ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

レベルを保ち続ける

2008-03-31 | 育児
 継続は力なりと言われるが,一定のレベルを保ち続けるには,それなりに継続できる力をもっていなければならない。意識しているうちはできても,意識しなくなると消えてしまっては力になっていなかったことになる。意識しなくても力を発揮できるには,感じるところまで継続しなければならない。
<綺麗さ>
 日頃,どの程度教室を綺麗に保ち続けているかによってその綺麗さの感覚が子どもに身に付く。
<静けさ>
 授業中の私語や物音をどの程度許しているかによって静けさの感覚が決まる。
<元気よさ>
 子どもの声の大きさや活発に動く姿は,どの程度を要求しているかによって異なってくる。
<明るさ>
 笑顔の多い学級とそうでない学級は,日頃教師が笑顔で子どもに接する量によって決まる。
<礼儀正しさ>
 場をわきまえた対応の仕方を日頃からどれだけ教えているかによって決まる。
<人権感覚>
 子どもたちにかけている言葉の質によって,子どもの人権感覚がきまる。
<仲の良さ>
 子ども同士の関係作りに関わる刺激の多さによって仲間への関心の高さが決まってくる。
 このように考えると教師がもっている感覚がそのまま子どもに影響を及ぼしていることに気付く。自分を磨くことが子どもを育てる一番の近道。

春休み中の子どもたちは

2008-03-30 | 育児
 春休み中の子どもたちは,どんな生活をしているのだろう。新しい学年を迎える準備をし,期待と不安で一杯になっているのではないだろうか。特に,学校が変わる小学校6年生や中学校3年生は新しい環境になることが多く期待よりも不安の方が大きいかもしれない。
 最近は,共稼ぎをしている家庭が多く,子どもと関わる時間が少なくなっている。そのため,子どもの心を十分に捉える時間も少なくなっている。保護者だけでなく,関わった教師として少しでも心配のある子どもへの声かけをし,不安を取り除いてやりたい。
 <不安を乗り越えるたくさんの期待に夢をもたせる>
「こんな楽しい所だから早く行きたい。」という思いにさせたい。逆に,これができないと上には上がれないという脅迫的な接し方で子どもに関わっても,夢はもてない。
・新しい友達や先生との出逢い
・自分を高める可能性の広がり
・新しい活動の始まり
・新品の身の回りの物
・新しい自分の挑戦
 これらに夢をもたせたい。それも1つや2つではなく,できるだけたくさんもたせたい。だから,「こんな素敵なことがあるのならば,早く次の学年になりたい。」となる。「そのために,今頑張れることはなにか。」を考えて,残り少ない春休みを過ごさせたい。
<そのために頑張ること>
・やり残したことはないか。
・気持ちの切り替えはできているか。
・過去の整理はしてあるか。
 すでに,教師の手から離れている子どもたちである。ピンポイントで電話連絡でもして,どんな思いで春休みを過ごしているかを聞いてみたい。

支えることの難しさ

2008-03-29 | 育児
 支える側が支えたつもりでも、支えられた側が支えてもらったと自覚しないと支えたことにはならない。ひょっとすると支えたつもりでしたことが、支えてもらう側にとって迷惑になっていることもあるかもしれない。支え方が悪くて、十分支えられていないかもしれない。
 支えてもらってよかったと思うような支えになることが一番なのだろう。「ありがとう」は、そんなときに出てくる言葉。だから、子どもには、支えてもらったときの気持ちを素直に表現することとそれを「ありがとう。」と言うことを教えたい。これも繰り返しをすることで身に付く。嬉しかった感情とありがとうの言葉がつながるまで何度も繰り返し教えたい。支えたことがよかったかどうかの判断を感情とありがとうの両方でできるようになると支えがよかったかどうかの判断はしやすくなる。
 子どものためにと思って支えていることがすべて子どものためになっているかどうかはわからない。子ども自身の力で乗り越えなければならないことまで、支えていては自立はできない。また、逆に乗り越えさせなければと思って支えなければならないのに支えていないとこれも自立が遅れる。適度の抵抗を感じながら、あたかも自分の力で乗り越えたようにすることが自信につながり自立が進む。一度に多くのことに挑戦させても一度にできるようになることはない。子どもにできそうなことに順序を決め、一つ一つ確実にできるようにすることの方が自信を重ねてできることが増え、自立につながる。
 支えることは、手を出すことだけではない。「欲張らないでいいよ。一つのことをまずできるようにすればいい。」と取り組み方の知恵を出すことも支えとなる。子どもに知恵を授けることを忘れて、することだけに目が向いていることはないだろうか。できないで苦しんでいるときに「できなくてもいいんだ。」という気持ちにさせてくれる支えがどれだけ負担を軽くし、子どもを救っていることだろう。
 また、頑張りたくなる場を作ることも支えになる。子どもは、頑張りやすい環境の中でその気になって取り組むこともある。子どもはうまく「ありがとう。」とは言えない。子どもの感情を表情からつかみ、「これでいいだろうか?」と自問自答しながら、手を出したり、知恵を出したり、場を作ったりして子どもを支えたい。
<自主的に勉強できるための支え>
-手を出す-
 直接教える。塾に行かせる。家庭教師をつける等
-知恵を出す-
 勉強の進め方や仕方、教えてもらう方法、スケジュールの立て方、勉強の手順等を教える
-場を作る-
 静かな環境、勉強しやすい場、栄養のある食事、生活のリズム(日課)等をととのえる
 これを全部用意することが支えではない。今目の前にいる子どもにとって何が必要なのかを考え、その子に合わせて必要なものを用意することが支えることになる。一人で悩まず、関わる人を巻き込みながら一緒に知恵を出し合って支えていきたい。

ありがとうが言える自分

2008-03-27 | 育児
終業式の折に1年間頑張ったことを子どもが話す機会があった。
 題は「ありがとうが言えるようになった自分」である。1年間の担任のこだわりがまさにこの作文になって現れたという実感を得た。弱い者の立場から物事を考え,常に「ありがとう」を言い続けている担任だからこそ,このように子どもを育てたのだろう。仲間と関わり合いながら,人のために働く子どもの姿。それに関わる時に出てくる「ありがとう。」の一言。
 自分のことで精一杯になりがちな今の時代であっても,何気なくしている行為が仲間のためになっていることがある。
 それを気付かずに過ごしている。それを気付くきっかけが「ありがとう。」なのかもしれない。
 この程度のことは当たり前だとしたことが,された側からすると「ありがとう。」なのである。この言葉は子どもであろうがおとなであろうが大切にしたい言葉だ。
 時間の流れに流されていると,つい言い忘れてしまうのもこの「ありがとう。」である。
 送別会が近づいてきた。最後に精一杯の「ありがとう。」を伝えたい。

いい話

2008-03-26 | 育児
 卒業式の中でいい話を聞いた。
<スイッチを切り替える>
 「野球選手が靴ひもを結ぶときによしやるぞ!」とスイッチを切り替えて試合に臨む。人によってスイッチは何になるかはわからないが,自分でスイッチを決めて,勉強に臨んでほしい。
<いい話とは?>
 「いい話」ってどんな話なのだろう。この話は,きっと子どもたちにわかりやすく,その気にさせてくれる話ではないかと思った。その秘密を探ってみた。
・スイッチ・・・身の回りにあり,誰もが知っている。
        その機能を誰もが知っている。
・野球選手の行為・・・誰もが見たことのある行為である。
           その気持ちを容易に想像できる。
・切り替え・・・誰にでも必要なこと       
・スイッチを決める・・・決定が自分に任されている。
・勉強への切り替え・・・自分の事として考えられる。
 この話がわかりやすいのは,身近な事を元に一般化し,一般化したことを自分のくらしに当てはめて考えるようにつながっりをもたせているからではないだろうか。いい話だと感じたのは,そのせいではないだろうか。

 子どもにわかりやすい心に残るいい話をしたい。

新しい仲間を迎えるために

2008-03-25 | 育児
 子どもとの別れだけでなく,一緒に仕事をした仲間との別れの時期でもある。そして,新しい仲間を迎える時期でもある。組織の一員として,残った者として次年度の準備を万全にすることが,新しい仲間の不安を取り除く大事な仕事となる。
 ここでも,子どもにいつも言っている「3つの準備」をそのまま当てはめることができる。
・ものの準備
(新しい職場に位置付くもの)
 靴箱,ロッカー,職員室の机,駐車場所,名簿など
(学級を作るための準備するもの)
 学級の名簿作り,諸帳簿作成,教材選定,名札や氏名カード,机列など。またその準備に必要なもの(印鑑,シール,カード,諸帳簿)
・心の準備
(新しい仲間を受け入れるためのもの)
 迎えるためのカードや花束など 
(活動を進めていくときの手順や考え方がわかるもの)
 学校経営の方針や重点,年間指導計画,カリキュラム,教科書。
・体の準備
 余暇の時間をうまく作り,リフレッシュできるように心がける。前から勤めているものとして,ゆとりをもち笑顔で新しい仲間を迎えたい。
 去って行かれる方々への感謝の気持ちはどのように伝えようか,ただ今思案中。

ねうちを作る

2008-03-24 | 育児
 卒業式の練習で忙しい毎日を過ごしてきた6年生とのお別れももうすぐとなってきた。練習中にどれだけのねうちのある話ができただろう。
 卒業式を自分にとってどんなねうちのある行事なのかを見つめさせることで,卒業式の質も子どもの取り組みも違ってくる。
<卒業生に向けて>
・小学校生活最後の行事
・一つの区切りを自分で作る機会
・小学校生活を振り返る機会
・中学校生活を思い描き,目標を作る機会
・お世話になった人々に感謝を伝える機会
・後輩に後を託す機会
<在校生に向けて>
・去る先輩から後を引き継ぐ機会
・卒業生に感謝を伝え,送り出す機会
・卒業生の業績をたたえ,祝う機会
・残された者としての覚悟を決める機会
ー態度で表すことがその思いを伝えることにつながるー
<卒業生なら>
・歩く姿
・起立着席の姿
・声
・在校生や関係者へのまなざし
・これらを揃える美しさ
<在校生なら>
・拍手をする姿
・声
・演奏等の美しさ
・卒業生へのまなざし
 互いに感謝の気持ちを伝え合うことができたら、きっと素敵な卒業式になるだろう。

空白を作らない

2008-03-22 | 育児
 春休みに入ると,どうしても子どもの心はそわそわと落ち着かなくなる。学年を終えて,新しい学年への期待と不安が入り交じっているのだろう。一年で一番心が不安定になる時期となる。担任から外れ,支えのない状態で糸の切れた凧のようになっては大変。
 こういう時こそ,子ども自身に目標をもたせ,次の学年に向けての構えを作って取り組むように指導援助をしたい。
 <次の学年に向けての準備>
・どんな学年にしたいのか。自分なりに考える時間を作る。
・今の学年でできたこと,できなかったことから次の学年になったらこんなことをしたいと願いをもたせる。
・新学年に向けてのものの準備をする。
・旧学年のものの整理をする。(いらないものは捨てる)
・自分の机があれば,机の中や本棚などの整理
・生活のリズムを壊さないための生活作り
 これは,子どもだけでできるものではない。誘惑もあり,危険なこの時期を乗り切るためにも十分意図や願いを伝えたい。
 新学年の担任が決まるまでは,担任のつもりでいたい。それができるのも旧担任だからこそだ。「困ったことがあったら,いつでも連絡くださいね。」の一言は子どもを安心させることになる。

自分を見つめ直す

2008-03-21 | 育児
限られた時間をいかにうまく利用するかは自分次第。久しぶりに自己啓発のためのセミナーに参加した。
 毎日忙しく時間を費やしている中でちょっと立ち止まり,視点を変えて自分を振り返ってみることはよい刺激になる。
 「知らないことが多いこと。そして,知らないことさえ知らないことがまたこれがいかに多いことか。」に気付くことができる。
 この機会を作ることで自分の足りないことや気付かなかったことに視点を当ててちょっと頑張ってみようかなと思えたら,今よりもちょっと素敵な自分に近づくように思う。
 
 意識することで見えるものが変わる。
 見えるものが変わると見えるものに合った行動にする。
 この行動を繰り返しし続けると意識しなくてもできる自分になる。
 
 性格は変わると思いますか?

別れを作る

2008-03-20 | 育児
 子どもたちは、私たちと比べると別れの経験は少ない。突然やってくる別れでは何の準備もできないが、年度末の別れは準備ができる。子どもたちに別れを教えることができるのもこの機会だろう。
 別れは、新しい自分が作り出す未来に向かう扉の前に立っているようなもの。今まで培った力を使ってこの未来の扉を開こうとしている今が別れだ。
 生きる力を育んだ一年。様々な仲間の生き方を見ながら自分らしさを磨いた一年。悩み苦しみながらも生き抜いた一年。それぞれの子どもにとってかけがえのない一年を一緒に過ごした仲間との別れの時である。一緒に感激しながら別れるのも一つであるが、先達としてこの別れを演出したい。
 「あなたと一緒にいられて幸せだったよ。」の思いを「ありがとう。」の言葉に乗せて別れを演出したい。
<プレゼント> 賞状を渡す。別れに際して話をする。メッセージを残す。握手をする。 
<思い出作り> 文集を作る。アルバムを作る。寄せ書きを作る。
<触れ合い> お別れ会(式)を作る。みんなと握手をする。一人一人にお礼を言う。
 形はいろいろあるが、「感謝」の気持ちが出せないで事を過ごしてしまってはもったいない。せめて、通知表を渡す機会にでも、教師自ら「別れ」について話をし、誰にどんな感謝を伝えることかを示したい。
 感謝の対象は、友だち、(先生)、そして忘れてはならないのが家族。(先生に感謝しなさいなどとは言えないが、「この一年間でお世話になったと思う人に感謝をするんだよ。誰に世話になったのか考えてみよう。」と対象となる人物を板書すると、その中に「先生」は出てくる。)
 そして、家庭で通知表をおうちの人に「はい。」と手渡すのではなく、「通知表をおうちの人に見せるときにはね。『一年間ありがとう。まだまだ頑張らなければならないことはあるけど、おかげで無事○年生を終えることができました。私を支えてくれてありがとう。』と話そうね。」と話したい。そして、「それでは、お隣の人がおうちの人だと思って、練習してみましょう。」と話す。照れながらも話をする姿を見るのもなかなかいいものだ。

問題が見えたきっかけを大切にしたい

2008-03-19 | 育児
 「うちの子だけですか。」(電話で対応した先生から聞いた保護者の返答)・・・我が子が関わる問題は,特別な問題ではない。どこにでもある起こりうる問題だと一般化することは,問題の解決を遅らせてしまう。
 危機感を感じ,何とかしたいと思うから子どものために行動する。そして,その行動を子どもは見ている。そして,この機会は,私のために動いてくれる愛情を伝えるよい機会にもなる。だから,子どもがその愛情に応えようと行動を変える。
 しかし,我が子を問題視されないように子どもをその場は守ってみても親が行動を変えなければ,また,子どもは同じ行動をする。親が子どもの行動を「よし」としているうちは子どもは行動を変えない。その親の姿を見ながら子どもは育っていく。
 電話の保護者の対応が気になる。何もしない保護者ではない。電話の向こうでは,子どもはどんな姿をしているのだろう。保護者は,電話を終えたあと,子どもとどんな関係を築くのだろう。ひょっとすると我が子を責めてはいないだろうか。人前では見せられない姿を我が子に向けていないだろうか。せっかく人とのつながるドアが開いていたのに閉めてしまった。電話の向こうの世界が気になる。
 子育ては,自分一人で抱えて出来る事ではない。関わりのある者がそれぞれの立場で刺激をしあいながら,今この子に何をすればよいのかを考え作り出していく営みをしなければならない。決して一人で抱え込まないでほしい。

次の人が使いやすいように

2008-03-18 | 育児
 子どもたちと過ごした1年間の思い出の教室。この教室を次に入ってくる子どもたちが同じように利用する。
 新しい仲間で作り上げる教室には今の思い出は不要だ。真っ白な教室を自分たちで作り上げるためには,思い出は迷惑になる。思い出の教室に足跡を残さぬように綺麗にして次に渡したい。大掃除は,新しくこの教室を使う仲間にとって使いやすい教室にするための学級の思いやりを示す場でもある。
<できているかな?>
・教室備品は,揃っているかどうか確認する。
・机椅子にシールやチョークなどで名前がつけてあれば綺麗に取り去る。
・掲示用に引っ張ったロープや針金を取り除く。
・教室内に名前や班のシールなどがあれば綺麗に取り去る。
・次の人が使うのに便利だろうと思わないで余分な掲示物は取り去る。
・ものを移動してゴミを取り除く。
・クギやフックなど後から使いやすいように取り付けたものを取り去る。
・使いやすいように位置を変えたものについては,最初の位置に戻す。
・傷があればできる限り補修する。
・汚れやほこりを取り除く。
・教室に残すものは,確認しやすいようにまとめておく。
・消えかかった印など使っているうちに見えにくくなったものは見やすく書き直す。
 「次の人たちが使いやすいように」を合い言葉に仕事を進めていけば,きっとこれ以上の取り組みを子どもたちは見つけるだろう。大掃除でどんな思いやりが見つけられるかが楽しみである。

いじめをなくし,仲間関係を築く言葉

2008-03-16 | 育児
 「死ね」「うざい」等いじめにつながる言葉を使わなければ、いじめがなくなるかと言えばそうではない。いじめは心のあり方だから、ここにメスをいれなければ、言葉が変わるだけでいじめの本質は変わらない。改善するには、仲間関係を築くとか、仲間関係を円滑にする言葉を使うことに力を入れた方がよいと思う。さて、どんな言葉が浮かぶだろうか?
<おはよう、こんにちは等の挨拶>
 自ら相手との関係を築こうと思わなければ、声をかけることはできない。仲間関係を築くきっかけとなる言葉ではないだろうか。関わりたくない相手には挨拶をしないことが多いように思う。
<お願いします>
 相手に何かをしてもらおうと依頼するときに使う言葉。することが当たり前と考えていれば、お願いますとは言わない。相手を頼り、応えてくれることを信じようとしているから出てくる言葉ではないだろうか。
<ありがとう>
 相手がしたことを認め、感謝する時に使う言葉。当たり前にせず、相手の気持ちを思い、その思いに答えようとする言葉ではないだろうか。ここには、相手を対等または、それ以上の存在として見ているから使える。
<ごめんなさい、すみません>
 相手に迷惑をかけたと思う気持ちがなければ、なかなか使えない。ひょっとしたら相手を傷つけたり,迷惑をかけたかもしれないと相手の気持ちを推し量ると生まれてくる言葉であり,相手と関係を修復したい、今まで以上の関係を築きたいという思いの中で出てくる言葉ではないだろうか。
 昔、「オアシス」運動を展開したことがあるが、これに近いものがある。
 オ・・・おはよう ア・・・ありがとう シ・・・失礼します ス・・・すみません
 さて、「オオアゴ」運動にでもしようか。

仕事への情熱

2008-03-15 | 育児
 体調が悪くても,午後からの卒業式の練習に向けて係として参加しなくてはと無理をして出勤された先生。
 「みんなでカバーするから無理しなくてもいいよ。」と声をかける。すると,「いいえ,私自身が不安だから。」と言葉が返ってくる。任された仕事に対する責任感の強さには頭が下がる。昼食もおなかに入らない。これでは大変。子どもを帰した後,練習には参加せず,早退していただいた。しかし,仕事に対する先生の強い思いが,残った者の気持ちを奮い立たせる結果となった。
 こうした強い意思が人を動かすことになる。その意思を受け取り,助け合って一つの仕事をやり切ることができるいい仲間がここにいる。
 職場の雰囲気はトラブルが起きたときにこそ本質が見えてくる。

よりよい自分作りのための振り返り

2008-03-14 | 育児
 長年培ってきた自分流の見方や考え方を変えることはとても難しい。癖になり繰り返しが多い分,大人になるほど難しい。
 「見方を変えたい。」とか「今のままではよくない。」という強い思があってもなかなか変えられない。
 わかっていてもいつも同じところに収まってしまう。いつもの結果になってしまう。これが,プラスに働くうちはよいが,マイナスに働くようであればよくない。子どもを幸せにする癖ならいいが,子どもを不幸にする癖なら直さなければならない。人に心地よさを与えるものならばいいが,不快を与えるものなら何とかしなければならない。人の反応が自分の癖を見つけるきっかけとなる。
 私のしたこと,言ったことでどんな反応を人は返してくれるのだろう。反応をみながら,自分を振り返る。この自分を振り返る癖は大事にしたい。これは,自分の課題を見つけるよいきっかけとなる。
<振り返るきっかけ>
・活動の終わりに反省会をする。
・活動の報告をする。
・日記を書く。
 「楽しかった。面白かった。」で終わらず,自分にとって意味のある時間を過ごせたかどうかを見つめたい。子どもたちにもこんな癖がつくように活動の後の振り返りを大事に扱いたい。癖になるまで繰り返させたい。
 子どもたちの取り組みを褒めた後,
「ところで,してみてプラスになったことはないか?」
「ところで,してみてしまったと思ったことはないか?」
「これからも,していこうと思ったことはないか?」
等と問うてみたい。(人との関わりから反応できれば仲間関係をよくする芽をもっている。)
「わからない。」と答える子がいれば,「これがよかったのでは?」「ここが惜しかったよ。」「これを続けたら?」などと見方を教えることで子どもの見方や考え方を広げてやりたい。
 立ち止まらず,動き続ける子どもたち。止めたときの振り返り方一つで次の活動が違ってくる。