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the 37th station of Tokaido"Fujikawa"

2014-10-22 | trip
東海道53次の37番宿場「藤川宿」

 以前、東海道の吉田(豊橋市吉田城跡)~御油~赤坂をめぐった時、藤川に寄らなかったことをずっと後悔していました。行こう行こうと思いつつ早や5年、ようやく行くことが出来ました。国道1号線から旧東海道へ車で入る場合、宿場の東側から入る方が入りやすいです。ただ、目立つ標識などがないのでわかりにくいかも。西からですと「藤川町西」交差点から斜めに入るのですが、入口手前に「藤川宿」と書いた大きな木製看板が立ってはいるものの、信号が青なら通り過ぎてしまう恐れも。徒歩で散策するのなら、国道沿いの道の駅藤川宿に駐車するのがよさそうです。
画像奥の国道から分かれて旧街道に入るとすぐ広重の浮世絵で有名な「東棒鼻」があります。
正面から見るとこんな感じです。後方は芭蕉の句に詠まれた「むらさき麦」畑。
時期はずれなので、何もありませんでした。
  
棒鼻の立札の間に、広重の浮世絵モニュメントがあり、案内板が立っている敷石に↑な敷石がはめ込んでありました。
広重の絵を再現しただけに、当時の雰囲気が伝わってきます。この道の先は枡形になっていて、ここでは「曲手(かねんて)」と呼ばれています。この箇所だけは人しか通れません。
宿場内の街道は、生活道路になっていて、国道の抜け道にもなっているのか、結構な速度で自動車が走っていました。宿場にはトイレが設置してある無料駐車場があります。
  
駐車場から結構離れた所に本陣跡がありました。最近できたのでしょうか、広場になっていました。かなり広い敷地で、本陣や高札場の説明看板がありました。
 
本陣跡を更に西へ行くと脇本陣跡があり、この辺りは古い家屋も残っていて、宿場の中心だったらしいです。脇本陣跡は資料館になっていましたが、建物は現代の民家で、門構えのみが当時のものだそうです。入館無料。隣りには、駐車できるスペースもあります。本物の高札や自動案内機能付き宿場模型などが展示してあります。
        ←手前が東棒鼻と曲手
更に西へ進むと「西の棒鼻」があります。ここに、浮世絵師・歌川豊広の歌碑がありました。
藤川の しゅくの棒ばな みわたせば 杉のしるしと うで蛸のあし

↑西から東を臨む。この辺りから松並木がちらほら。西棒鼻の後ろは小学校。

 
棒鼻で宿場は終りですが、この先をどんどん行くと、吉良上野介(赤穂浪士の仇)の領地だった吉良町へ通ずる、その名も吉良道との分岐点があります。更に進んで、踏切を越えると、素晴らしい松並木が約1キロに渡って続きます。画像左が、東→西。画像右が、西→東を見たところ。
 これを抜けると、国道1号線へ出ます。

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