません。

 相談相手が10の力をもっていても、自分に10の力がないから相談するわけです。
 相談相手ができたことでも、10の力をもっていない自分ができるとは限りません。
相談した内容が不十分で、以外にも気づかないことやできていないことがたくさんあるはずです。ですから、「相談したからできる。」とは限りません。
 

 失敗した時に、相談した内容以外に目を向けることができた時に、自立につながります。

 あくまで相談するということは、自分の視野を広げるきっかけを相手からいただいたということです。

 自立するためには、自分で責任を取る姿勢が必要になります。他人に責任を転嫁しているうちは、自立はできません。

 ここで役立つのがNLP心理学でよく活用されるニューロロジカルレベルです。

 環境レベル→行動レベル→能力レベル→信念価値観レベル→アイデンティティレベルと意識レベルにはレベルがあり、高次のレベルは下位レベルに影響を与えます。

例えば、
 「こんな場合は、どうしたらよいでしょう?」
 「何に気を付けて、すればよいでしょう?」
 「注意することはありませんか?」
等の相談は、行動レベルの相談になります。

 この質問ならば、相談した内容が能力レベルや信念価値観レベル、アイデンティティレベルが欠けていることになります。

 上位レベルの相談をしなければ、能力や信念価値観が欠けている自分が行動することになるということです。


例えば、次の質問が、それぞれのレベルを意識した質問になります。
 「どのような力を身につければよいのでしょう。」・・・・能力レベルの相談
 「どんな考えをお持ちでしょうか?」「何を大切にしているのですか?」・・・信念価値観レベル
 「〇〇人としてこれでいいのでしょうか?」「役割を果たせるでしょうか」・・アイデンティティレベル

 この場合、具体的な行動レベルは、無数あるので、自分で考え、選択し、行動することになります。
 
 これならば、自立につながります。失敗の責任は自分で取ることができます。
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