一昨日、上野市の莫山さんの棲みかから、芭蕉翁ゆかりの「蓑虫庵」へ。
「蓑虫庵」の電話番号をカーナビに入れると、すぐに出てきた。なんとも便利なものだ。
直径10センチほどの丸太を、3mの高さに立てかけた塀に囲まれた「蓑虫庵」。
ひとり300円を支払い、木立に囲まれた庭に入る。
係りの人が、「どうぞ、この蚊取り線香をお持ち下さい。」と、渦巻き式の容器を持って追いかけてきた。
庭園内のアチコチに、蚊取り線香が煙を出している。池があり、湿っぽいから蚊も居るのだろう。
ちょうど、「古池塚」の表示柱の横に、上部に丸い窓が開いた石碑とその後ろにある「池」を覗き込んでいたときだった。
「この池は、違うのですよ。」
係りの人は、入園のとき受け取ったパンフの補足説明なのか、いろいろ説明して下さる。
ザラついた石に「古池や蛙飛こむ水の音」の字の下に、浮彫されたカエルが手足を広げ飛込む姿がある。
「この石碑は、東京・深川から掘り出して持ってきたものです。また『芭蕉』ではなく『はせを』となっているでしょう。」
よく見ると「○せ○」。「せ」は読めるが、「は」と「を」は分からないが・・・。
この「蓑虫庵」の名前の由来も教えてくださる。
「芭蕉翁の弟子であった服部土芳(はっとり どほう)がこの庵を建て、その数日後にお祝いに訪れた芭蕉翁が『面壁(めんぺき)の像』を描き、《みの虫の音をききにこよ草の庵》と讃して与え、この句のうえ5文字をとって【みの虫庵】と呼ばれるようになったのです。」
この庵は、かなり傷んできている。屋根、縁側、当時のままかなぁ。
それに比べ部屋の中、床の間だけは輝いてみえる。
「ホンモノは個人所有のものなので、床の間に掲げられた掛け軸は模造品なのですが・・・」と断って、
「みの虫の・・・・」の掛け軸に描かれた後ろ向きに座った人が、壁?に向かってこの句を眺めている?
『面壁の像』の掛け軸だ。意味深な掛け軸の絵だ。
次の入園者が来られるまで、説明が続いた。何故か得をしたような気分になれた。
隣の「芭蕉堂」には、舟仙作の芭蕉像が置かれ、脇に土芳さんの位牌が置かれていた。
趣のある茅葺き屋根が、いい雰囲気だ。
蚊はいなく、刺されることもなかった。
蚊取り線香の香りが漂う「蓑虫庵」だった。
縁側から見た「みの虫庵」。
こちらが正面なのかなぁ。でも、入り口に釜戸があった。
芭蕉翁が土芳さんに贈った掛け軸。 《みの虫の音をききにこよ草の庵》
「芭蕉堂」。芭蕉像が置かれ、脇に土芳さんの位牌が置かれていた。
蕉風開眼をあらわす円窓のある石碑。あの有名な「古池や蛙飛こむ水の音」の句が彫られているのだ。跳躍するカエルが浮彫にされている。深川から持ち込まれたものだとか。
カエルの隣には「はせを」と彫られているそうだが・・。
庭は、木陰があって比較的涼しい。蚊取り線香の煙がアチコチに・・・。
これが正面玄関かなぁ。もう一箇所、茅葺きの小さな屋根があったが・・・。庵への入り口は別のところだった。
「蓑虫庵」の電話番号をカーナビに入れると、すぐに出てきた。なんとも便利なものだ。
直径10センチほどの丸太を、3mの高さに立てかけた塀に囲まれた「蓑虫庵」。
ひとり300円を支払い、木立に囲まれた庭に入る。
係りの人が、「どうぞ、この蚊取り線香をお持ち下さい。」と、渦巻き式の容器を持って追いかけてきた。
庭園内のアチコチに、蚊取り線香が煙を出している。池があり、湿っぽいから蚊も居るのだろう。
ちょうど、「古池塚」の表示柱の横に、上部に丸い窓が開いた石碑とその後ろにある「池」を覗き込んでいたときだった。
「この池は、違うのですよ。」
係りの人は、入園のとき受け取ったパンフの補足説明なのか、いろいろ説明して下さる。
ザラついた石に「古池や蛙飛こむ水の音」の字の下に、浮彫されたカエルが手足を広げ飛込む姿がある。
「この石碑は、東京・深川から掘り出して持ってきたものです。また『芭蕉』ではなく『はせを』となっているでしょう。」
よく見ると「○せ○」。「せ」は読めるが、「は」と「を」は分からないが・・・。
この「蓑虫庵」の名前の由来も教えてくださる。
「芭蕉翁の弟子であった服部土芳(はっとり どほう)がこの庵を建て、その数日後にお祝いに訪れた芭蕉翁が『面壁(めんぺき)の像』を描き、《みの虫の音をききにこよ草の庵》と讃して与え、この句のうえ5文字をとって【みの虫庵】と呼ばれるようになったのです。」
この庵は、かなり傷んできている。屋根、縁側、当時のままかなぁ。
それに比べ部屋の中、床の間だけは輝いてみえる。
「ホンモノは個人所有のものなので、床の間に掲げられた掛け軸は模造品なのですが・・・」と断って、
「みの虫の・・・・」の掛け軸に描かれた後ろ向きに座った人が、壁?に向かってこの句を眺めている?
『面壁の像』の掛け軸だ。意味深な掛け軸の絵だ。
次の入園者が来られるまで、説明が続いた。何故か得をしたような気分になれた。
隣の「芭蕉堂」には、舟仙作の芭蕉像が置かれ、脇に土芳さんの位牌が置かれていた。
趣のある茅葺き屋根が、いい雰囲気だ。
蚊はいなく、刺されることもなかった。
蚊取り線香の香りが漂う「蓑虫庵」だった。
縁側から見た「みの虫庵」。
こちらが正面なのかなぁ。でも、入り口に釜戸があった。
芭蕉翁が土芳さんに贈った掛け軸。 《みの虫の音をききにこよ草の庵》
「芭蕉堂」。芭蕉像が置かれ、脇に土芳さんの位牌が置かれていた。
蕉風開眼をあらわす円窓のある石碑。あの有名な「古池や蛙飛こむ水の音」の句が彫られているのだ。跳躍するカエルが浮彫にされている。深川から持ち込まれたものだとか。
カエルの隣には「はせを」と彫られているそうだが・・。
庭は、木陰があって比較的涼しい。蚊取り線香の煙がアチコチに・・・。
これが正面玄関かなぁ。もう一箇所、茅葺きの小さな屋根があったが・・・。庵への入り口は別のところだった。