ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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感情は価値観から

2014-01-27 | 育児
 子どもたちの成長に一喜一憂しながら、毎日を過ごしています。この時に動く感情は、誰でも同じかと言えば、かなり異なっています。
 例えば、思い通りに動いたとしても、「できて当たり前」と思っていれば、あまり感情は出てきません。しかし、「できたことが素晴らしい。」と思っていると感情が動きます。

 このことから、「素晴らしいと感じる。」か、「当たり前と感じる」かは、できたこととは無関係だということがわかります。つまり、自分が身に付けた価値観で出来事を価値判断していることになります。

 子どもの側に立つと、状況はちょっと違ってきます。

 できるようになるまでに、様々な努力をします。できないと思った時に、何とかしようと知恵を絞ります。真似をしてでも、何とかしようと頑張ります。
時々できない時があると、不安も感じます。その不安を乗り越えながら、できたと自信がもてるまで、頑張り続けます。
 そして、心から「できた」と思った時に、「先生できたよ。」と声をかけます。
 先生にも認めてもらいたいのです。先生からの温かい言葉をかけてもらいたいのです。そして、それを自信につなげたいのです。ひょっとすると、先生は、学級の仲間にその頑張りを紹介してくれるかもしれないという気持ちもあるかもしれません。もし、それが叶えば、学級の仲間からもほめてもらえるのです。

 そのチャンスが「先生できたよ。」の一言に隠されています。

 そのチャンスを受け止めた教師が、もし「できて当たり前」ととらえていたとしたら、褒めることも、仲間に紹介することもありません。

 これを受け止めた子どもは、どんな気持ちになるのでしょう。「できたと思ったけど、ダメなのかな。」「どうすれば、先生はほめてくれるのだろう。」となり、できたことへの喜びが一瞬にして消えてしまいます。

 逆に、もし、「できたことが素晴らしい。」ととらえている教師ならば、きっと褒めるでしょう。うれしさのあまり、学級の仲間にもその喜びを伝えるのではないでしょうか。

 受け止め方次第で、子どもが生かされたり、殺されたりするのです。

 ほんの些細な教師の反応が、子どもに大きな影響を与えています。

 育てる側の価値観次第で、どのようにでも子どもは育ちます。

一期一会

2014-01-20 | 育児
 教員対象の特別講座を開きました。希望者を募り、20名ほどの会になりました。
 日ごろ聴くことのできないNLP心理学について山崎啓支氏の講演です。
NLP心理学と日ごろ関わりのない先生方が多い状況ですが、これだけの方が集まっていただいたことに感激しました。
 そして、一期一会とは、こういうことなのだと強く感じることができました。
 この時しかないと思うと、気持ちも高ぶってきます。精一杯、今もっている力を発揮し、伝えたいことを体全体で伝えようと働きかけます。伝わっているかどうか、探りながら、「これでもか。」「これでもか。」とわかりやすい例を挙げて、伝わるのを確認しながら、講演が進んでいきます。
 あっと言う間の2時間だという思いが、参加者の声となって聞こえてきます。

 目の前に子どもがいて当たり前というおごりはないだろうか。

 目の前にいてくれることが何と幸せなことなのか、この瞬間を大事にしたいと心から子どもたちに感謝の気持ちをもちながら、授業を進めているだろうか。 

 そんか気持ちになりました。

 私たちの仕事は、伝えたいことを伝えればそれで仕事が終わったというものではありません。子どもを育てなければなりません。

 講話の中で
「コミュニケーションの成果は、話し手が話した言葉の量ではなく、受けてが受け取った量にある。」という言葉が心に残ったという参加者がいました。

また、

「知得より体得である。」ということがわかりましたという参加者がいました。


「承認は、ありのままを受け入れること」・・・承認が、最高の安全・安心を提供することになることを知り、今後の子どもへの対応を見直そうとする参加者の意見がありました。

 一期一会の思いで、意図と誠意と情熱をもって語れば、必ず伝わるということを学ぶ機会になりました。

 学級の子どもたちに対して、一期一会で接している自分だろうか。

 背筋がピンと伸びました。
 

「ありがとう。」と「ごめんなさい。」

2014-01-14 | 育児
 今まで、自分一人の力で、やってこられたことが多く、あまり人に頼ることはしませんでした。そのため、現実を変化させた時に、自分の力があったからだと考えることが多かったように思います。できないことがあれば、逆に自分の力がなかったと考えてしまいます。

 ここで発見するのが、「ごめんなさい。」という言葉と「ありがとう。」という言葉の使い方です。

 私は、なかなか「ありがとう。」という言葉が使えません。
その代わりに「ごめんなさい。」を使っていることが多いと思います。

 してもらったことへの感謝というよりも、自分でできなかったことへの思いが強くなり、「ごめんなさい。」「すみません。」「迷惑をかけてしまった。」「申し訳ない。」などの気持ちが湧きあがってくるのです。

 相手がどんな思いでそのことをしたのかということを考えることよりも、自分の至らなさに焦点が当たるのです。

 これは、学級担任として、自分の学級に責任をもって取り組んできたという職業を通して身に付けた価値観によるものかもしれないと考えています。

 なかなかこの価値観を手放すことができません。

 本当ならば、感謝しなければならないことであっても、自分を責めて、「申し訳ない。」という気持ちだけを伝え、感謝の気持ちを伝えずにいることがなかっただろうかとちょっと心配になります。

 感謝の気持ちを伝えるという体験が少ないため、相手に対して失礼な行為をしてきたかもしれないと思うこともあります。

 うまく感謝の気持ちを伝えられる人を見ると羨ましいと思うこともあります。

 プレゼント一つでもそうです。自分の感謝の気持ちを物で表すことはとても苦手です。「気持ちは、物では表すことなどできない。」という考えが邪魔をしていて、なかなか適切なものを選ぶことができません。

 感謝の言葉も同様です。「申し訳ない。」という顔が出てしまうため、「ありがたい。」という顔にはならず、「ありがとう。」という思いが十分に伝わらないのではないかと思っています。


 このことは、失敗した時でも同様です。人を責めることをあまりせず、自分に落ち度はなかったか、自分を見つめることになります。
 相手にとってみれば、責められることがないので、とても楽になります。


 人を頼ることへの罪悪感をもっているのかもしれません。

 頼まれたことはなかなか断れません。自分の能力を試す機会だと考えてしまうため、人に頼ることなく、何とか自分でできることはないかと思ってしまいます。お人よしと言われることもあります。

 人に頼れないことの裏返しだと思います。自分で何とかしなければならないという気持ちが、人に任せられない自分を作り出しているのでしょう。


 自分の価値観が自分の世界を作り出しているということがよくわかります。これが生きづらさにつながっているとすると、解消する必要があります。

 「もっと感謝できる自分になりたい。」・・・・・一人でできないことが多くなったり、任せることが増えたりしていることを実感している今だからこそ、大切にしたいと思っています。

新年を迎えて

2014-01-04 | 育児
 明けましておめでとうございます。
いよいよ教員生活最後の年になりました。
新しい人生に向けての準備の年になりました。
 同期の先生方と話をすると、どうしてもこれからの人生についての話が多くなります。
 教員生活の後の人生をイメージしている人が意外と少ないことにびっくりします。

 目の前の子どもの事に力を注ぎ、目の前から子どもがいなくなった時に、どんな自分でいるのかが見えてこないのです。

 今まで馬車馬のように働いてきたので、しばらくゆっくりしたい。 
 生活に不安があるので、何か仕事がしたい。
 これからも、子どもと関わりを持ち続けたい。
 再任用を推進する動きも出ているので、後輩の手助けをしたい。


 どんなことをしようとも、それに関わる準備が必要です。

 
 そのための大切な1年が今年になります。

 この語の人生に役立てるために、教員を長年続けてきて身に付けたものは、何だろうと振り返ってみました。

・人前で話をすることにも慣れています。
・困難にぶち当たっても、何とか乗り切ることができる耐性が身についています。
・文にしてまとめて伝えることに慣れています。
・人から信頼を得るための生き方に心がけています。
・集団を動かすことに慣れています。 等

 まだまだいろいろ挙げられます。
 
 これから先の人生にも必ず役に立てられるものです。

 現役の時には、あまり考えることはありませんが、もし退職後の自分の人生を考える機会を作ると、教員人生もかなり変わってくるような気がしました。

 例えば、

・自分が生活する地域を大事にしたい。
・自分の趣味に関わる時間をうまく作りたい。
・教師以外の職業人との関わりを大事にしたい。

 と思うと今の時間の使い方を見直すことが必要になります。

 見直し、実践することで、豊かさが増すように思います。
また、今まで以上に時間の使い方がうまくなるように思います。

 目の前の子どもの事だけでなく、将来を見据えた子育てを支援することにもなります。

 このように考えると、子どもたちのためにも、教員人生の先を考えることがとても有意義だと感じています。

 自分の自生のライフステージに合わせた教員人生について見直しをする機会を設けることをお勧めします。


このことから、

 今年は、「夢」「絆」を大事にした生活を送りたいと思います。