スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

山之辺の道からの夕景

2011-10-19 22:09:45 | 出来事


1ケ月ほど前からカメラ本体のミラーに汚れがついて、自宅のブロアーで吹いても取れない。
思い切ってカメラ店へ持ち込んだ。
カメラ店の強力なブロアーで、吹き飛ばしてもらったのだが・・・・。
『多分、取れていると思いますが・・・しばらく試しに撮ってみてください。』とのこと。

ということで、カメラ店からの帰途、「山之辺の道」から二上山に落ちる夕陽を撮りに崇神天皇御陵に向った。
池の周りには、既に20名ほどのカメラマンが居られます。
ポジションに入ることも出来ず・・・アチコチうろうろして撮りました。

撮り終えて・・・ふと聞き覚えのある声の方を見ると・・・そこにOB仲間のH氏。
この場所の地主さん。19日頃が二上山に陽が落ちる・・・・と、彼のブログで見かけていたのです。

ところが、あいにく丸い赤い太陽は、雲の中・・・。

まぁ、こんなことはいつものことで・・・。

今日と明日の2回に分けて、紹介します。
 

▲杉木立の間から・・・遠くに二上山が望めます。




▲崇神天皇御陵の池に夕陽が映ります。山の上の黒い雲が・・・邪魔しています。
この後、赤い太陽はこの雲の中に消えてしまいました。

続きは、明日に・・・・。

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調子に乗って・・・

2011-10-19 19:53:32 | 出来事

調子に乗って・・・カラスウリを活けてみました。

まぁ、流木に乗せているだけですが・・・。

また、カミさんに叱られそう!

写真に撮れば、すぐ撤去します。


▲いろいろ遊んでおります。
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奥の谷道を往く

2011-10-18 15:10:52 | 出来事


里の木々が、少し色付いてきました。
たわわになった柿も、美味しそうな色になってきました。


▲中央のこんもりした杉木立があるところが、鏡女王(かがみのひめみこ)押坂墓です。
平安時代に出来た「延喜諸陵式」に、『鏡女王・押坂墓』と記載されています。


▲この「奥の谷」に向う途中のせせらぎの中に、鏡女王が詠った万葉歌 『秋山の 樹の下隠り 行く水の 吾こそ益さめ 思ほすよりは』(巻2-92)が、犬養孝氏揮毫による歌碑として佇んでいます。
数ある万葉歌のなかで、最も歌にピッタリな場所に佇んでいると言われています。


▲このような配色にこころ奪われます。


▲これからは緑色が消えて・・・茶色に変わってゆきます。
アケビの実を探したが・・・既に熟して鳥たちのご馳走になったのか・・・皮だけが落ちていた。


▲アケビの実は・・・・皮だけとなって・・・・・。


▲舒明天皇陵の手水鉢近くで見つけた「スズメウリ」。見事なツリー状になっていた。
茶色くなるまで、このままの状態にしておこう。



今朝から、用事で通りかかった「道の駅」で、アケビの実を見つけた。
それも、蔓の付いたまま・・・。なかなか粋な売り方だ。
枝ぶりも良くて・・・いろいろなパターンで活けてみた。









3つの異なる台に乗せてみた。
やはり、蔓の下に実があるほうが、自然体のようだ。
(この蔓に実は1個だけです。小さい方の実は、オマケのようです。)

熟せば、皮が裂けて白い実が顔を覗かせる。
種が多くて・・・美味しいとはいえないが、味覚の秋・・・一口、食べてみよう。


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秋祭り

2011-10-17 22:01:58 | 出来事




昨日は、秋祭りの本宮。
大人の御輿は、担ぎ手が足りず・・・神社の境内に出すだけ。
昨年、この大人御輿を収納するのに頑張りすぎて、腰を痛め・・・・1ケ月ほどダウンしたのだ。
今年は、この御輿に近寄らなかった。
ついつい、担いでしまう自分が怖くて・・・。

宵宮から、大人御輿の太鼓が打たれ、祭り気分を盛り上げます。
本宮では、午後から子供みこしの巡行だ。
久しぶりに、全行程に付き合ってみた。南北に細長い区域を2時間30分かけて、練り歩いた。
勿論、お神酒も頂き・・・ほろ酔い気分で・・・・カメラを提げて・・・。



太鼓の音が近づくと、家の中に居る人たちが、玄関前に出てきます。
この家には、この人が住んでいたのだ・・・・はじめて知る人も居る。
里帰りで、久しぶりの顔もある。

車椅子を押して貰って出てこられ、御輿を拝んでおられるお婆さんも居られた。
デイサービスセンター前での休憩タイムでは、デイケアに来られていた車椅子のお爺さんが、すっくと立ってバチを手に、
「祭りの太鼓は、こう打つのだ!」と、言わんばかりの見事なバチさばき・・・。音色が・・・リズムが・・・違います。
若かりし頃の威勢の良さが・・・甦った一瞬でした。
拍手を浴びて・・・照れ笑いのお爺さん、お見事でした。



昔に比べて、戸口に出てくる人が少なくなったと言われている。ご祝儀を包んでくれる家庭も減っているという。

あるところでは地域社会が崩壊し始めていると聞く。
でも、こういった「祭り」という形の伝統・文化を催し、続けることで、心の繋がりが深められるのだろう。

やはり、子供たちの元気な声を聞くことが、一番の地域活性化になるのでは・・・と感じた次第。
それにしても、子供が少ない。




▲手前の大人御輿を担いで、巡行できる日が来るのだろうか・・・・。

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明日香の日だまりで・・・その②

2011-10-10 15:02:36 | 出来事


8日、「大飛鳥展」を観たあと、午後1時30分~午後2時まで、同じ万葉文化館敷地内にある明日香村立民俗資料館で催されていた、明日香村伝承芸能保存会の皆さんによる万葉朗唱を聞きに行った。

万葉集とは・・・あらゆる言の葉を取り集めたもの・・・・。
「万葉」という語に万代、万世の意味があることから、万代まで伝わるようにした説など・・・なかなか奥が深い。

はじめて聞く「万葉朗唱」・・・。
保存会の皆さんそれぞれが言の葉の意味を歌で表わされます。
童謡をアレンジしたメロディも・・・すべて自由です。拘りの無いおおらかさがあります。



愛や生、愁い、歓び、自然との対話、祈りなど・・・いにしえ人の息吹が垣間見られたひと時でした。
中でも、フランス語で万葉歌を詠われたKさん(写真)・・・凄い!!

そういえば、11月20日に同文化館で催される「世界で考える万葉集」として、英語圏・独語圏・韓国語圏・中国語圏からのパネルディスカッションがあるとか・・・。
まさに、万国に広がる万葉集なのです。




その後、同じ敷地内にある野外ステージで、わが村の「石位寺・薬師三尊石仏」イメージソングの作詞・作曲でお世話になった とこおとめ・風香さんの万葉歌・ライブコンサートが催されました。





いつも通り、万葉歌が詠われた当時の解説を加えながら・・・・その歌のこころを感じてもらいたい・・・と、語りをマクラに5曲が・・・万葉の世界にいざなわれます。



ラスト曲は、先日開催の「万葉の歌音楽祭」で「犬養孝記念館賞」を授賞された『秋の風吹く』。
古代衣裳に身を包んだ、あすか喜京さん、明日香風の皆さんが特別出演。
この歌の姉妹の掛け合いを・・・姉の鏡王女をKさんが・・・そして妹の額田王を風香さんが・・・・揃いの万葉衣裳で・・・。
明日香の陽と風を浴びながら・・・気持ち良さそうに歌われていました。


▲とこおとめ万葉歌ライブ『天上の虹に詠む鏡王女と額田王』。あすか喜京、明日香風さんが特別出演。
明日香の陽を浴びながら・・・明日香の風に乗って・・・歌声は明日香の空に響き渡っていました。

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