ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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感情が現れるわけ

2017-01-31 | 育児
 私たちは、日常的に様々な出来事に出会います。そして、その時々に様々な感情が湧き上がります。心地よい時には、あまりストレスを感じることはありませんが、居心地が悪ければ、不満を感じたり、イライラしたり、悩んだり、苦しんだり、あまり好ましくない感情が湧き上がってくることがあると思います。

 この好ましくない感情と好ましい感情との違いは、何でしょう。

 実は、感情が湧き上がるには、刺激が必要です。他からの刺激を受け取った時に、自分にとってよい悪いと判断し、感情を湧き上がらせます。
 この時のよい悪いの判断は、長年培ってきた自分の価値観になります。

 この価値観が出来事のよい悪いを判断し、その判断を感情を通して、自分にとって安全安心につながるか、否かを教えてくれているということになります。

 同じ出来事でも、人によって感じ方が違うのは、それまでの体験の違いによって生まれた価値観の違いによるものです。

 そして、脳は、安心安全でいたいので、常にその状態が保たれるように、安全安心な状態が長く続くように働きます。
 できる限り変化せず、同じ事の繰り返しになるように働きます。そのため、慣れ親しんだ居心地のよい場にいると守る必要がないので、危険を察知させるような信号は現れてきません。

 好ましい感情に自然と時間が流れ、自分の価値観を発見することはなかなかできません。ところが、逆に好ましくない状況の中では、無意識が危険を察知し、嫌な感情を湧き上がらせ知らせてくれます。

 私たちは、嫌な感情であれば、嫌な感情と共にいるためにそれが、無意識の仕業だとは気付かず、その感情に動かされてしまいます。

 感情をうまくコントロールできる人は、その感情と自分とを分けることができます。

 ということは、「苦しい」や「辛い」などの感情が湧き上がった時に、

 逃げ出したくなるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
 辛い気持ちになるこの私には、どんな価値観があるのだろう。
 苦しい気持ちになるの私には、どんな価値観があるのだろう。

 などと、感情に流されずにその感情を冷静に眺める自分を作ることが、この感情をうまくコントロールできる自分を作り出す第一歩になります。

 
 嫌な感情が湧き上がった時に、相手を避けたり、相手を批難したりすることは、嫌な感情から逃げたことになります。これをしていると問題が先送りされているため、同じような状況に出会うとまた嫌な感情が湧きあがあってきます。

 嫌な感情が湧き上がった時、嫌な感情から逃げないで、「この場に立ち止まり、私は、苦しさや辛さから逃げない。苦しさや辛さと共にいよう。」と、勇気をもって選択し、覚悟を決めることが感情のコントロールの近道になります。

 それは、出来事に問題があるのではなく、その出来事を受け止めた自分が長年培った自分に都合のよい判断に合った感情が湧き上がった事だからです。価値観が変われば、感情も変わります。(価値観が緩むことも同様です。)

 相手の陰口を言ったり、辛い状況を別の方法で解消したりするのも逃げることになります。

 例えば、人間関係に苦しむことがあるとしたら、苦しむ対象が変わるだけで、同じような事柄が別の場面に現れます。

例えば、子どもとの関係で躓いていたとしたら、それが保護者との関係で躓いたり、親子関係で躓いたりと対称を変えて同じような事例が起きてくるということです。

 また、学級担任を見ていると「いつも同じような学級を作る」という事に気づく事と思います。子どもが変わっても、同じような問題が起きたり、同じような過程で解決したりするのもそのためです。 
 感情をうまく利用しながら、自分の感情と合う子どもを育てているからこのようになるということです。

 嫌な感情が湧き上がったということは、問題集に例えることができます。問題が解決するまで、同じ問題でつまずきます。
 
 感情が湧き上がる機会を利用するか、感情に流されるかは、自分次第です。感情に流され続ける限り、隠れている自分の価値観に気づくことはありません。

 感情が湧き上がった時の自分を見つめてみましょう。

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ファミリーアシスト あすなろ教室では、子育てで悩みやストレスを抱える親さんや先生
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良し悪しで判断せず、学び続けること

2017-01-30 | 育児
 私たちは、よりよく生きるために、出来事が1つ終わると、よく成果と課題に分けて整理することがあります。

 そして、
 「うまくいったから、これからもこうしよう。」
 「うまくいかなかったから、これからはやめよう。」

と判断することがあります。

 この判断が、正しいかどうかはわかりません。これは、今の自分の状態から判断して決めています。

 もし、未来から今の自分を眺めることができたら、この判断をしないかもしれません。

 また、もし、今の自分の立場とは別の立場だったら、同じように判断するかどうかもわかりません。

 また、今の状態でなかったとしたら、別の判断をするかもしれません。

 このように考えると、その時々で行う判断は、常に「今の状態の自分」が判断を下していることになります。

 いづれにしても、変化することには間違いありません。そして、今の状態の自分を変化させたい自分がいることもわかります。

 それならば、「うまくいった。」とか、「うまくいかなかった」と判断よりも、「この体験から何を学んだか。」と整理した方が、よりよく生きるために、より多くの可能性が生まれます。

 失敗を避けるのではなく、失敗をすることから学べることもあります。
 成功したことによって、失うものがあることに気づかないかもしれません。

 常に今の自分にとってプラスとなることだけを考えていると、失敗した時の衝撃が大きくなります。
 そのため、失敗することに恐れを感じるようになります。

 学び方次第です。

例えば、
 教師は、常に子どもや保護者から見られています。よき手本として見られています。

 その子どもたちが、判断を下す教師を見ていると考えた時、よりよい生き方を目指す教師としてきちんと説明できる自分でなければならないと考える教師は、常に手本となる判断を下さなければなりません。

 仮にその判断に迷いや葛藤があっても、「教師ならばこうすべき(言う)だ。」と決断してし続けているならば、息苦しくなります。

 そして、その判断通りにできない自分に対して、教師としての未熟さを感じ、息苦しくなる自分をも責めることになります。

 このような状況での判断は、決して冷静な判断ではありません。判断を誤ることもあります。

 反対に、子どもや保護者に「人間の弱さを見せてもいい。」と考えているならば、子どもに迷いや葛藤する姿を露わにすることになります。

 これはこれで、「教師なのに、これでいいのか。」という思いに耐えることになり、苦しむことになるかもしれません。

 どちらにしても今置かれている今の状態で判断し、対応しています。

 教師としてよりよく変化しようとしているのですから、どちらも受け入れることができます。どちらの教師であってもいいはずです。

 ただ、今の状態が異なるために、判断が異なるだけです。

 つまり、その時々に判断を下した自分から学ぶことができるかどうかということが重要だということです。

 失敗を経験しなければ学べない自分であれば、失敗を避けることはできません。必ずいつかどこかで失敗することになります。そして、失敗から学ぶことになります。

 苦しんでいる自分であれば、今苦しまなければならない自分を受け入れ、苦しみから、何かを学ばなければならないことになります。

 失敗する自分、苦しむ自分・・・その自分を深く見つめることになります。

 もしかすると、根深い所に「人によく見られたい。」「認められたい」「批判されたくない。」「楽をしたい」などという価値観が見えてくるかもしれません。価値観は姿となって、必ず他人から見られています。それに気づかせてくれるためにトラブルが起きたり、批判を受けたり、苦しむのかもしれません。気づくために出来事が起きているのかもしれません。

 感情に流されて、苦しんでいるときには、この事になかなか気づけません。

 ある意味、無意識が、気づかせないように感情を持ち出して、包んで隠しているのかもしれません。

 そして、この考えに立てば、迷ったり、葛藤したりしている時は、この学びのチャンスを無意識に奪われていることになります。

 自分の深い部分にどんな自分がいるのだろうか探り、見つけることができれば、この葛藤が解消されることになります。それに気づけない状況におかれて日々生活していることになります。

 感情に左右されず、第三の自分から、深い所にかくれている自分を探り、学び続け、苦しみや葛藤の解消につなげたいと思います。

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変化することの意味

2017-01-29 | 育児
 よりよく生きたいと願っている人は多いと思います。例えば、夢や願いをもつことは、その表れだと思います。

 夢や願いがあると、夢や願いをかなえるため努力をします。

そして、なかなか夢や願いが実現できないとつらくなることがあり、「なぜ実現しないのだろう。」

「何が問題なのだろう。」と自分自身を深く見つめことになります。

自分を深く見つめてみると、
 「価値あることだから、成功して認められたい。」
 「失敗して自尊心を傷つけられたくない。」
 「願いを実現していない自分がみんなからどう思われるか、心配だ。」
 「夢や願いを叶えて、もっと楽になりたい。」
 「夢や願いが叶うとどんな世界が待っているのか、ちょっと不安を感じる。」
 
など、様々な思いが巡ってきます。


 そして、自分なりに意味づけをし、改めて夢に向かって頑張ろうとしたり、修正を加えたり、あきらめたりします。

 この判断を下す前に、夢や願いが叶わない自分に対して、次のような問いかけをしてみます。
 「もっと深いレベルで考えると、変化を止めているものは、何だろう。」

もし、変化するのを止めているものが、自分に声をかけるとすると、
 「今は、まだそれを達成するには、早すぎる。」
 「もう少し経験した方がよい。」
 「もう少し力をつけてからの方がよい。」
などという言葉になるかもしれません。


 もしかすると、この他にも、新たな自分に気づくことになりかもしれません。

 行動の裏にある見方・考え方・感じ方は、過去の体験によって作り上げたものです。
 
 その見方・考え方・感じ方に、よいも悪いもありません。そのように考えたり、感じたりしてきたから、今のあなたがいるわけです。


 変わった自分がいる世界は、未知の世界になります。


 未知の世界は、無意識にとって不安の対象になります。


 誰もが、自分を傷つけたいとは思っていません。無意識は自分を守りたいと思っています。


 これは、悪ではありません。必死に自分を守り抜いて今まで一緒に生きてきたのです。   

 無意識が守ってきた今までの自分(第1の自分)を危険にさらすことになるのですから、変化する(第2の自分になる)には、覚悟と勇気が必要になります。


 葛藤することは、言い換えると、今この覚悟と勇気をもっているかどうか試されることになります。


 私たちは、日々葛藤しています。その意味からすると、日々覚悟と勇気を試されているのが自分だということになります。

 自分と同じ人はいません。ですから、人と関われば、必ず感情が湧き上がります。その感情が湧き上がるということは、常に価値判断していることになります。他人だけでなく、物事や自分に対しても同様に感情が沸き上がります。

 似ていれば、安心し、心地よくなります。そして、似ていなければ、不安になったり、居心地がわるくなったりします。

 このように感情が今の自分の状況を的確に教えてくれます。

 安心が満ちていて、心地よい状況では、葛藤は生まれません。不安になったり、居心地が悪くなったりしたときに葛藤が生まれます。

 その時に感情に流されて、我慢をしたり、誤魔化したりしていると、同じような状況が繰り返され、不満やストレスを抱えることになります。

これは、自然な流れです。誰にでも起こりうる状況です。

 感情に流されず、葛藤を起こしている2つの立場(正と反)を明らかにし、それを冷静に見ている第3の自分から判断を下すことができれば、サクサクと行動することができます。

 このようjに変化を止めているものを探ることは、変化が自分にとってどんな意味があるのかを考える機会ととらえることができます。そして、第三の自分から判断を下すチャンスをもらっていることになります。

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葛藤を観察する

2017-01-28 | 育児
 変化するか変化しないか、最後の決定は自分で決めることになります。
最後の決定に至るまでにどんな自分が現れるのでしょう。

 「こんな自分ではいけない。でも、しかたない。」
 「もっと時間がほしい。でも、時間がない。」
 「もっとよい方法があるはずだ。けれど、それを見つけるゆとりがない。」
 など、様々です。

 変化をさせようとする自分とその変化を止めようとする自分がいます。
この2つの自分は、どちらも大事な存在です。この2つの自分に支えらえ、導かれてきました。

 時には、変化をさせようとする自分が勝ち、時には変化を止めようとする自分が勝つというように、いつも一方が勝ち続けるわけではありません。常に選択している自分がいます。

 この選択ができるもう一人の自分が、その時々のあるべき姿を選んできました。そして、その選択の積み上げが今のあなたです。

 つまり、葛藤は、その時の自分のあり方を選択するための問題のようなものです。

 過去に縛られながら生きる生き方だけでは、この葛藤は生まれません。変化すべきか、変化すべきでないかをはっきり選択する場合もあったはずですが、時には、柔軟性を発揮し、創造性を生かして、うまく課題を解決したあなたでもあったはずです。

 その意味から考えると、葛藤は決してマイナスではありません。

 新しい自分を創り出すきっかけとなりますから、葛藤をプラスと考えることができます。

 ただし、葛藤している時の感情が辛さや苦しさとつながることが多く、マイナスのイメージがあります。

 よく「クレーム処理」についての研修会で、「これをチャンスと考える」と言われることがありますが、まさに自分の内なる世界にも、これと似た世界があるということです。

 この時に大切にしたいのが、柔軟性と創造性を発揮した第三の自分です。


 変化をさせようとする自分と変化を止めようとする自分のどちらかが勝つということではなく、どちらの自分をも大切にしながら、柔軟性と創造性を発揮する第三の自分です。

 感情に流されていると感情に向き合う辛さからどちらかの自分に流されてしまいます。そうではなく、感情をも冷静に捉え、柔軟性と創造性を発揮する自分を登場させるのです。

 葛藤が起きた時に、冷静に対応できる自分となって、課題解決の応援をしてくれます。

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変化を嫌うわけ

2017-01-27 | 育児
 節目節目を作り、新たな気持ちで目標を立て前向きに生きようとすることがあります。これは、今の自分よりももう少し成長した自分を築こうとする心のはたらきになります。言い換えると今の自分を変化させようとする働きになります。

 しかし一方で、変化を嫌う心のはたらきもあります。
 
・自分のやり方がうまく行っている時には、そのやり方を変えようとはしません。(うまくやれている自分)
・異なった事をして、仲間から非難を浴びることを避けたいと思う事があります。(仲間とうまくいっている自分)
・知らない事があると、わかろうとしたり、知らないことを知られたくなければ、隠そうとします。(知らない事を知られていない自分)

 これらは、今の自分を変えたくないという心のはたらきによるものです。


 無意識は、わからないことや知らないこと、できないことがあると不安を感じ、早くそこから逃れようとします。
 逆にわかっている、知っている、できている状態ならば、安心です。

 知りたい、わかりたい、できるようになりたいと思うのは、不安から逃れ、安心な状態にするために無意識が働いている自然な状態になります。  
 新しいことに挑戦することは、経験が少ないため、わからないことや知らないことが多いはずです。

 無意識からするとこれは、避けたい状況になります。

 これは、無意識の自然な姿です。

 わかっていることならば、前向きに考えることができますが、わからなければ、それを埋めることにエネルギーを使い、多くの時間を割くことになります。

 すぐに埋める事ができれば、ストレスも溜まらず、悩む時間も少なく、効率よく仕事ができます。

 ただ、この時、空白をすぐに埋められる人ばかりではありません。
わからないことをすぐに教えてほしいと尋ねる人もいれば、なかなか訊けない人もいます。わかるようになるための手順を知っている人もいれば、わからず試行錯誤する人もいます。
 「この年になって聞けない。」「上司であるから部下から聞くことは恥ずかしい。」「人に教えを乞う事は力がないからだ。」などと考えているとわかるまでに時間がかかります。

 私たちには、長年培ってきた自尊心や見栄、仕事に対する考え方、人に対する思い等様々な価値観が染みついています。
 このいろいろな価値観を身に付けた自分を大切にしたい自分があります。

 これも変化を嫌う自分になります。

 その自分を生かせられない状況があるから悩んだり、苦しんだりします。

 これは、現状に合わせて自分を変化させることに抵抗を感じているということになります。

 変化を嫌うのは、変化したくない自分がいる証拠です。

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苦手意識を武器にする

2017-01-26 | 学校
 苦手意識をもっている事に挑戦し、乗り越えた時に味わう充実感は、何とも言えない心地よさがあります。 

 「誰でも苦手なことの一つや二つはある。」
 「失敗は、成功の元だ。」
 「私は、こうやって苦手なことを乗り越えた。」
 「乗り越えられる自分を褒めてあげたい。」

などと自分に投げかける言葉が浮かぶことがあります。

 そして、乗り越える過程で感じた事や関わりをもった人々に対する思い、そして、乗り越えるためにしてきた努力などを味わっていると、支えてくれた人々への感謝の気持ちや努力した自分への自信が湧いてきます。
 また、この取組を振り返り、自分を知る機会にもなるかもしれません。

 このように苦手意識を克服する過程から、たくさんの学びがあったことに気づくことができます。

 もちろん苦手意識を克服した体験は、新たな苦手意識を克服するための武器になります。

 そして、この体験は、あなたの武器になるだけでなく、苦手意識を抱え、苦しんでいる人やこれから克服する努力をしなければならない人を支える大きな力になります。

 特に経験の少ない子どもは、簡単に苦手意識を作ります。一度失敗するとすぐに苦手意識にしてしまいます。

 例えば、
 逆上がりの練習をした初日に逆上がりができないと「鉄棒は苦手だ。」と言います。
計算の答えを間違えると「算数は苦手だ。」と言います。
漢字が書けないと「漢字の練習は嫌いだ。」と言います。
無意識は、「できない。」「わからない。」「知らない。」などの状態は、危険な状態ととらえるために避けることになります。

 そのような子どもたちに苦手意識を克服した体験を語ることは、子どもたちに乗り越えるための知恵や勇気を与えることになります。

 そして、どこでつまずいているのか、どんな思いに焦点が当たっているのか、どのような考えや、取り組みが役立つのか、子どもの苦手意識を克服する過程を思い描きながら、支えることができます。
 
 これは、指導力のある教師の姿に他なりません。

 このように苦手意識を武器にすることは、夢を実現するための一歩を歩み出すエネルギーになります。

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苦手意識の起因を知る

2017-01-24 | 育児
 感情が湧き上がった過去の体験や経験を元に考えていくと、深い所で苦手意識がどのように生まれてきたのかが、わかってくることがあります。

例えば、

 人と話をすることが苦手なC先生は、保護者との会話もうまくできません。この時、C先生は、苦手意識をもちながら保護者と会話をすることになります。その苦手意識は、どこからくるのだろうと、苦手な感覚を味わいながら、自分を見つめてみます。
 C先生は、子どもの頃、授業中に先生から指名されたときにうまく答えられなかった経験がありました。その時、学級の仲間に笑われたように感じ、とても恥ずかしかったことを思い出しました。

 うまく話したかったけれども、それができなかった自分を責めています。

 心の底では、「うまく話をしたい」と思っているにも関わらず、失敗することに恐れがあり、失敗を避けるために無意識のうちに苦手意識を作り出したのかもしれません。

 「うまく話をしたくなる自分」を探ってみると、人ともっと話をしてつながりを深めたいと思っている自分が見えてきます。


 C先生の深い所の思いを考えると、「本当は、人と一緒にいたかったんだ。」ということがわかります。

 自分自身の苦手意識とは別に、心の中には「人と関わりたがっている自分」がいることが見えてきます。

 このように苦手意識がどのように作られたのかを探ることで、自分自身を見つめ直すことができます。

 本当は、一緒にいたいと考えているC先生があるとすれば、人と話すことの苦手であっても、保護者や子どもともうまくやっていける可能性が生まれます。

 幼い頃には、その方法がわからず、うまく対応できなかっただけかもしれません。

 大人になったC先生ならば、その方法を知っています。それを実行するだけで、関わり方が変わる可能性が生まれています。

 このように自分の本来の思いを探ることが、苦手意識を変える機会になります。

 苦手意識は、このように幼い頃に身に付けた価値観によって作られていることが往々にしてあります。

 ですから、苦手意識を克服することは可能なのです。

 苦手意識を感じた時に、その苦手意識がどのように生まれてきたか、起因を突き止めることでこれからの対応を変えることができます。

 是非、自分の苦手意識から逃げることなく、苦手意識と向き合い、深く自分を見つけてみましょう。

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苦手意識に潜む感情

2017-01-22 | 育児
 自分の苦手な事を他人に「苦手だ。」となかなか言えない事があります。
その時の思いを探ってみると
「人に苦手意識を知られたくない。」
「苦手意識がある自分を見られたくない。」
「苦手意識を知られたら恥ずかしい。」
「苦手意識のある自分が好きになれない。嫌いだ。」
などがあるのではないでしょうか。

 誰にでも、一つや二つは、苦手意識をもつ事があります。しかし、その意識が湧き上がる理由は異なります。

例えば、
ア、食べず嫌いのように体験がない。
 未経験の事については、不安を感じ、無意識は危険だと判断します。危険な事から身を守るために、避けようとしているのかもしれません。

イ、苦手を作り出した失敗体験がある。
 過去の体験・経験の中に苦手意識をもった、対象と似た体験・経験がある場合です。無意識は過去の体験・経験が衝撃の強いものであれば、「このことは、今後さけなければならない。」という価値観を身に付けることになります。今回の対象となる事柄が、この過去の体験・経験に似ているために、避けようとしているのかもしれません。

 どちらにしても、危険だと判断する自分だということです。

 無意識は、現実とイメージを区別することはできません。

 そのため、過去に起きた事であっても、未来に起きるであろう事であっても、危険だと判断すると避けることになります。

 ・恥ずかしい思いをした(思いをするだろう)
 ・損をした(損をするだろう)
 ・笑われた(笑われるだろう)
 ・嫌な目つきで睨まれた(睨まれるだろう)
 ・叱られた(叱られるだろう)

 誰にでも、自尊心や羞恥心、虚栄心、猜疑心などがあります。出来事から湧き上がる感情の裏にあるこれらの心に影響を受けたために、苦手意識が生まれたと考えることができます。

 今、抱えている苦手意識を感じる時の感情をじっくりと味わい、過去に似た感情を味わった経験がないか探ります。

例 本を読むことが苦手
 小学1年生の時にみんなの前で本を読む機会があった。その時、うまく読めなくて、何度も先生やみんなから誤りを訂正された。とても恥ずかしかった。
 それから、本を読まなくなった。

 この時の恥ずかしい感情が、苦手意識の正体になります。苦手意識が生まれる過去の体験と共に、その時湧き上がった感情が苦手意識を作り出します。

 失敗体験が苦手意識を作り出すことは、たくさんあります。「苦手だ。」という意識があると、体験や経験を避けるため、避ける体験を繰り返すため、ますます苦手意識をもつことになります。

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苦手意識の見方を変える

2017-01-21 | 育児
 苦手意識があると、そこから逃れたいために

「苦手な仕事には、時間がかかる。」
「他にしなければならないことがある。」
 「やる気がなかなか湧いてこない。」
などと、避けるための言い訳をいろいろ考えることになります。

 これは、脳のはたらきによるものです。

これは、苦手意識が影響を及ばす負の面に焦点が当たっているからです。

 この克服する逞しさを身に付けるに十分な利点もあります。

ア、資質向上につながります。
 苦手な仕事であっても、目の前の現場には必要な仕事です。無駄な仕事だと判断しているかもしれませんが、誰かが引き受けなければならない仕事です。その仕事ができる力を身に付けることは、目の前の現場に必要な力を身に付けることになります。

イ、よりよく生きようとする生き方になります。
 苦手意識を克服することは、よりよく生きようとする生き方そのものです。よりよく生きたいと思っている人から見れば、これは、範を示す事になります。そして、努力することにより、克服の過程を体験することになります。この体験が成功体験につながります。

ウ、生き方に共感し、支えてくれる仲間を得られます。
 努力をしているあなたを必ず仲間が見ています。克服しようと一生懸命に頑張る姿を見て、共感し、応援しようとする人が現れてきます。同じ意思をもった仲間としてそばにいてくれます。

エ、仲間から信頼を得られます。
 努力しているあなたの誠実さは、必ず周りに伝わっていきます。それは、信頼できる仲間として、存在することになります。

オ、職場の人との結びつきが強くなります。
 苦手意識を克服するためには、自分の力だけでは解決できないこともあります。現代社会では情報があふれているので、自分なりに学ぶことができます。しかし、目の前の現場に合った情報かどうかは見極めなければなりません。その意味からすると、一番頼りになるのが、上司や同僚になります。
 目の前の現場にあった対応の仕方を学ぶことで、現場の状況に合ったすぐに役立つ情報を入手することができます。現場の仲間に頼ることで、失敗した時のさらなる支援を期待することもできます。そのため、仲間との関わることが多くなり、仲間との結びつきが強くなります。

 利点に焦点を当てることで、苦手意識を負と見ていたときとは感じ方が異なってくるのではないでしょうか。このように焦点の当て方を変えると、苦手意識に対する感じ方を変えることができます。

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苦手意識と職場

2017-01-20 | 育児
 仕事には責任がつきものです。そのため、苦手意識がある仕事はできれば、避けて、自分の責任を回避したいと思うことがあります。

「苦手な私がやるよりも、できる人がいれば、その人に任せた方がいい仕事ができる。」
「組織として、支え合いが大事だから、助け合っているのだから、助けてもらえばいい。」
「そう言われても、苦手な事をすることは無理だ。」

また、組織に迷惑をかけたくないと考えて、苦手な仕事を避けることもあります。

 無意識は常に安心・安全を求めているので、避けることで自分を安全なところに置いておこうとします。

 ですから、これも自然な反応になります。

 ただし、この思いを受け入れてくれるか、受け入れられないかは、属する職場によって異なります。

 一度受け入れてもらう環境に属すると、無意識は、変化を嫌いますから、受け入れてくれる職場が当たり前と感じるようになってしまいます。

 いくら「前の学校では、受け入れてもらえた。」「その程度の事を考えるのが管理職でしょ。」などと主張しても、職場が変われば、状況が変わります。あなたがその状況をあなたの思い通りに変えるには、相当なエネルギーが必要になります。


 互いに助け合って組織として何とかしてくれると感じる職場あれば、苦手な分野を快く引き受けてくれる仲間がいてくれます。
 
 この職場では、あなたは仲間に助けられて自分に与えられた仕事をすることになります。そのため、それほど多くのエネルギーは必要としません。ただし、苦手意識は消えません。

 その職場でも、助けてもらえるという考えがあると手助けが不十分だと感じる時に、相手を責める事になります。そして、自分を守ることに力が注がれ、人と助ける合う関係が築けず、苦労することになります。苦手意識は、より強化されることになります。

 助け合いにくいと感じる職場や、苦手な分野を引き受けてくれる人がいない職場ならば、自分にとって危険な状態ですから、その危険を避けることに多くのエネルギーを使うことになります。

 そして、苦手意識を抱えながら、仕方なしに仕事をすることになります。仕事の効率が下がり、思うように仕事ができません。

 苦手意識を変えない限り、あなたの苦手意識をもち続けることになります。そして、常に苦手意識に苦しみながら、職場を転々とすることになります。

 完璧な教師はいません。教師でも至らない点はあります。誰もが苦手意識をもっています。苦手意識から逃げることなく、至らない自分を素直に認め、その至らない点に目を向け、その面を克服する逞しさを身に付けるしかありません。
 
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苦手意識の影響

2017-01-19 | 育児
苦手意識があると、
 「苦手な事だからやりたくない。」
 「苦手な事に時間をかけるよりも、得意な事に時間をかけたい。」
 「私には責任を負えない。無理だ。」
などと苦手な事を避けたい気持ちが、湧き上がってくることがあります。

  職場では組織で動くので、あえて自分が苦手意識を背負って苦手な仕事をしなくても、避けられる場合があります。

 互いに支え合ったり、補い合ったりしながら、組織として子どもを育てているので、この思いを受け入れてもらえる組織ならば、この思いを通す事ができます。

 ただし苦手意識は残ったままです。

 無意識は、危険を避けようとしますから、苦しいことよりも楽な方を選択しようとします。

 苦手意識を避けることが楽なことだと学習すれば、「苦手意識があることは避ければよい。」という対処の仕方を身に付けることになります。

 そして、この対処の仕方は、仕事だけにとどまることなく様々なところで使い続けることになります。
 このことが、生き方の癖となって身体に染みついてしまいます。

例えば、
 ・苦手な人を避ける。
 ・嫌いな食べ物を避けて食べる。
 ・好きな事に時間をかけるが、苦手な事には時間を割かない。
 ・苦手な事が入らないように耳を塞ぐ。苦手な事から目を背ける。
 ・苦手な事を先送りする。

 このように苦手意識は、様々な行動となって現れます。

よく考えると、このようなことの1つや2つは、幼い頃からの生き方の癖としてすでに身につけているかもしれません。

 これらの行動から考えると、苦手意識が、自分の行動に制限を加えていることがわかります。

 この制限があるときには、100%自分の力を出し切ることはできません。
まるで、ブレーキを掛けながら、ペダルを回して自転車の運転をしているようなものです。
 
苦手意識を持ち続けて仕事をすることは、決して効率のよい仕事にはなりません。

つまり、苦手意識を緩めることが、自分の力を十分発揮することにつながります。

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苦手意識に操られている

2017-01-18 | 育児
 仕事をしていると自分の得意な事ばかりすることはできません。組織として動かなければならないため、苦手な仕事でもしなければなりません。

 教師の場合、 
 ・保護者とうまく関わる自信がないにも関わらず、生徒指導主事をしなければならない。
・体力に自信がないにも関わらず、体育主任をしなければならない。
・事務仕事が不得手でも、会計の仕事をしなければならない。
・OA機器についての知識が十分もっていないにも関わらず、放送担当をしなければならない。
・全校研究をしているので、苦手な算数の研究授業をしなければならない。
等と、苦手な仕事を任されることがあります。

 多かれ少なかれこのような事は、教師を続けていればいくらでもあります。

 このような仕事を受けた時、苦手意識の強さによって、その対応が異なります。

 1 承諾できないので、拒否する。
 2 できれば避けたいが、我慢して仕事をする。
 3 仕事だから、これを機会に苦手意識を克服して、学びの機会にする。

 苦手意識があると、私たちは、「できれば、避けたい。」「仕方がないから、我慢してでもするしかない。」「うまくできないけれど、無難にこなしたい。」などという気持ちになります。

 これは、脳のはたらきによるものです。

 無意識は、安心・安全のためにはたらきます。そのため、苦手な仕事は、脳にとって、危険な仕事になります。

 その危険度が高い程、苦手意識の強くなり、1のような対応をすることになります。これは、自然な姿で特別な姿ではありません。危険なことを避けようとするのは当たり前の事です。

 ただ、苦手意識をもちながら仕事を続けていると、うまくできるだろうかと不安を感じたり、なかなか手がつかず、仕事に時間がかかったり、仕事の能率が下がります。

 このことが仕事に影響を及ぼし、二次的な変化が起こります。

 仕事上の失敗が多くなったり、他人に依存することが多くなり、他者から悪評を買ったり、負担をかけたりすることになりかねません。避けることが、悪循環を作り出します。

 私たちは、感情に振り回されることが多いため、避けたいという感情を作りたがっている無意識の仕業だから何とかしなくてはと思っている人は少ないでしょう。

 まさに無意識の思うつぼです。

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自分を信じ続ける

2017-01-17 | 育児
 夢の実現に時間がかかったり、大きな壁にぶつかったりするとどうしても心が折れそうになります。
そんな時「諦めることはない。」「まだ、挑戦する気持ちがある。」「必ず夢はかなうはずだ。」ともう一人の自分にはたらきかける内なる自分がいるはずです。

 自分を信じ、前向きに生きようとしている時のこんな言葉は、自分を支える大事な言葉になります。

 なえることなく、意欲をもって前向きになって、頑張り続けるためのイメージを使った体験(イメージトレーニング)を紹介します。

 これも時間軸を使います。(今立っているところ<現在>から前に<未来>向かう一本の線が目の前の床にあるとイメージします。)

 現在の位置に立ち、自分の夢をもう一度明らかにします。そして、ニューロロジカルレベルを利用し、スピリチュアルレベル→ビジョンレベル→自己認識レベル→信念・価値観レベル→能力レベル→行動レベル→環境レベルを問いかけ、内容を明らかにします。

 それらを明らかにし、一つ一つやり切っていく自分をイメージしながら、一歩ずつ未来(夢の実現)に近づいている気持ちで、一歩、二歩、三歩と未来に近づきます。

 そして、夢が実現した未来を具体的にイメージします。

 夢を実現した達成感を十分味わうことができたら、振り向き、現在の位置に立っている自分をイメージします。

 その現在の位置にいる自分に対して、未来の位置にいるあなたから「諦めることはないよ。夢は叶う。まだまだ挑戦できるよ。」などと力添えとなるアドバイスを投げかけてみましょう。

 夢をあきらめることなく、追い続ける自分がいます。これをただ感じるだけでなく、このようなワークを用いたイメージトレーニングを繰り返し行います。

 この時、現在の自分に投げかけた言葉の中に新たな挑戦となる言葉を発見するかもしれません。これは、新しい行動となります。



 是非、繰り返しこのイメージトレーニングを続けてください。

 あなたは、独特で素晴らしい存在です。
 やり方を知らなかっただけです。
 あなたは、大丈夫です。


 自分に自信をもって、成功体験を生かしながら、夢の実現に歩み続けることができます。

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自分を信じる

2017-01-16 | 育児
未来を先取りし、成功体験を積む事のできる自分にならば、「今のままの自分でいい。」「ここまでやってきた自分だから、大丈夫だ。」「心配はいらない。なるようになる。」などともう一人の自分に声をかけることができます。

「できた。」「できなかった。」は、努力の結果次第です。
走り出す前から、「できない。」と思っていれば、うまくいかない可能性は高くなります。

モチベーションを上げることもできません。
できる自分をイメージして、走り出すことで、成功の可能性が高くなります。
これならば、失敗することはありません。
結果として、「できなかった。」こともあるかもしれませんが、「それもより豊かになるためによい体験をする機会を得た。」と。失敗体験ととらえることなく、成功に導くための学びになります。

これならば、後悔することはありません。

例えば、生徒指導上の問題をうまく処理できず、関係者に迷惑をかけたとします。
迷惑をかけたことをとらえると、失敗体験となりますが、この体験が次の失敗体験を防ぐための学びの機会だと捉えると、失敗体験とはなりません。次の成功のための体験ととらえることができます。

次の成功を夢見て前に進もうとすることができるとすれば、それは、自分の内側に夢を実現したいという強い思いが隠れているからです。
これは、素晴らしい自分ではありませんか。諦めることなく、失敗を乗り越え、次に向かう粘り強さが自分の中にあるということです。
この自分がある限り、挑戦し続ける自分になります。
自分を信じるということは、この挑戦し続ける、強い意志をもった自分ということになります。

教師を続けている今、夢を隅に追いやっているかもしれませんが、夢を追い続けている自分があるはずです。その思いが、見えにくくなっているだけです。

自分を信じて、よりよい教師としての自分を再度イメージし、前向きに生きようとする自分を湧き上がらせてみましょう。決して「捨てたもんじゃない。」と自分を見つめ直す事ができます。
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未来を先取りする

2017-01-15 | 育児
 成功体験を「イメージを利用して作り出すこと」は、前回書きました。

その成功体験がどんな未来を作り出すのか、想像するとより成功しやすくなります。

 例えば、「夢が叶えば、子どもとの関係がより一層密になり、長く付き合いができるだろう。」「夢が叶えば、保護者や地域の方から、信頼され、尊敬されているだろう。」「夢が叶えば、今よりももっと多くの教師をリードする自分になっているだろう。」「夢が叶えば、本を出版して、有名になっているだろう。」

 このように夢が叶った後の自分を豊かにイメージすることが、夢が実現しやすくなります。

 無意識は、現実とイメージを区別できないので、自分らしく豊かにイメージします。
 ただ、頭で描くだけでは体験として弱く、実現するためのパワフルなエネルギーとしてのやる気を生み出すことは難しいので、イメージを使って繰り返し体験をします。

 この時に利用するのが、タイムラインです。

 床に1本の線をイメージします。現在と未来の位置を2m隔てた場所を決め、現在の位置に立ちます。未来の方向を見て立ちます。

 夢が叶った未来に向かって、努力を重ね、一歩一歩実現していく体験をしたかのように未来まで3歩でゆっくりと動きます。そして、その未来の位置に立ち、夢が叶った時の様子をイメージします。ここが大切です。できる限り具体的にイメージします。

 いつ、どこで、誰と、どのようにしているのかを明らかにします。その様子が浮かんだら、聞こえる音や声を明らかにします。現実に起こったかのように豊かにイメージします。

 豊かにイメージをしていると、次第に感情が湧き上がってきます。その感情を十分に味わいます。(これがイメージによる成功体験になります。無意識は現実とイメージを区別できないので、無意識は現実に成功したのだと錯覚してしまいます。)

 そして、さらに一歩前に進みます。ここは、夢が実現した後の世界になります。

 ここでは、夢が実現した後にどんな世界が待っているのか、創造した世界になります。夢が叶う事が自分にとってどんな意味があるのかもわかってきます。

 
 夢が叶い、未来が変わった時の心地よい感覚を十分味わいながら、現実の方に身体を向けます。これは、すでに夢がかなった自分から、現実を見ることになります。

 現在の自分がそこにいるとイメージし、夢が叶った未来の自分から励ましの言葉をかけます。

かけ終わったら、ゆっくりと現在の位置まで戻ります。

 そこで、現在の位置に入ったら、今度は未来の方をみて、成功した自分ををイメージします。そして、未来の自分から受け取った励ましの言葉を十分味わいます。

 この体験は、未来を先取りし、成功した自分を体験したものと脳を勘違いさせ、その未来の自分からの助言を受け入れながら、やる気をもって前向きに取り組もうとする感覚を味わうことになります。

 これは現実ではなく、イメージによる体験になります。

 しかし、以前にもお伝えしたように無意識は現実とイメージを区別できないので、真実だと錯覚して、言葉を受け入れ、やる気をもって事にあたろうとする自分が現れます。

 未来を先取りできる事は、夢の実現のために努力できる私たちだからできます。

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