ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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余暇の使い方

2013-04-30 | 育児
大型連休に入りました。いかがおすごしでしょう。
私は、自分見つめの機会としてこの連休を使っています。
人との関わりなしに私たちは、生きていくことはできません。

その関わりの多くは、刺激と反応によって決まります。

金子みすゞさんの作品の一つです。

「こだまでしょうか。」


「遊ぼう」っていうと
「遊ぼう」っていう。


「馬鹿」っていうと
「馬鹿」っていう。

「もう遊ばない」っていうと
「もう遊ばない」っていう。

そうして、あとで
さみしくなって、

「ごめんね」っていうと
「ごめんね」っていう。

こだまでしょうか、
いいえ、誰でも。


相手の言葉に反応し、自分の感情が湧き上がってきます。

言葉に踊らされるのではなく、自分から言葉を選んで、
良好な関係を築くのは、選ぶ側の私たち次第になります。

もし、相手が心地よい感情を抱きやすい言葉を選びながら生活できたら互いに生活しやすくなります。

誰もが主役になりたがっています。
私自身も同様です。

そのため、どうかすると自分本位の言葉を選びがちです。
これが、相手との不協和音を創り出すきっかけになることがあります。

言葉を選ぶということは、時には、互いに主役になったり、
時には、脇役になったりするということになります。

良好な関係は、自分から進んで脇役を務める言葉を選ぶことができる自分が作り出します。

相手を尊重する気持ちや時として私を生かしてくださる感謝の気持ちがあると、自然と相手を主役にする言葉が、出てくるように思います。

さて、子どもを主役にできる私たちでしょうか。

育てる側に立つとどうしても、育てる側の自分を主役にしてしまいがちな私たちになります。

思い通りにならないと思った瞬間、すでに主役は私たちになっています。

すべて、私たちの相手に対する、心持ちで言葉が自然と決まります。

誰にどんな言葉を選んで使っている自分なんだろう。

そんなことを考えながら、ゆったりと時間が過ぎて行くのを感じています。


時間の使い方

2013-04-22 | 育児
 私たちの目の前には、常にすべきことが現れます。そして、したいこともできず、我慢して過ぎていくことが多いのではないでしょうか。
 特に年度初めの4月には、いろいろな事をするための準備に多くの時間を費やし、時間に追われる毎日を過ごされた方も多いのではないでしょうか。

 時間がもっとあったらいいなあと思うのは、私だけではないと思います。

 この時間の使い方が鍵になります。

 一生懸命に取り組むと、それだけで多くのエネルギーを費やします。
そして、使ったエネルギーを補給するために時間を費やします。

 この補給に費やす時間が長くなれば、使いたい事に費やす時間が少なくなります。

 このことから、気づくと思いますが、時間をうまく利用するには、2つの方法があるということです。

1つは、少ないエネルギーで仕事をすれば、多くのことにエネルギーが使えるということです。

 もう一つは、エネルギーの補給に費やす時間を短くすれば、使いたい事に費やす時間が多くなるということです。


<少ないエネルギーで仕事をするために>
 完璧を求めているとかなりエネルギーを使うことになります。
 失敗は許されないと思っていると力が入ります。自分ですべてを抱え込んでしまうと、どうしても失敗するとすべてがだめになってしまうような感覚に襲われます。
 しかし、現実的には、そうではありません。自分一人でやっているように思われることで、必ず誰かが関わっています。この関わりを意識するだけでも楽になります。

 4月を振り返ってみるとその事がよくわかるはずです。「~は、どうするの?」「何がしたいの?」「なぜ?」と尋ねられたとすれば、この質問の前提として、関わろうとしている仲間がいるということになります。
 その仲間の支えがあって、うまく事が進んだことがあるかもしれません。
 つまり、足りないことを補ってくれる仲間がそこにいるということです。
この仲間に対して、もし、「うるさいなあ。」「何でわかってくれないの。」などと思うとしたら、これは、自分一人で抱えてしまうことになります。せっかくの仲間を自ら拒んで、切ってしまうことになります。

 「完璧などありえない。」「常に支えてくれる仲間がいる。」
と思うだけで、力が抜けます。仕事をさぼる訳ではありません。自分のしたいことをしたいようにすることはするのです。


<エネルギー補給を短い時間で行うために>
 これには、すでに様々な方法を駆使して生活しています。
余暇の利用、読書、買い物、睡眠、スポーツ、旅行など様々です。
 ここをいかに効率よく、効果的に短時間で行うかがポイントになります。
これらの様々な方法の分析してみると、空間的な変化、時間的な変化、価値観の変化、体感がエネルギー補給になることがわかります。

そこで、活躍するのが、脳のはたらきです。

 脳は、現実とイメージを区別できません。

 現実的には、場所を変えるのにもお金がかかり、時間がかかります。
お金も使わず、時間もかけずにイメージを利用します。

 位置を変えて、体験してみる。
 (例えば、旅行に行った先のことを今いる場所から、位置を変えてイメージする)
 時間を変えて、体験してみる。
 (時間軸を床にイメージし、未来に行った自分から、現在の自分を眺めてみる。)
 価値観を変えてみる。
 (今の自分を自分の外側から眺めます。実際には、椅子を用意し、忙しく働いている自分をその場に座らせ、席を立って、座っている自分を眺める自分を作る。)

 どれが効果を得るかは、人によって異なります。
実際にどれも体験してみることです。

 現実の体験には、様々な要素があります。ですから、エネルギーの補給だけでなく、その様々な要素を得たいために体験するということがあるので、イメージを変えるワークをすればよいとは言い切れません。
 
 しかし、忙しくて場所を変える時間もないという人には、有効だと思います。

 一度試してみてはいかがでしょう。


会話を楽しむ

2013-04-15 | 育児
 新学期が始まって、1週間。子どもとの信頼関係を築き、教師の意図に合った動きが少しずつできるようになってきている時期にさしかかっていると思います。
 土台がしっかりした建物が丈夫なように、学級経営も子どもとの信頼関係がしっかりとできていなければ、次の手を打ってもなかなか響かず、指導に時間がかかることになります。

 この信頼関係を築く上で一番大切なことは、子どもとのコミュニケーションの量だと思います。
 この時期には、学級づくりにかける時間だけでなく、年度初めの様々な雑務があり、子どもと関わる時間が制限されることもあり、コミュニケーションの量を増やすことができないと思います。

 それならば、どうすればよいかということになります。

 コミュニケーションの質を高めることを考えることになります。
次の3点から自分を見つめてみてはどうでしょう。

1,子どもが安心して話ができる教師になること
 教師に気を遣って会話をしている時、子どもは本音を言いにくいものです。
 子どもが「この先生ならば、言っても大丈夫だ。」と感じる教師になっていれば、子どもは本音を言うことができます。
 「あなたは独特で素晴らしい。」「可能性を秘めた素敵な存在です。」と心から目の前の子どもを思っていると子どもは、心を開くことができます。
 そして、笑顔で子どもの話を聞きます。笑顔を前にすると子どもの心は開いていきます。
 子どもが安心できる状態になっているかをいつも気にかけながら、子どもと対応している自分かどうかを見つめてみます。

2,子どもが目指す方向にうまく導く教師になること
 この時期に教師が示す方向は、子どもが今後学級の中で生きていく上でとても大事になります。何がよくて、何がいけないのかを明確にするから動くことができます。
 この時の対応に仕方がポイントになります。
指示や命令などは、教師の一方的な思いを伝えることになります。これでは、長続きせず、次第に子どもが教師から離れていくことにもなりかねません。子ども自らしようと思っていることが、教師の願いにも合っているという姿勢が子どもに伝わると安心して取り組むことができ、長続きさせることができます。
 そのためには、子どもの様々な行動の中から、大事にしたい行動を見つけることになります。そして、その行動の素晴らしさを意図的に示すことが重要になります。
 例えば、話を聞く姿勢がよいと思ったときに「あなたの姿勢は、とていい姿だ。」と褒める事もできますが、「あなたは、相手を思いやる優しい子だ。」と褒めることもできます。
 この褒め言葉違いが、次の行動の違いになります。
 行動だけを褒めると行動を変えることができますが、その子自身を褒めることは、様々な行動に影響を与え、様々な行動が変わります。
 それは、「優しい子だから、こんな事にも気づけるんだ。」「こんなこともできるんだ。」などと子どもの考えや行動に影響を与える言葉になるからです。
 子どもを育てるためには、行動の裏にどんな思いがあるのか、その思いを語ることで子どもの目指す方向が決まってしまいます。この思いが語れる自分かどうかが見つめてみます。

3,コミュニケーションの主役を子どもにする教師になること
 この時期、指示や命令をしてでも、思い通りに子どもを動かしたいと思うのが常です。できれば、教師の意図を汲んで動いてくれる子が増えるといいなあと思うのですが、これには、時間がかかります。
 ここで大事にしたいことが、「誰もが主役になりたがっている。」ということです。
 教師の指示や命令に従うのは、この時期に安心して生きていきたいと思う子どもの本能です。従う方が安心だからです。
 しかし、本当は、自分が主役になりたいと思っています。
ですから、子どもを主役になるように言葉を使います。
決定権を子どもに渡すということです。
 「話を聞きなさい。」→「話してもいいですか?」
 「~をしなさい。」 →「~をしませんか。」「~をしたらどうですか?」
 「考えを言いなさい。」→「どのように考えますか?」
同じ行動をさせるにしても、言葉一つで主導権が変わります。
 このように自分が発する言葉が主導権を自分が握っているか、子どもに委ねているか、どちらの自分かを見つめてみます。

 子どもが、「~をしてもいいですか?」と尋ねてきた時に、「いいよ。」と簡単に答えると主導権は、教師が握っていることになります。これが続くと教師の指示で動く子どもを育てることになります。
 この言葉を教師に投げかけた子どものよさを見つけることが次の行動を変えていきます。
 したいと思っているあなたの素晴らしさを伝えたり、どうしてそれをしたいと思ったのかを聞くことで、主役が教師から子どもに移ります。

 常に子どもとの信頼関係ができているかを確認しながら、子どもとの会話を楽しみたいものです。

はじめの言葉かけ

2013-04-08 | 育児
 いよいよ新学期がスタートします。多くの人々が新学期に向けて、新たな気持ちで取り組もうと意欲をもっていることと思います。
 スタートに立った自分にどんな言葉をかけているかによってかなりこれからの成長に大きな違いが生まれてきます。
 過去を振り返り反省をし、課題を明らかにしながら、次を考えるという人は多いと思います。
 「昨年度は、~ができなかったで、今年度は~ができるようにしたい。」という言い方になります。
 しかし、これを続けると次第に視野が狭くなる恐れがあります。

 完璧な人などいません。そして、常に変化をしている私たちです。

 完璧さを求めて、至らない点を何とか実現しようと頑張るという生き方をしても、完璧になることはないから、常に満足な状態を作り出せないということになります。また、変化をしている私たちですから、同じ取り組みでも、見方が変われば、成果も変わることが考えられます。

 つまり、「どんな自分になりたいのか。」に焦点を当て、昨年度までにどんな成果があったのか。そして、今年度は、どんな取り組みをしたいのかを明らかにする方がやり甲斐を感じます。

ですから、「昨年度は、~ができたから、今年は、これもできるようにしたい。」という言い方になります。

 常に私たちは、成長し続けています。

 失敗をしながらでも学び続けているのです。

 ですから、自分の可能性を広げるという意味から、「これができる私ならば、これもできるはずだ。」という自己肯定感に根ざした言い方ができるはずです。

 言い方一つなのです。自信がないからと言って、自分に否定的な言葉をかけていれば、自然と自信のない自分を作り上げます。自信がなくても、あたかも自信があるかのような言い方をすることで、次第に自信が蘇ってきます。

 これは、子どもに対しても同じです。目の前の子どもがやる気をもって取り組もうといている時に、あなたたちは、だめなんだ。だから頑張りなさいと言うか。それとも、あなたたちは素晴らしい。だから、もっと頑張れると言うかは教師次第になります。

 受け取るのは相手です。どのように受け止めると、前向きにやる気をもって取り組むかを考えることが大事だと思います。

 自分への言葉かけが、人への言葉かけにも影響を与えます。

 独特で素晴らしい可能性のある私たちだから、子どもを育てるに値する教師として生きている私たちだと思います。

多忙感の解消

2013-04-01 | 育児
 いよいよ新年度が始まりました。
新学期が始まるまでの今日からの準備は、とても重要な毎日です。
どんな活動でも、準備8割、実践2割と思っています。
 準備をするときにイメージを膨らませますが、このイメージがとても重要になります。
 具体的であればあるほど、きめ細く準備ができます。

 ただ、すべきことに振り回されてしまうと、多忙感がつきまといます。


 そこで、多忙感を取り除くためのいくつかのワークを紹介します。

<ワーク1>
 多忙感を感じたとき、その多忙感を強く感じる場所が身体のどこかに現れるはずです。例えば、胸のあたりとか、おなかのあたりとかです。
それは、どのくらいの大きさでしょう。そして、どんな形をしているのでしょう。そして、重さは?色は?その他の特徴は?
 例えば、私の場合
  胸の奥に丸くて、こぶし大のもの、色は灰色、重さはあまり感じない。
 そんなものが浮かびます。

 これを身体から取り出して(イメージです。)手に取り、思いっきり壁にぶつけます(イメージです)。粉々になるまで、何度も繰り返し、壁にぶつけます(イメージです)。

<ワーク2>
 多忙感を感じて椅子に座ります。そして、じっくり椅子に座って忙しくしている自分を想像します。多忙感が次第に強くなるのを感じます。
 そして、十分味わったら、椅子から着ぐるみを剥ぐかのように抜け出して、立ちます。
 立った場所から、椅子に座っている自分(イメージです。)を眺めます。そして、その自分を観察します。
 その時の表情、姿勢、呼吸、服装などを具体的に想像します。
そして、少し離れて、腕を組みながら、歩きながら観察します。この時、忙しくしている自分を疑いのまなざしで眺めます。「本当に忙しいの?」「この状況に何か意味があるのではないか?」などと考えながら、椅子に座っている自分を疑います。

<ワーク3>
 足下を現在、3歩前に未来をイメージして、タイムラインを用意します。現在の位置に立ち、多忙感を十分に味わいます。そして、一歩前に進みます。多忙感をちょっと解消した自分をそこで味わいます。そして、また一歩前に進みます。そして、多忙感をもう少し解消した自分を味わいます。そして、もう一歩前に進み多忙感を解消した自分を味わいます。
そして、振り返り、多忙であった過去の自分を見つめます。(3歩前の現在の自分)、そして、その自分を見つめて、気づいたことを言葉で表現し、過去の自分に応援のメッセージを伝えます。

 多忙感は、感覚です。この感覚は、イメージと結びついています。イメージを変えると感覚が変わり、多忙感が解消されます。

 もし、多忙感を感じているようならば、一度試してみてはいかがでしょう。

 そして、多忙感を解消して、サクサクとすべきことをやりましょう。