ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

繰り返しは単純ではない

2008-07-31 | 育児
 1つの技を身につけるときに何度も繰り返しをする。しかし、これは単なる繰り返しではないようだ。
 一度行動すると、必ず「これでよかっただろうか。」「もっといい方法は内だろうか。」と自問自答している自分がある。これが人間なのだろう。機械のように単純には繰り返さない。
 すると、自分の変化や周りの変化に目が向き、受け入れられる技になっているかどうか聞きたくなったり、知りたくなったりと評価を求める。その結果、次の行動は一度目とは多少異なる動きになってくる。これは行動だけでなく、思考も同じだ。刺激を求めることで、少しずつ質が高いものに変化していく。
 この変化を楽しむことができたら、技の習得も苦痛ではない。そして、これが技を磨くことになるのだろう。
 しかし、繰り返しを単純なものだと考えていると慣れができ、飽きがくる。そうなると技も磨かれず、習得するまでには至らない。常に自問自答を繰り返すことが大切なようだ。
 人間弱いもので、自分ではその変化を楽しむことができないことがある。そんな時、人から認められたり、評価されたりすることが支えとなる。支えを求めることが技を身につける一番の近道なのかもしれない。

その気になる

2008-07-30 | 育児
 なかなかやる気が起きないとき、人の力を借りることも大事だ。どんな刺激がやる気を起こすかは人それぞれ。
 今朝、ラジオ体操の時
「みんなの頑張りを学校に伝えたいと思います。今日は、写真を撮ります。その写真を小学校、中学校に送ります。皆さんがんばってください。」
と、伝えてからラジオ体操を始める。
 多くの子どもたちはその気になって、私を真剣に見つめ、体操をしている。保護者や地域の方たちも動きがいい。
 見られる自分を意識すると少しやる気が増してくる。
みんなで楽しくラジオ体操をしたい。その願いを少しでも伝えたい。やる気をもって取り組めば必ず楽しくなると信じて、これからも次の手を考えてみよう。

心の広さ

2008-07-29 | 育児
 きっと無理だろうなと思いつつ、相手がこちらの願いを受け止めてくれた時、「あの人は心の広い方だ。」と感じることがある。無理かもしれないという思いが、受け入れてもらえたことへの感謝の言葉としてこんな言葉として現れることがある。
 先日、ある講演に一人の聴講者として参加していた。その講演を聴き、今まで抱えていた疑問を解決できるチャンスだと感じた。家に帰ってからその方が開設しているHPにメールアドレスを発見し、返事が来るかどうかは不安であったが、早速抱えている疑問をメールにし投げかけて見た。
 70近いその方だが、その日のうちに返事がきた。
「何と素敵な方なのだろう。」、「よくも私のような一聴講者に」、「お忙しいのにわざわざ」などと、その方の心の広さに感激し、即感謝のメールを送った。
 しかし、これは自分の思い込みかもしれない。70近くになったその方が、HPを開設している。メールのやりとりもされる。講演を多く行い、出歩いておられる。とても精力的に動いておられるのだ。そこには、残された短い人生を大切に生きておられる生き方が見えてくる。伝えたい気持ちがあるからこそ、一人でも自分の思いを理解してくれる人(私)に反応されのかもしれない。
 心が広いと感じるのは、私自身だ。相手の行為に対して可能性が低いと思っていたにも関わらず、自分によい働きとなって現れたことへの感情がそんな思いにさせたように思う。
 相手の行為は自分次第でどのようにでも受け取ることができる。それは、相手の意思とは別だ。きっと心の広い人間になりたいという私の思いが、あり得ない行動と感じる行為にそれを感じたのだと思う。
 子どもたちの行動を教師として見る側にある私たちである。ひょっとすると自分の都合のよい窓から子どもを見ているのかもしれない。子どもの思いとは別の窓から子どもたちを見ているのかもしれない。
 子どもの行為の裏にある思いをじっくりと味わい、できるだけ子どもの思いに近い窓から子どもを眺めてみたい。それが、子どもに合った生かし方になるように思う。

愛が見える学級

2008-07-28 | 育児
 私たちの仕事は、子どもたちに未来を築くための素材を提供している。しかし、それだけではない。未来を築くためにどのように生きればよいのか、その生き方をも育っている。
 生き方は、教師そのものの生き方に左右される。子どもたちがあの先生のような生き方をしたいとあこがれをもつ生き方をしていることが、一番。その生き方は、教師の目指す目標によって違ってくる。
・学級をまとめることに目標を置いている教師
・子ども一人一人を躾ることに目標を置いている教師
・子ども一人一人の能力を伸ばすことに目標を置いている教師
・子ども一人一人の生き方を明確にすることに目標を置いている教師
・子ども一人一人への愛を目標を置いている教師
目指す目標が異なると指導も異なってくる。
 それが一番顕著に現れてくるのが子どもが失敗をした(問題を起こした)とき。
・この学級に起きてはならない問題だと捉え、その問題を起こす子どもを攻める教師。
・その問題が学級に起こることがよりよい学級を作ることにつながると捉え、起こした子どもだけでなく学級全体に問う教師。
・失敗することは誰にでもあるととらえ、子どもを攻めないで、失敗から学びの機会を作る教師。
・失敗に至る過程を明確にし、心の動きをとらえ、生き方を共に考えようとする教師
・失敗した子どもの心の痛みを共有し、痛みが和らぐような仲間でいようと働きかける教師
 これは目標に裏打ちされた教師の生き方から生まれる子どもたちへの指導の違いだ。方法ではない。
 教師の愛に包まれた学級であれば、子どもは失敗を恐れない。失敗を乗り越えようとする。可能性の裏に失敗はつきもの。その失敗が許される学級であることが子どもの可能性を引き出すことになる。そして、それが子ども一人一人の生き方につながっている。
 ロボットのように教師の指示に従う子どもを育てているわけではない。子ども一人一人が伸び伸びと自分の生き方を作り上げる温かい学級を作りたい。
 愛情たっぷりの学級が一人一人の生き方を育てる場になる。

人を生かすことの喜び

2008-07-27 | 育児
 自分が輝きたいと思う気持ちは誰でもある。しかし、輝く人を見てうらやましく思ったり、輝く人の足を引っ張ったりすることはできても、人が輝くことを喜べることはなかなかない。まして、人が輝くための手助けをしたり、人が輝くために根回しをしたりすることは余程でないとできない。
・輝くことの魅力を知っていて、他の人にも味わわせてやりたい。
・輝くために自分に手助けができたことに誇りを感じる。
・輝く人の姿に磨きをかけられることに喜びを感じる。
・輝く人を愛している。
・輝くことより輝かせることに誇りや生き甲斐をもっている。
 こんな気持ちがあるとき、自分の輝きよりも人の輝きに喜びと感じる。
教師のために頑張ってくれる子どもよりも、教師の力を借りないで自分一人で頑張る子どもにしたい。だから、子どもが輝くことに自分の力が役に立てば幸せを感じる。
 教師の都合のよい動きをする子どもだけを評価していては、子どもの心は見えない。教師の都合ではなく、よりよく生きるために動けるように自ら考え、行動する子に育てることが私たち教師の仕事だ。
 今日は、誰を輝かせることができたのだろうと自問自答しながら子どものいない教室で振り返る自分でいたい。

本気になれば

2008-07-26 | 育児
 人間本気になれば、必ず相手にその本気が伝わる。
・本気なら、決して諦めない。
・本気なら、何度でも繰り返す。
・本気なら、言葉だけでなく行動にも表れる。
 妥協はない。やるしかない。躊躇しているときでもない。判断に迷うこともない。本気以外は見えない。
 こんな姿を見たら、相手は変わるしかない。妥協点を見つけ出そうと動きだしたり、意図を理解しようと聞いたりと考えや動きが変わる。そして、その本気が相手にとってもプラスであれば、協力を得ることにもなる。
 ここにはすごいエネルギーがある。人を巻き込むエネルギーがある。
本気に向き合わないと自分が見えてこない。無限の可能性を秘めている自分が本気になるかどうかがこれからの自分を決める。

ー報告ー
 朝のラジオ体操の並び方が変わった。(今までは中学生は輪から外れて端に並んでいた。)
 中学生が小学生と大人の間に入り、ちょうど「合」の一の部分になった。(八が大人、口が小学生)
(中学生をラジオ体操の渦の中に巻き込みたいとの強い願いをもち、それを多くの大人に伝えた。そして、並び方を変えたいと多くの大人や中学生に伝えて回わり、協力を得たことの成果だ。)
 こんな姿にしたいと思ったが、本当になるとは自分でも驚いている。ありがたい地域の仲間だ。これからも大事にしたい。感謝。感謝。

前向きに取り組めば

2008-07-25 | 育児
 仕事でも活動でもしなければならないことは山ほどある。しなければならないことをしようと動き出すには、したいことよりも多くのエネルギーが必要である。このことは、子どもであれ、大人であれ誰もが感じることである。
・興味関心がない。
・得るものがあまりない。
・辛いことだ。
・他にしたいことがある。
・できないのは、私だけではない。 等
様々な理由を乗り越えてしなければならないので、多くのエネルギーが必要なのだ。
 しかし、どうせしなければならないのならば、できれば成果が上がるように取り組みたい。この切り替えがうまくできないともったいない。
 いやいや取り組んで時間が過ぎるのを待っている・・・こんな姿を時々見かける。これでは期待する成果は出ない。
 切り替えがうまくできる人とできない人とはどこが違うのだろう。
・めあてを作って取り組むことができる。
・新しいことに挑戦する意欲がもてる。
・感情のコントロールがうまい。
・しなければならないことをしたいことにすることができる。
・終えた後を見通すことができる。
 きっかけを自分で作ることができなければ、助けを求めることも必要となる。また、仲間を作ることも必要となる。(一人でできないことでも仲間がいればできることもある。)
 こうした生き方を身につけることは、しなければならないことができることよりも価値がある。
 できないから何とかできるようにしようと力を出すよりも、どうしたらしなければならないことを前向きに取り組むことができるようになるのかを一緒に考えて取り組み、前向きに取り組める生き方を見つけることに力を注ぐ方が大事なように思う。
 経験からすると、少しでもやる気が出るめあてを自らが作れることが「前向きに取り組むことができる自分」にする一番の近道かもしれない。これも人によって異なるかもしれない。試行錯誤だ。
 さて、いやいやラジオ体操をしている中学生にいかにやる気をもたせるかが勝負だ。

思いが通じる

2008-07-24 | 育児
 ラジオ体操に中学生がたくさん参加してくれている。学校からの声かけの成果であることは間違いない。ラジオ体操への思いが小学生とは異なるため、なかなか小学生のようには真面目に取り組めない姿もある。
 みんなの前に立ってラジオ体操の見本を示しているので、中学生に声をかけることはできない。見かねて参加している近所の方が中学生に注意を促していただけた。ラジオ体操が、終わってから「ありがとうございます。せっかくの雰囲気が壊れてしまいますから、注意していただき感謝しています。みんなで声をかけていかないとなかなか中学生は難しいですね。」とその方に伝えた。
 次の日、前日より真面目に取り組む姿が見られ、ほっとしていた。すると前日注意をされた方が「一応、親さんに連絡をしておきました。」との報告をいただいた。
 なかなかここまで協力していただける方はいない。学校に頼ることなく地域で子どもを育てることは難しいことではあるが、こうした動きが広がると必ず地域の教育力は高まっていく。一人でも多くの方の協力をいただけるように働きかけてみよう。(次は挨拶だ。)

生活を乱さない

2008-07-22 | 育児
 いよいよ夏休み。心の持ち方一つで、生活が変わっていく。心が乱れないように生活のリズムを壊さないことが大切。子どもの意思は大人が考えるほど強くない。環境に左右されることが多い。
 だから、夏休みに向かう保護者の「生活を乱さない」意識の強さが頼りとなる。学校ではチャイムで動く生活に慣れている子どもが多い。(中にはノーチャイムで動く学校もあるが。)そのため、自然と節目を作って生活をしている。それがない家庭では大変だ。
 朝のラジオ体操は、その節目を作るよい機会となる。昔はお盆を除いて地域で行っていたが、今はその日数も少なくなっているところが多い。このラジオ体操を上手く活用できるといい。
 自分から進んで行くもよし。仲間に誘われて行くもよし。家族で参加するのもよし。とにかく朝のスタートを作るきっかけとしては大変役に立つ。
 私の地域では、夏休みの初めにラジオ体操大会を行っている。参加者にプレゼントをし、少しでもこの活動に関心をもってもらおうという思いで行っている。始めてから6年が経つ。今年は例年以上の参加者の数で、老若男女160名程集まってきた。これも参加しやすい雰囲気を作り出している。
 生活のリズムを壊さないようにこんな地域の力も利用できる家庭でいたい。

お手伝い

2008-07-21 | 育児
 役に立ちたいと思うことは、大人だからというものではない。子どもにも同じ気持ちはある。それは、心地よさが作り出す。してあげたときの相手の反応がそれ。
 子どもがしたことを喜ぶ姿を見ると子どもはやってよかったと思う。反対にしたことにいやな表情をしたときはしまったと思う。これは、子どもを躾る時、私たち大人は常に意図的に行っている。
 これが役に立つをすることにつながっている。躾は繰り返しによって一つのパターンを作り上げる。躾にならなくても親が喜ぶことはしても良いことと受け止める。役に立つことをした時も親は喜んでいる。子どもは、やってよかったと思う。子どもには、それが役に立ったことかどうかは分からないが、喜んでいることが自分の行動を○にする。○になる行動をしようとすることを繰り返し行う。喜んでもらえることは自分にとっても気持ちのよいものである。役に立ちたいという気持ちの裏にはきっとこの自分にとっても気持ちのよいものだという感じがあるからだろう。だから人の役に立つことをするのだろう。人のために役に立ったときの心地よさが行動の支えになっている。
 夏休みに子どもたちがするお手伝い。夏休みの宿題だからやりなさいと言ってさせてもきっとこの心地よさを感じることはないであろう。
「ありがとうね。」「助かったわ。」とお手伝いをした後に笑顔で子どもに応えることがきっと子どもの心に伝わるのだろうと思う。それができる親でありたい。

心を伝えているか

2008-07-20 | 育児
 忙しくなるとどうしても子どもたちに心を伝えることを忘れてしまう。
朝、黒板に「今朝の朝の活動は草取りです。広場に集まってください。」と書いてある。することは必ずこのように書くであろう。しかし、どのように取り組んでほしいのかはわからない。
 これを読んだ子どもたちがどのように草取りに向かうかは、個々に任されている。やる気のある子もやる気のない子もみんな草取りに向かう。ここで一言心を伝える言葉が添えてあればきっと向かう気持ちが変わってくる。「今日が一学期最後の日です。みんなの学校を綺麗にして夏休みにむかいたいと思います。」などと教師の草取りへの願いを書くかどうかだ。
 これは、書き言葉だけではない。日頃の話し言葉も同じだ。子どもへの行動の指示は多い。しかし、どのように行動させたいかという構えに関わる言葉は少ない。自分で考えなさいではなく、一緒に活動させるのならば、構えを示すことも大事なことだ。自分の力で構えを作って取り組めるようになるまでには、かなり教師が全面に立って方向づけをしなければならない。低学年ほど丁寧な指示が必要となる。高学年ならば、構えを確認してみるところから始めるのも一つだ。
 ねらいをもって行動できる子どもは行動しているときの目つきが違う。目を輝かせている子どもたちは必ずこのねらいをもっている。

いよいよ夏休み

2008-07-19 | 育児
 夏休みが始まった。子どもたちがいない時にできることをしよう。
・今まで溜まった疲れを癒す時間を作ろう。
・課題を明らかにして、2学期に向けてすべきことを明らかにしよう。
・休み中に関係が希薄にならないように関係を保てるように連絡を取り合おう。
・心配な家庭についてフォローできるように声かけをしよう。
・教養を高め、自分を磨こう。
・始まるまでに2学期の準備をできるだけしておこう。
 この長い夏休みをうまく利用することが2学期を順調に過ごすために必要なことだ。これを怠ると2学期のつまずきになってしまう。
 40日間の大まかな見通しを作るには、ここ数日の過ごし方が大事になる。

夏休みへの不安

2008-07-18 | 育児
 「宿題をたくさん出してください。」と夏休みの保護者からの要求の裏には、「子どもは先生の言うことは聞くが、私の言うことは聞かない。」、「どのように夏休みを過ごさせてよいかわからない。」という保護者の子育てに対する思いや不安が見え隠れする。
 だからと言って、宿題をたくさん出せばよいというものではない。保護者の要求は必ずしも子どもにとってプラスになることばかりではない。将来を見据えたとき、本当にこの子にとってよいかどうかを冷静に判断する必要がある。判断を客観的にできるのが教師だと思う。
 家庭の教育力を上げるということは、それほど簡単なことではない。身に染みついている生き方そのものが家庭教育である以上、それを変化させないと変わらない。子育てについて謙虚に学ぼうとする保護者と「うちはこうだから。」と考え方を変えない保護者ではまったく違う。また、「みんながそうしているから。」と子育てを一般化し、我が子に合った子育てができない保護者もいる。
 具体的に何をすることが我が子にとってよいのかを理由をつけながら、示すことで理解を得ることが可能となる。
 「今、この子には親子の温かい触れ合いが必要だと思います。是非、関わりがもてる時間をこの夏休みにたくさん作ってください。宿題も大事ですが、それ以上に大事だと思いますよ。一度に2つを求めることは子どもには無理です。今勉強よりもお母さんの方をお子さんは見ていますよ。」
「学力が気になりますか。その学力を身につけるためにもまず、物事を整理する力が必要となります。自分の身の回りを整理できる力は、学力にも影響をします。自分の身の回りの様子は脳の様子と同じです。混乱が分からないを作り出しますよ。」
「規則正しい生活を送ることが、学力にも影響を与えます。朝食を食べる子の学力が食べない子より高いことはすでに報告されています。朝ご飯をきちんと食べるように何とか支えてやってもらえないでしょうか。」
などと、個々の子どもに合わせて宿題を考えてほしい。
 夏休みは、保護者の姿勢で子どもの生活が決まる。保護者に子育てにちょっと力になる働きかけができたらいいなあと思います。まずは、不安を取り除くことから始まると思う。まさに学級経営と同じだ。

一人でもできる

2008-07-17 | 育児
 一人でもできる・・・・自立した姿
私たちの目指すところはこの姿だ。
しかし、「一人でもできるようにしなさい。」と言われて、一人でできるようになるものではない。
・やり方がわからないとすぐに聞きたくなるので、仲間に声をかける。
・孤立したくないため、同じ仲間を作ろうと仲間に働きかける。
・目の前のことしかみえないので、何をしてよいのかわからず遊び始める。
・誰かが助けてくれると思っているとすぐに助けを求める。
・これでよいと思っていると満足して動かない。
 自立に向かうためには、子どもの関心や意欲を大切にしながら、考え方や判断の仕方、具体的な行動の仕方等を教え、繰り返しさせ、自分にできると自信をもたせる。そして、繰り返しの取り組みの中で、いつも自分を振り返り、これでよいかを見つめさせる。成果と課題は、初めは自分で見つけられないが、教師が指摘し続けることで自分で見つけて考える子どもになっていく。自分で判断できたことをうまく認め、足りない所や気づかない所の指摘を繰り返すことで、判断の基準が上がっていく。あたかも自分が決めて取り組んだという思いになっていくとこれも自信につながる。
 「自分でできるから、口を出してもらなわなくてもいい。」と言い出せば、もう自立は近い。子どもが自ら動き出す姿を笑顔で見届け、よく頑張ってるねのサインを送り続けることで自信をもち、人に頼らずに動き出す。
 夏休みに入ると、子どもが見えにくくなる。この時期をうまく利用して、自分の学級を見つめ直してみるとよい。
 こちらが要求しないとできない姿。言わないとできない姿。何が欠けているのかをじっくり見つめ、2学期の指導の構えを作りたい。

頂上は目指すもの

2008-07-16 | 育児
 目指す頂上が見えたら、何とかその頂上を目指そうとするのが、子ども。でも、その頂上が高すぎると自分にはできないとあきらめてしまう。
 あきらめないで、できそうだからやってみようと思わせることが大事になる。そのためには、できることを増やすことで自信がもたせ、その気にさせる。
<手だて>
・目指す山の高さを低くする。
 高い山を目指す前に登れそうな山から初める。段々山を高くする。
・頂上までの登り方を教える。
 いろいろな登り道がある。登り方を教えたり、選択させたりし、自分の合った登り方を見つける。
・応援団や一緒に目指す仲間を作る。
 一人ではできないことでも仲間がいるとできることがある。
 慌てず、じっくりと自分に合った山登りをし、いつも頂上を目指す子どもにしたい。目の前に現れた新しい山でも、自分に合わせて解決しようとする力が身に付いていれば必ず頂上を目指すことができる。
 登る前にあきらめてしまったり、自分を卑下してしまったりしてはもったいない。可能性があるのならば、逃げないで挑戦させたい。
いずれ、自分で山選びをしたり、登り方を探ったり、一緒に登る仲間を捜したりできるように初めは教え、自信がもてたことから一つ一つ手を放していく。頂上を目指すのは子ども自身だ。