ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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板書とノート

2007-06-02 | 育児
 板書には学級全体の1時間の学習の流れが残る。その過程で子どもたちは自分の考えをノートに書く。そして、ノートには自分の1時間の学習の足跡が残る。
 「板書を写しなさい。」という指示を耳にします。学校によっては、板書を早く写すことを学習姿勢の目標にしている所もある。板書はあくまでも学級全体の流れ。写すという構えではなく、子どもには自分の考えに取り入れるという構えでノート作りに臨ませたい。
 理科でもよく実験結果だけノートに記録し、考察は学級全体で作り上げ、それを写させるという授業を見る。実験結果をもとに自分なりに考察し、その考察を学級全体で練り合うという構えがないと自分で考えるという構えができない。分かっていなくても板書を写せばよいということでは意味がない。自分の考えと比べながら、足りない所は加えたり、間違っていたら訂正したりする作業が自分の学習を深めていく。
 個と集団との関わりを考えながら授業を進めたい。