ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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今をつくり出す

2008-04-30 | 育児
 目の前の子どもを何とかしたいという思いが,自分を動かす。ただ,したいことがたくさんあるとできないことが多いと苦しんだり,諦めたりしてしまう。
 まだ,5月に入る時期だからこそ,焦らないでじっくりと1つの事に取り組みたい。
<1つの事をじっくりと取り組むことのよさ>
・教師のこだわりとして子どもに映る。
・子ども同士の助け合いや注意のし合いが増える。
・できるようにしたいと子どもの中に課題が生まれる。
・できたときの充実感を味わうことができる。
・できるまでの過程をじっくりと見つめることができる。
・次の取り組みの見本となり,同じ歩み方をすることができる。
・つまずく原因が明らかになる。
・原因を取り除く方法が新たな取り組みの中で生じるつまずきを取り除く時の参考になる。
・1つのことを全員で取り組んだ経験となり,みんなでやったという自信につながる。
・「できたから,きっと次もできる。」と次の取り組みへの意欲につなげることができる。
 一つ一つにじっくりと取り組むためには,たくさんのしたい事に順序をつけ,順番に支援を行う。また,取り組みの足跡を教室の掲示に利用し,子どもたちの意識が消えないようにする。この取り組みをきっかけに必ず子どもたちは成長すると信じて粘り強く取り組みたい。
 教師は常に願いを実現し続ける存在でなければならない。この願いを実現し続ける取り組みを子どもたちは見ている。そして,「決して諦めないことが実現につながっていく。」と感じるはずだ。

遠足で仲間作り

2008-04-29 | 育児
 行事を通して子どもを育てるというが,することに流されて子どもを育てる意識が薄れることがある。何をするということでなく,どのようにするのかを明らかにしないと子どもを育てることにならない。することがはっきりしている遠足では特にすることに流されやすくなる。
<友達を思いやる行動に導く>
ー集合の時ー
 ・仲間が揃っているか確認できる自分にする。
  (自分がいるだけではだめ。仲間と一緒にいるか。)
 「友達は側にいる?」「班の子は揃っている?」「体調の悪い子はいないかな?」
ー歩いている時(往路)ー
 ・前を歩く子を意識して歩く自分にする。
  (隣の子と話に夢中になると遅れる。詰めて歩くことが仲良し)
 「遅れると後ろの子が迷惑するよ。」「遅れないことが仲良しだよ。」
ー活動している時ー
 ・自ら関わろうとする自分にする。
  「みんな揃っている?」「一緒に動こうね。」「声をかけてね。」「みんな元気?」
ー食事の時ー
 ・話をしながら一緒に食べる自分にする。
 (側にいるだけで安心しない。関わろうとする姿にする)
  「みんなで丸くなって,顔を合わせて食べようね。」
  「その姿(仲間に背を向けて食べる姿)は,一人ぼっちに見えるよ。」
ー現地出発の時ー
 ・活動の跡を見届ける自分にする。
  「忘れものや落とし物,ゴミはないか,振り返ってみた?」「次に使う人の事を考えられることが大事だよ。」
  「みんな揃っている?」「確かめた?」「みんな元気?」
ー歩いている時(復路)ー
 ・疲れていても前の子を意識して歩く自分にする。
 (疲れを感じつつも一緒に頑張ろうとする姿を増やす)
  「頑張っての声は誰がかけるの?」「気分が悪い子はいない?」「大丈夫?と心配してくれる子がいると嬉しいね。」
ー解散の前ー
 ・活動を振り返る自分にする。 
 (仲間を気遣った自分や気遣われた自分があるかがポイント)
 「仲間に気遣いの声をかけたかな?」「揃っていないと心配したり,注意したりできたかな?」
 振り返りが次の活動につながることを意識して話をする。
遠足は,一日かけて行う大事な行事だからこそ,仲間作りへの声かけを大事にしたい。黙っていれば,いつもの安定した仲間の姿になるだけで新しい仲間作りはできない。刺激が必要だ。

伝えたいことは何?

2008-04-28 | 育児
 子どもたちにこれだけは伝えたいと思うことは徹底して伝えたい。
 徹底したいと思うことは,何度も繰り返し伝える機会を作る。時には許せないと強い言葉になることもある。そしてまた,伝わらなければ,伝わるように手だてをいろいろ工夫する。
 この「繰り返し」と「強い意志表示」となって現れる教師の願いが子どもの姿となって培われていく。
 この教師の姿勢は,子どもたちには,厳しい教師の姿と映る。この程度ならいいかな?と子どもが判断しても,許さない厳しさである。自分の判断ではなく,教師の考えている規準がそのまま評価規準となる。
 徹底するということは,どの子もできるようにしたいという強い願いの現れだから,あなたは特別だと言って許されることはない。まずはどの子もできるように歩まなければ許されない。ただ,個々の取り組みの差は当然指導している中で現れてくる。ここに目を向けることが個々の実態に応じた指導となる。
 子どもの心を見つめ,無理なく素直に教師が伝えたいことを受け入れられるように指導できることがベストだ。ただ,ここがなかなか難しい。試行錯誤しながらの取り組みとなる。しかし,このもがき苦しむことが自分の指導力となって身に付いていく。
 1ヶ月が経とうとしている今,何を子どもたちに伝えたいのかは明らかになってきただろうか。学級目標が教室に飾られるこの時期だからこそ,自分自身をもう一度見つめてみたい。

家庭訪問

2008-04-27 | 素敵な先生
 そろそろ家庭訪問が行われる時期,学校では見せない子どもの姿を発見したり,学校での子どもの姿を作り出す背景を探ったりすることができるチャンスである。
 このチャンスを生かすためには,まず保護者との信頼関係を築くことから始まる。
<大切にしたいこと>
・笑顔で接すること
・子どもの学校での姿のよい所を話すこと
・時間を守ること(遅れる時には連絡を入れる)
・一緒に取り組むことを一つ探すこと
・約束したことは必ずメモしておくこと
・意見については言い訳をしないで,真摯に受けとめること
 どんな先生だろうと期待と不安で迎える保護者が「この先生なら安心して子どもを任せられる。」と言ってもらえることが一番。長い1年間の方向がこの時期の保護者との短いやりとりの中で決まる程大事なこの時期だ。
 短い時間ではあるが,出来る限り子どもの様子をつかみ,「うちの子のことをあまり見ていて下さらない。」などと言われ,信頼を損なうことのないように家庭訪問前までの取り組みがとても重要になる。
 保護者はその場で言わなくても,必ずと見ているし,感じている。保護者独自のネットワークにプラスのイメージで担任の情報が載るように精一杯努力をしたいものだ。(今後の学級つくりにも大きな影響を及ぼしかねないことを念頭に置きたい。)

じっくり話す

2008-04-26 | 育児
 時間にゆとりがあるわけではないが、じっくりと話す機会を時には持つ必要がある。行動の裏にある心の奥底にあるものをつかむと現れている行動が見やすくなる。「なぜ、そうするのか?」「どんな気持ちでそうするのか?」「そう考えるようになった背景は何?」そんなことを考えながら話をする。
 相手が子どもであっても、大人であっても同じ。お互いに知り合うことでつながりが深くなる。お互いに分かり合うと気が楽になる。余分な気遣いはなく、本当にしてあげたいことがしやすくなる。気遣ってほしいだろうと思うことが見えてくる。そして、じっくり話すことがお互いの行動を変えることにもなる。
 もっと話す時間を作らなければいけないなとつくづく思う。今日は2人とじっくり話すことができた。

辛さから逃げない

2008-04-25 | 育児
 失敗をしたことを素直に謝り、許しを請うことは事の大小に関わらず大事な事だ。時には、相手から罵声を浴びせられることもある。つらい仕打ちを受けることもある。そんなとき、その辛さから逃げたくなり、つい相手を攻めたくなったり、相手との関係を絶ちたくなったりすることがある。しかし、そこから逃げてはいけない。
 相手に別の悪意がなければ、罵声を浴びせなければおさまらないほど相手を傷つけたことなのだと受け止め、真摯に誤り続け、失敗を繰り返さない努力をしなければならない。
 今は、許してもらえなくても必ず許してもらえる時期が来ると信じて、自分の行いを改め、関わりを断たないでいたい。だからと言って、これを負い目にしてもいけない。失敗は失敗としながらも、執着しないで新たな関係つくりの努力をし続ける。これを機会にゼロから関係を作るつもりでいたい。互いに対等な関係を保ちながら、よりよい関係を作る努力は必ず相手の心を開いてくれる。人はそういう素敵な存在だと思う。
 子どもたちには、失敗したら「ごめんね。」と話すと被害を被った子に同時に「許してあげてね。」と言っている。すると、「うん、いいよ。」と答えが返ってくるとほっとする。この感覚は大人になっても持ち続けられるように子どもたちに働きかけたい。誰も完璧ではない。いい所も悪い所も持ち合わせているという立場でいれば、相手の失敗をいつまでも責めることはないと思う。人の温かさはここから生まれてくるように思う。
 ましてや教師なら、保護者の至らなさを「至らない」と攻めるのではなく、相手の立場になって一緒に歩もうとする人でありたい。

ハンドサインを作る

2008-04-22 | 育児
 話し合いを活発にするためにハンドサインを利用することがある。これは,指の合図を利用して考えの種類を分けて,互いの意見を効果的に役立てようとするものだ。しかし,使う構えができていないと単に形だけを取り入れることになる。あくまでもハンドサインは,話し合いを深める道具だ。
1 相手の考えに反応すること
 (反応しないとつながらない。)
  言ったことがわかったかわからないか。
  「もう一度言って」「ここがわからない。」
  ※ハンドサイン:わからない,質問がある
2 反応することに慣れたら,自分の考えとつなぐこと
 (つなぐと,様々な意見が見えてくる。)
 「~さんの意見と同じで(違って,似ていて)」
  ※ハンドサイン:同じ,違う,つけたし
3 よりよい考えを作り出すこと
 (互いの考えを使ってよりよい考えに作りかえる)
 「~考えると」「~について質問がある」
 「~まとめると」
  ※ハンドサイン:意見(考え)がある。
 どの子も使えるようにすることが全員参加の授業になる。
使えない子がいるうちは,活発な話し合いにはならない。
<全員参加のために>
・考えをまとめる時間を取る。
・相談や確認の時間を設ける。
・考えを作る手助けをする。
・自分の立場をはっきりさせることに自信をもたせる。
・参加することやわかったことの喜びを感じさせる。
・いろいろな種類のサインを一つずつできるようにする。
・できていることやできていないことを明らかにする。
・使えるようにしたい(目標とする)ハンドサインを決める。
・全員ができた時に全員で喜び合う。
・目標やできた姿などを掲示にして残す。
 焦らず,じっくりと時間をかけて取り組むことが全員参加の授業を作り出す。

みんなが揃って活動する

2008-04-21 | 育児
 黒板に子どもたちの発言の内容を記入をする。すかさずノートに記録をしている子どもたちがいる。子どもたちに発表の機会を作っているのにも関わらず、ノートつくりを一生懸命にしている。これではなかなか発表できない。ノートに記録をすることと発表をすることの2つを同時にすることは難しい。「書くこと」と「話すこと」は別々にし、「今は、書く時」「今は話す時」とはっきりとわかる授業を作りたい。
 これは、「聞く」「話す」でも同じ。人が話をしているときに口を出してしまう子どもがいると話が進まない。「最後まで話を聞いてね。」「人の話が終わってから、話そうね。」などといわなくてはならない。
 全員が参加するということは、全員が同じ活動をすることになる。
話を聞いているときに、自分の都合で立ち歩くことを許していると次第に学級の行動がばらばらになっていく。
・教師の都合で子どもを職員室に忘れ物を授業中に取りに行かせることもすべきことではない。
・朝の会で健康調べをしているときに別の子どもが自分の係りの仕事をしている姿は許してはいけない。
 みんなそろって活動することを大切にすることで集団のまとまりが作られる。特に今の時期、「みんなで今何をすべきか。」が大事な言葉かけであって、「特別だよ。」「理由があるから。」「仕方ない。」は子どもたちに通用しない。子どもたちを惑わせることになる。みんなと同じ活動ができることに安心感をもつ子どもたちの今を大切にしたい。

断ることが苦手

2008-04-20 | 育児
 頼まれるとなかなか断れない。きっと困っているだろうな。助けを求めているのだろうな。自分にできることがあるのならば,引き受けることが大事かな。などと考えると断れない。
 それに,「教師ならこのくらいのことはできないと」などと思うとこれまた断れない。そんな自分がいる。
 互いに助け合うことが大事なのだが,一方的になってはいないだろうか,本当にこれでいいのだろうかと不安を抱きながらも引き受けてしまう。
 引き受けた仕事をすると,新しい目が広がっていく。やっていてよかった。どの人もこんな経験ができるときっと見方も変わるはず。誰もが経験する輪番制も大事なことだ。
 地域の役員を引き受けて頑張っている人の話を聞きながら,こんな気持ちになった。
 支え合っていい仕事をしたい。自分が本来すべき仕事を人に任せたり,自分が楽をするために人に仕事を押しつけたりすることではいい仕事はできない。互いに補い合って,助け合うことがいい仕事を作り出す。「お互いに頑張ろうね。」「失敗もあるけどカバーし合おうね。」という思いをもって仕事をしたい。人という字は2人の人間がもたれ合っている姿を現していると聞いたことがあるが,そんな人でいたい。

拍手の効果

2008-04-18 | 育児
 子どものよい所を見つけたら,子どもたちに「すごいね。」と話す。その時,よく子どもに拍手を求めることがある。これは,教師だけでなく,仲間からの「すごいね。」の合図になる。この仲間からもらう拍手はとても嬉しいものだ。だから,拍手をもらった子どもは必ず笑顔になる。
 初めは教師から拍手を求めることが多いが,「先生は,本気だな。」と思うと,子どもも本気で拍手をするようになる。そして,慣れると自然に拍手が起きるようになる。本気にさせるためには,子どもの拍手の中にある嘘の拍手やいい加減な拍手を見抜く,厳しさが求められる。
<本気かな?>
 「みんなの拍手につられて拍手をしていない?」
 「本当にすごいと思っているの?」
 「その拍手で友達にあなたの気持ちが伝わると思う?」
<みんな同じではない>
 先生が「すごい。」と思っても,「それほどすごいとは思わない,」と思うことはない?そう思った時の拍手と「本気ですごい。」と思った時の拍手は違うよ。だから,自分でどんな拍手がよいか考えて拍手をしよう。
 「精一杯の拍手」・・・すごいよ。見習いたい。真似したい。
 「普通の拍手」・・・そうだね。私もそう思う。
 「もう少しの拍手」・・それなら,私も。
<どうして?>
 「○さんは,どうして精一杯の拍手にしたの?」
 「△さんは,どうして普通の拍手にしたの?」
 「×さんは,どうしてもう少しの拍手にしたの?」
 拍手が形骸化するようならば,それは,教師が本気になっていないからだ。子どもは教師の本気を見抜いている。本気にさせる手だてを打つかどうか,教師の努力に左右される。
※考慮すること
・全体が静かになり,聞く姿勢ができている状況で褒める。
・褒めた後の拍手をする子どもたちの様子を見届ける。
・笑顔で自分がもっている精一杯の言葉で褒める。
・場当たり的に褒めない。褒める内容に一貫性をもたせる。
・自然に拍手が起こる状況を作り出す。(話した後に間を作り,反応を要求し続ける。)
 今日も子どもたちの素敵な笑顔が見られるだろうか。楽しみだ。 

キメの細かさ

2008-04-17 | 育児
 願いを実現させるためには,具体的な姿のイメージがどの程度できているかにかかっている。
 例 「しっかり話を聞こう」
・話し手におへそを向ける。
・話し手の顔を見る。
・話し手の話を聞き逃さないで聞く。
・話し手の言ったことが話せる。
・話し手の言いたいことは何かを考える。
・話し手の言いたいことでわからないことはないか考える。
・話し手に言いたいことがこれでよいか,確かめる。
 一つ一つどの子もできていることを確認するだけでもかなりキメ細かくなる。全員ができるようにするための手だてを講じるとなると手だてが多様になり一層キメ細かくなる。
 しかし,キメが細かくなるにつれて,一番大事にしたい話し手の意図がわかることを忘れてしまう。形だけの指導にしないためにも「そうすると話した内容がよくわかるね。」と言い続けたい。

相手の目を見て

2008-04-16 | 育児
 「みんなの方を見て話して!」と言っても教師の方を見て話をする子。きっと話を聞いてほしい相手が先生なのだろう。
・話を一番わかってくれる相手が教師だから。
・話す内容に不安があり,教師の同意がないと不安だから。
・教師に話をすると安心できるから。(不足があれば,補ってくれる。)
 様々な理由が考えられるが,できるだけ早く学級の仲間が教師と同じような相手にしたい。
わかってくれる仲間,認めてくれる仲間,補ってくれる仲間,
<みんなの方に目を向けさせる>
○目線を動かす。
・教師が仲間の方に動く。(子どもの後ろに回る)
・教師が話し手から遠いところに立つ。
・子どもの目の高さになるようにしゃがむ。
・話し手の肩に手をやり,仲間の方に体を向ける。
・話し手の後ろに回る。
○一生懸命に聞いてくれる仲間にする。
・話し手の目を見て聞くようにする。
・「うん。」とうなずくようにする。
○困ったことがあれば,助ける仲間にする。
・「困った。」「わからない。」が言えるようにする。
・「こういうこと?」「もう一回言って。」と話せるようにする。 
○話した意見に合図を送る仲間にする。
・ハンドサインを作る。
 (わかったかわからないか,同じか違うか,付け足しか)
・話し手にハンドサインを見た感想を語らせる。
 一つ一つ丁寧に扱わないと,できない子が減らない。仲間を見て話すことの方が楽しい思いにさせたい。
・みんなが私の話を聞いてくれる。
・みんなが私の話をわかろうとしてくれる。
・みんなが私を助けてくれる。
 こんな思いになれば,安心して仲間を見て話ができるようになる。まずは,話し手が安心して話せるための「相手の目を見て」聞く仲間を作ることから始まる。

ごめんなさい

2008-04-15 | 育児
 「ごめんなさい。」や「済みません。」という言葉は、相手との関係を作る上で大切な言葉だ。しかし、なかなか使えない言葉でもある。また、簡単に使う言葉でもない。(「本当に悪いと思っているの?」と受け止められても困る。)
・自分に落ち度があるから謝る。
・相手を傷つけたから謝る。
・相手の気分を害したから謝る。
 しかし、言い訳をしているうちは謝れない。また、
・自分の我を通したい(相手に我慢をさせる)から謝る。
・相手の大事な時間を私のために使ってもらったから謝る。
・相手に心配させたから謝る。
 相手を気遣っていないと謝れない。
そして、人によってどの場面で謝るかどうかは微妙だ。
 我をとおしさせてもらった時、「ありがとう。」
 大事な時間を使ってもらって、「ありがとう。」
 心配してもらって、「ありがとう。」
 「ごめんなさい。」を使うか、「ありがとう。」を使うか、さて、どちらを使うだろう?
 「ごめんなさい。」も奥が深い。だからなかなか使えないのかもしれない。

課題を残さない

2008-04-14 | 育児
 いよいよ新学期も二週目に入る。焦ると叱ることも多くなる。ここは,焦らないで確実にできることを増やしていく。目安は8割から9割の子どもができるまで次に進まないこと。
 たくさんのルールを示すよりも,一つずつ確実にできることを作り,できる感覚を身に付けていくことを大切にしたい。
 学級みんなでできるためには,一人で頑張ってできることと仲間と助け合ってできることがある。とくに学級全員がそろってできるためには,声をかけあったり,励まし合ったり,注意し合ったりする体験が効果を生む。1つの活動で何度も繰り返し行うことで,その感覚が身に付き,他の活動も同様に取り組むことができる。焦らないで1つのことを確実にできる集団にすることが今大事になる。
 全員が見ることのできるのは,時間。早くできることが一つの目安にすると意識しやすい。
 時間がかかるのは,助け合っていないからだと伝える。そして,早く揃うように努力する姿を認め励ます。
・隣の子に合図をする子を褒める。(トントンと手で叩き注意をする)
・周りの子を見渡す子を褒める。
・遅れる子の手伝いをする子を褒める。
(仲間と関わりながらより早くできるようにしようと頑張る子が学級を動かしてくれる。)
・早くする方法を子どもの姿から紹介する。
・できている子には,近くの子もできるように手伝うよう促す。
・早くできたら,「みんなで助け合ったから早くできたね。」と評価する。
 できないで次の約束を作っていくことは,課題を多く残すことになる。まずは,確実にできることを増やしたい。

隙間を埋める

2008-04-13 | 育児
 掃除、班活動、給食の配膳など仲間と協力してする仕事はたくさんある。完璧に仕事を分担をしても、分担された仕事を完璧にできることはないし、分担された仕事を完成させる時間が同じにならないので、必ず隙間ができる。その隙間が見えたときの対応は様々
・自分の仕事ではないと思っていると
 人が隙間の仕事をするのを待っている。(遊び出す。)
 人に「やってよ。」と話す。
 「手伝うよ。」と話す。
・自分の仕事だと思っていると
 隙間の仕事をし出す。
 「手伝って」と助けを求める。
指導する側から見ると現れた姿は、
・遊んでいる子
・指示をする子
・「私の仕事ではない。」と話す子
・黙々と働く子
・協力して仕事を進める子
・よく気が付いて仕事をする子
等の姿として見えてくる。そんな姿を見ながら、隙間を見つけると
 「遊んでいてはだめでしょ。早く仕事をしなさい。」
 「早くできたのなら、手伝ってあげて!」
 「ここ、できていないよ。やりなさい。」
などと指導することがある。
 しかし、見えていない心を察して指導するとちょっと指導が異なってくる。まず、「この子は隙間を自分の仕事だと思っているのだろうか?それとも他人の仕事だと思っているのだろうか?」と考えたい。「他人のためにしてやった。」と言って手伝うことではない。自分の仕事だと思って、仕事をする姿を求めることになる。そして、それは、しているその仕事の質を問うことになる。隙間ができても時間がきたから終わりとする取り組みでは困る。だから、 
 「こんな中途半端な仕事でいいの?」
 「助け合って、いい仕事をしようよ。」
 「助け合うと早くできるね。」
 「気づいて仕事をしないと終わらないよ。」などと協力して、いい仕事をすることに目を向けたい。
 任された仕事を精一杯することは大事であるが、それで仕事が終わるわけではない。協力して1つの仕事をすることのよさに気づかせることで他人との関わりも密になる。共同して仕事をするときには、人との関わりにまで目を向けることが大事になる。役割分担は仕事をする上での手段でしかない。大事なことは仕事そのものに目を向けることだ。