ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

お子様の幸せを願って、メール、スカイプでの相談、面談を行っています。是非ご利用ください。

移動前に構える

2007-05-31 | 育児
 構えが変われば、行動が変わる。いつ構えを変えようと指導しているか教師側の姿勢によって異なってくる。教室移動や体育館への移動、運動場への移動などみな同じ。移動中に騒がしくなるのは、その構えを作っていないことが原因となっていることが多い。移動開始した瞬間からすでに始まっているという構えを作りたい。
・やる気があれば、移動は早くなるはずだ。
・移動先のことを考えていれば、無駄話はないはずだ。
・構えを揃える気持ちがあれば、遅れる子や他事をしている子が気になるはずだ。
 などと刺激をし、移動中の姿を問う。「移動中の子どもの姿を見る。」「先回りをして、移動先で子どもを迎える。」などして子どもの構えの見届けや評価を行う。繰り返し行うことで姿が変わってくる。教師の姿勢一つで早く身に付く。また、子ども同士が刺激し合えるようになれば、教師は注意をすることもなく楽になる。

お話大好き

2007-05-30 | 育児
 学級担任が不在の時に学級にお邪魔することが時々ある。そして、5~10分ほどの時間があるときには、低学年の子どもたちにはお話をする。自作自演で即興が多い。生活劇風のものを考えている。テーマを決め、登場する人物を決める。あとは、その登場人物になって演技をしながら話をする。これは、結構子どもたちに受ける。
<心がけていること>
 登場人物・・・子どもの年齢に近く、いそうな人物にする。
 設定・・・・・子どもの周りで起きそうな場面を利用する。
 面白さ・・・・喜怒哀楽を主人公になりきって大げさに表現する。
        繰り返しを取り入れ、笑いを取る。
 話の終わり方・・・失敗して後悔する。
          失敗しないように工夫した生活する。
 例えば、公園で飛び出しをして交通事故に遭った話、大事に使われていない鉛筆が悲しんでいる話、遊具の遊び方が悪くてけがをした話、進んで挨拶をしていたら友だちが増えた話、雨にぬれて風邪をひいた話など。話の途中で時々子どもたちに投げかけると、子どもたちの生の生活も見えてくる。

困ったときは

2007-05-29 | 育児
 困った時に自分から「助けて!」と言える子どもにすることは自立した姿の一つである。そして、その困ったことをきちんと受け止める教師であれば子どもも安心して教師についていく。しかし、個々がバラバラと相談に来られても対応できないのが授業。席を立ち教師の側に来られると来た子どもへの対応に追われ全体への指導がうまくできない。授業が止まってしまうこともある。集団で学習しているときに困った時にはどうするとよいのかをきちんと教えておかないといけない。
 活動中に質問したいことや困ったことがあった時は、「分からないことや困ったことがあったら、挙手して待っていてくださいね。お助けマンになって助けに行くからね。」と、挙手して自分の席で待つという約束を作り、子どもに伝える。この約束を作っても側へ来る子はいる。ついついすぐに質問に答えそうになってしまうが、そういう子には、「はい、席について!自分の席で待つ約束だよ。」と席につくまでは答えない。これを徹底していくと教室が整然とし、授業を進めることができる。集団生活を進める上で、仲間を思いやりながら学習を進めていくために、「挙手して質問や助けを求めることはいつでも使える大切な約束」だと考えている。

プール開き

2007-05-27 | 育児
 6月に入るといよいよプールで学習する姿が増えてくる。命の危険と常に隣り合わせに学習を進めていくことになる。子ども自身が自分の命を守るためにはどのように学習を進めればよいかを始めにきちんと教えておかなければならない。
・準備運動 (激しい運動が始まることを体に知らせる)
・入水の仕方(心臓から遠いところから順に浸からせる)
・学習の仕方(バディは命を守り合う仲間と考えさせる)
・合図に従う(自分で体調管理しにくいことを知らせる)
 プール開きは、「命を大切にする」とは具体的にどのようにすることなのか体感させる大切な機会となる。

わかることとできること

2007-05-26 | 育児
 わかることとできることは違う。説明すればわかったと思って、次に進めることがある。しかし、わかっていてもできないことはある。原因はいろいろ考えられる。
・する意欲がない。
・他の事に気を取られている。
・実は誤解をしている。
・他にしたいことがある。
・忘れている。
・自信がない。
 1つのことを確実にできるようにするためには、その事に集中し、繰り返しできる姿になるまで続ける根気強さがいる。「説明したでしょ。何故できないの?」などと言って子どもを叱る姿を時々見かける。子どもが悪い訳ではない。自信をもってできるまでの手だてを打っていない教師の配慮不足が原因。させてみて、できるかどうか見届け、できれば「できた。」と認める。一度でなく何度もできるか見届ける。「できた。」「できた。」を繰り返し、子どもに自信を与える。ここまでできれば、安心して目が離せる。(※子どもから「もういい。」「見ていなくてもできる。」「うるさい。」などという言葉が聞けるまで見届けていないで早く手を離していることが多い。)一度できたから次もできると思うのは間違い。繰り返しがなければ身に付かないことはたくさんある。
<留意すること>
・一度にたくさんのことを要求しない。
・子どもができていく手順に合わせる。
・できて当たり前にしない。
・できたことを喜ぶ。
・できたことに感謝を伝える。
(子どものためだと思って要求するが、こちらの思いを分かってしてくれたからできた姿になった。こちらの要求に応えてくれたと思えば、感謝の気持ちが沸いてくる。)

集合のルール

2007-05-25 | 育児
 スポーツテストを行う。何種目も行うことになり移動の早さは、かなり時間の節約を生む。このとき、始める前に素早く移動することへの構え作りや移動の仕方について丁寧に話しておく必要がある。準備運動だけで終わってしまうと、活動後、記録が気になって移動中に話をすることが増え、時間がかかる。
<構え> 集団行動が素早くできる学級はまとまりのある学級。
<活動場所への移動> 集合したら整列して座り、先生の指示に従うための方法を教える。
・終わりの挨拶をしたら、すぐに次に移動すること
・移動するときの列を乱さないこと
・移動する時、前を空けないこと
・移動先についたら、「前にならえ」をし、列を整えること
 (先頭の合図、話をせずに黙って整列)
・「すわれ」の合図で座り、先生の顔を見て始めの挨拶をすること
 活動場所では、活動を始める前にそれぞれの担当者が移動や集合の様子を評価することを忘れないことが大事。これを忘れると構えの意識が時間と共に薄れていく。

研究授業

2007-05-24 | 育児
 お互いの力量をアップさせるために校内に研究推進委員会なるものを作り、授業研究を行っている所は多いと思う。授業研究に向かう姿勢が自分の力量アップにつながる。
<参観の姿勢>
・現在の自分の課題とつないで授業を見る。
 自分の学級の問題を解決する糸口はないか指導者の指導から探す。
・学校の課題とつないで授業を見る。
 研究を進めていく上で今何にこだわることが必要なのかを探る。
・教師の指導と指導による子どもの変化を見る。
 今日の授業の主張点にそって子どもの変化を見る。
<授業をする側の姿勢>
・育った姿を見せようとしないで、育てる授業をする。
 指導技術を学びたいし、指導技術を向上させたい。
 繰り返して指導した子どもの姿を見ても、「どうするとあんな姿になるのだろう。」という疑問が残る。これでは研究にならない。指導技術を高めるためにも授業の中でその姿を見せる必要がある。
・主張点のある授業
 この授業を通して何を見てもらいたいのかが分かる授業をする。したいことがたくさんあると見る側も何を見て良いのかがわからない。これだけは必ず見てもらいたいという願いをもって授業に向かう。
・挑戦する授業
 結果がどうあれ、自分なりに新たに挑戦することがある授業は授業作りへの意欲を作る。うまくこなして授業をするよりも、失敗から学ぶことの方が多い。失敗を恐れない自分が新たな自分を作り出す。
 いつまでも若さのある授業をしたいし、見たい。子どもを育てることに終着点はない。自分を磨き続けるためにも授業を通して研究を深めることはとても意義がある。

見学

2007-05-23 | 育児
 見学に引率。子どもたちにとって珍しい物を見ることは、説明を聞くことよりも優先する。説明する側は、その珍しい物を意味あるものとして説明する。(本当は、その意味あるものとして見た方がよく分かるのだが)しかし、子どもは違う。話を聞きなさいと言っても聞くことができない子が多い。そうなると、説明する側が工夫するしかない。子どもがある程度満足するまで待つ。・・・その後に説明をする。これしかない。こんなことを思いながら、大きな声を上げ必死になって説明している係の方を応援する。

競争を楽しむ

2007-05-22 | 育児
 小学校3年生程の年齢になると、仲間との関わりが強まり競争を好む。それを上手く教育活動に生かすと授業も楽しくなる。 歌声を高めるためにグループ競争をさせた。(10人ほどのグループが4つ)それぞれのグループの得点を聞いている側が点数をつける。100点にならない理由を明らかしようと理由を聞くといろいろ出てくる。
・曲で求めている歌声になっていない。(美しい歌声)
・みんなの声の大きさがそろっていない。(声の大きさ)
・歌い方がそろっていない。(やさしい声)
・曲の感じが伝わってこない。(楽しい感じ)
など様々。作戦タイムを取り、自分たちで歌い方を考え、相談する場を設ける。グループ練習の場面では、練習前よりもよい点数を上げようとどのグループも必死で練習をする。仲間作りがうまくできているグループとそうでないグループでは取り組みにも差が出るが、どのグループも「負けたくない。」の気持ちから歌声がよくなっている。歌を聞く厳しさも高まっていく。子どもたちの活発な動きを見ながら楽しんでいる私がある。

学習のルール

2007-05-21 | 育児
 先日、授業の導入(理科)で授業作りについて述べた。学級独自の学習のルールが細かく作り上げられる学級であれば子どもは安心して学習に臨むことができる。
 学習を進めるルール 
<準備>
筆箱の中身、授業が始まった時の机の上の状態(教科書、ノートの位置や広げ方)、机の並び(隣の子ときちんとくっついているか)
<授業の始まり>
集まり方(素早く集まるための約束)、移動の仕方の仕方、席での姿勢
<授業中>
挙手の手の上げ方(手の向き、指、肘)、手を上げるまでの準備、手を上げるタイミング、話す内容、話を聞く時と作業の区別、メモの取り方、授業の場面と考える内容や作業
<授業の終わり>
机の上の始末、机の状態、次の学習の準備、家庭学習の見通し
1年かけて少しずつ増やしていく。一度に多く示しても消化不良となる。繰り返しできるまで指導し続けることが重要。年度初めは、ここに力を注ぐのも何をすれば分かっていると子どもが安心して授業に向かい、自分の力を十分に発揮できるようにするためなのだ。

子どもフェスティバル

2007-05-20 | 育児
 子ども会が主催する子どもフェスティバルに参加した。保護者の方々の子どもを育てる力が見える機会。われわれのように仕事として取り組むのではなく、ボランティア活動。前日からの準備等もあり、子どもたちのために尽くしてくださる姿勢には頭が下がる。いくつかのゲームコーナーを単位子ども会で受け持つ。ここにそれぞれの子ども会の力の差が見えてくる。
・子どもが自ら宣伝、受付、客への対応等をしているコーナー
・気づかない所をフォローしているコーナー
・保護者が受け付けをしたり、転がったボールを拾って客に渡したりしているコーナー
・仲間作りを広げるはずが、個人で楽しむゲームコーナーを運営しているコーナー
 様々なコーナーを見ながら、もっと教育関係者が事前に関わることが必要だと感じた。活動の目的を明確にし、その目的に合致した活動の内容や活動の仕方を考えるという取り組みができるのは、我々教師の得意な分野だ。これを生かすと子どもの動きを気にする保護者がもっと増えるだろう。地域の教育力を高めるために教師がもっと地域の活動に関わる必要がある。

性格は変わる

2007-05-19 | 育児
 保護者との懇親会での会話の中で「うちの子は~だから。」「私に似て~だから。」などという話を聞いた。よく聞く話である。子どもを固定的に見ることで安心できることもある。しかし、変化すると見ることで可能性が広がる。その傾向は強いが、そうではない。ある本に「習慣は意識の深さ×反復」と。性格は習慣を変えることで変わっていく。育てる側の見方が子どもの可能性を握りつぶしていないか見つめてみたい。
 教師も同じである。

授業を作る

2007-05-18 | 育児
 私たちは教材研究をし、ねらいを明確にして授業を進めようと努力する。その教材研究を通して自分のしたいことを明らかにして授業を進めていくことが多い。この時に忘れがちなのが、学級目標や学校の教育目標。したいことだけではなく、その時々の子どもの姿のイメージをもつことが大きな鍵となる。(一場面を切り取ったときの子どもの姿)
例 理科の導入の一場面
・子どもを前に集めて事象を提示する。(教師がしたいこと)
 <子どもがどんな姿で集まってくるのか。>
  ×仲間が見えなくても平気でいる子
  ○仲間が見られるように配慮する子(連帯・協力)
  ○早く前にきて静かに事象を見ようとする子。(自主)
  ×近くの友だちと私語をする子。
 ※この×には、事象を見せる前にみんなが見える位置につくことや静かに集まることの指導が必要となる。
 <何を見ようとしているのか>
  ○見つけたことを発言する。(創造)
  ○仲間の発言を聞き、自分の考えを述べようとする。(連帯・協力)
  ×発言せず、黙って聞いている。
  ×仲間の意見を無視して自分の考えだけを述べようとする。
 ※この×には、事象の見方や発言の仕方などを教える必要がある。
 ○の子どもが少しでもあれば、事象提示して授業を進めることはできるが、この場に合った子どもを育てたことにはならない。ここでの指導は、学び方の指導でもある。つまり、授業を作ることは、子どもを育てることに他ならない。この場面を切り取るきめの細かさが授業の質を上げることにつながる。(4,5月に作り上げていくと後が楽になる。)

焦っていないか

2007-05-17 | 育児
 焦っていると見なければならないものが見えなくなる。1時間の授業にはねらいがあり、毎時間そのねらいの達成のために努力をしている。当たり前のことではあるが、これがかなりの焦りになる。「1年間かけて子どもを育てていくのだ。」と考えるとその焦りは多少は和らぐ。
・1時間1時間を等分して、1.0 1.0 1.0・・・・と1年間を過ごすという生き方もあるが、始めは 0.5 次は、0.7 次は、 1.0 その次は1.3 その次は 1.5 と 等分ではなく軽重をかけて学習の内容を進める。つまり、年度当初は学び方に力を入れ、後半は授業の内容に力を入れるという考え方をする。
・1時間の中で子どもに任せる部分を年度当初は少なくし、徐々に増やしていくという考え方をする。
 学び方が身に付いていないで授業を進めていると1年間教師主導型の一方通行の授業になっていく。今はまだ1ヶ月経った時期、学び方がまだ十分に身に付いていない子への手助けが必要な時期でもある。

挙手し続ける

2007-05-16 | 育児
 子ども自身の学び方を高めていくことが子どもの質を高める。子ども自身、次の自分に気づいていないことが多い。
・分かったつもりでも分かっていない自分
・分かったことをうまく表現できない自分
 「聞いて学ぶ」ことで満足しているうちは、このことに気づかない。相手に話すことを意識して初めてこのことに気づく。その第一歩として、まず挙手し続ける子どもにすることである。(挙手することは話さなければならないという気持ちに子どもを追い込むことになる。)
<挙手できるようにするために>
・反応することは思いやりがあることを伝える。
 話し手の内容について必ず反応することが話し手を大切にしていることになる。必ず反応しよう。(「分かったよ。」「そうなのか。」「へー初めて知ったよ。」などの気持ちを伝える。この反応が相手に分かりやすいのは挙手。だから、話を聞いた後は必ず挙手で反応すること)
・自分の考えを仲間は知らないことを伝える。
 話さなければ、誰もあなたの事が分からない。話して初めてわかる。だから挙手して仲間に伝えることが大事。
・自分の考えは変わることを伝える。
 仲間の考えを聞くと自分の考えが深まったり、変化したり時には分からなくなったりすることさえある。このことはいくらでもあり、誰でも起こりうる当たり前のことなのだ。その変わったことを伝えないと誰もあなたが変化したことに気づかない。だから、挙手して仲間に伝えることが大事。
・話して初めて分かったことになることを伝える。
 自分の考えをうまく話そうと努力していると話し方もうまくなるし、自分の考えもまとまってくる。相手に上手く説明できることが分かった証拠。分からないことが少しでもあるとうまく説明できない。だから、挙手して仲間に伝える練習をすることが大事。
 ※この時、「分からない。」と言えることを大事にしないと困っている子どもを救うことができない。まずは、反応することに慣れることから始める。反応できるようになったら意見を求める。挙手しているどの子にも同じように教師が対応をすると子どもは辛い。その子の能力に合わせる。
 ・挙手していても指名は控える子
 ・話せるかどうか確認してから指名をする子
 ・自信が持てそうになったから事前に意見を聞いてから指名をする子
 ※指名されることは子どもにとってかなりの抵抗になることが予想される。(「分からない。」と言えるだけでも素晴らしいと思える子もいる。)
 話の内容を問題にせず、まずは挙手し続ける子にするために全力を挙げたい。