10月8日、飛鳥にある「奈良・万葉文化館」の開館10周年特別展を観て来た。
目当ては、粟原寺三重塔伏鉢(国宝・直径76.4cm)のホンモノを見るため。
感動モノです。1300年以上前に刻まれた、わが村の名前の「忍坂川」がハッキリと・・・。
そして、「仲臣朝臣大嶋」や「比賣朝臣額田」の文字も・・・・。 → 「国宝・粟原寺三重塔伏鉢」 開館十周年記念特別展・書籍より転用
このブログでも何度か紹介しています、わが村にある「重文・石位寺 薬師三尊石仏」は、「比賣朝臣額田」の念持佛・・・つまり万葉歌人・額田王(ぬかたのおおきみ)の念持佛なのです。
何度も何度も目を凝らし・・・目にも心にも焼き付けてきました。 → 額田王の念持佛「重文・石位寺薬師三尊石仏」
そして嬉しいことに、その隣には、最近調べ始めた「威奈大村骨蔵器」(国宝・直径24.4cm)があったのです。
先日も、この骨蔵器が掘り出された和州葛下郡馬場村(現・奈良県香芝市穴虫)を訪ね、また、保管されている京都国立博物館(大阪・四天王寺所有)を訪ねようと思っていたところだったのです。
この金銅表面の刻銘から、額田王の父を諱名の高見王と認定した尾山篤二郎氏の説が著された『万葉集大成・「額田姫王攷」』を読み解いていきたくて・・・その矢先のご対面・・・。 → 「国宝・威奈大村骨蔵器」 開館十周年記念特別展・書籍より転用
額田王と結びつく、二つの刻銘・・・。
万葉文化館の、今回の催しと演出に感激させて貰いました。
爽やかな秋風に誘われて、夕焼けを撮りに出かけた。
この場所は、カメラ仲間に教わったところ。
駐車場に車を停め、急な山道を徒歩で登る。
視界が広がり、大和三山と二上山・・・そして葛城・金剛連山が一望できる。
綺麗な夕焼けにはならなかったが、ちょうど二上山の雄岳に陽が沈んだ。
ところが雲が邪魔をして沈む太陽を撮ることが出来なかった。
山の中に一人でいると・・・どうも落ち着かない。
日が沈むと途端に暗くなり、ガサ、ゴソ・・・と音がする度に、ギクッとする。
イノシシかシカなのだろう。
三脚を武器に身構える。
やはり、一人での夜の撮影は危険だ。
▲二上山の頂上に陽が落ちてゆく・・・。左の端には畝傍山と耳成山が見える。
▲雲が低すぎて、これでは空は焼けてくれない。
▲陽は二上山の頂上に落ちて、絶好のシャッターチャンスなのに・・・雲が邪魔して・・・丸い太陽が見られない。残念!!
▲左端には、天香久山がかすかに見える。大和三山が一望できるのだ。
▲山の中腹から撮った。この時既に、かなり暗くなっていた。急いで山を降りよう。
明日(10/5)からは、雨との予報。
少し早いとは分かっていたが、雨で傷む前の綺麗な姿を撮りたくて「藤原宮跡」のコスモス園を訪ねた。
秋の陽ざしを浴びるコスモスたち。流れる雲を背景に何とも美しい。
▲この雲の形が綺麗で・・・それをバックに・・・。
▲バックには畝傍山。その後ろには葛城山が・・・。
▲ススキも満開!
▲これは野鶏頭かな? コスモス畑の一角を占拠しています。
▲人家の後ろの小高い山が「天香久山」です。
秋の空には、コスモスが似合います。
まだ、蕾が多く、咲きかけたばかりです。
見頃は、1週間先くらい・・・かな?
秋の色・・・茜色。
茜草の根で染めた色。
「あかねさす 紫野行き・・・」と万葉歌にも歌われている野の草。
この根を煎じて、染料や医薬として使ったとか。
染料としては染めを重ねることで濃くなり、緋色、赤黄色、暗赤色となるらしい。
そんな茜の空色に出会いたいと、近場をうろついた。
程よい雲が出ていたため、夕陽が空全体に広がるのを期待したのだが・・・どうも部分的のようだ。
そうなれば、川面に映るものを入れれば・・・広く見える・・・。
ということで、金屋(海石榴市)の初瀬川へ・・・。
黄色と赤色が混ざった・・・黄金色。
これが、茜色というのだろうか。綺麗な色だ。
いにしえびとが感動した色だ。
現代人は、見飽きてしまって、感動が薄れてしまった色なのだろうか?
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朝晩めっきり涼しくなってきました。
周りは、すっかり秋。
スポーツの秋。1日は孫たちの運動会。記録係としてカメラを担いで駆け回り、しっかり勤めを果たしてきました。
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小学校の運動会では、孫の姿を見つけるのが大変!
みんな孫に見えて・・・・・
庭の花たちも、すっかり秋色になっております。
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▲マユミの実・・・美味しそう!
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▲四季咲きの「モクセイ」です。庭一面に甘い香りが漂っています。
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▲庭の「銀木犀」です。樹齢100年の古木のため、花が少なく・・・貴重な花となっています。
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▲先日、紹介しました「白彼岸花」をバックに鉢植えの「彼岸花」が咲きました。園芸店で「白彼岸花」だといわれて買ったのですが・・・。
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▲「ヤマボウシ」の実も色付いてきました。