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イスノキ(柞の木・蚊母樹)について、広辞苑を紐解くと、
『マンサク科の常緑高木。西日本の山中に自生。観賞用として栽培。高さ約15m。樹皮は灰白色。葉は長楕円形で厚く平滑。4.5月頃深紅色の細花を穂状につける。葉に大きな嚢状の虫エイを生ずることが多い。虫エイは五倍子(ふし)に似てタンニンをふくみ、染料に用いる。材は柱・机・火鉢・そろばんなどとする。イス。ユシノキ。ユス。ユスノキ。ヒョンノキ。』と書いてありました。
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ここは奈良県桜井市三輪の心念寺。門をくぐってすぐ右側にこの古木がありました。
玉散らしに仕立てられて、立派な庭木です。
イスノキは、「椅子の木」ではありません。「柞の木」とか「蚊母樹」と書くそうで、この名前の由来がもうひとつハッキリしません。
寄生虫に蝕まれながらも大きくなっていく不思議な樹なのです。
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葉っぱに「虫えい」といわれるコブが出来るのが特徴と言われているのですが・・・コブを探したが・・・ちょっと見つけられなかった。剪定しすぎて・・・葉っぱが少なすぎて・・・。
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ネットで葉っぱの写真を探すと確かにコブがあった。気持ち悪いものだ。 このコブである虫エイを吹くと、ヒョウ~と音がすることから、「ヒョンノキ」と呼ばれるのだろう。
アブラムシの一種が葉に寄生し、刺激を受けた葉が癌状の膨らみを作るのだと言う。
幹もボコボコしていてこれも虫が寄生して出来たものだろうか。
花は3~4月に咲く。果実は秋に熟し、黒い種子が出来るのです。
幹は硬くて、釘も打ち込めないほどだとか。
なぜ、イスノキ(柞の木・蚊母樹)と名づけられたのか不明なのです。
私が持っている「木の辞典」にも書かれてなくて・・・どなたかご存知でしたら、お教え下さい。
これもまた初めて目にします
大阪長居植物園のページには名前の由来は不明とはっきり書いてありますね。
そろばんの玉になるとか、そろばんを見たら思い出しそうです
見たこともない、珍しい樹ですネ。蚊母樹の読み方が判らず調べたのですが、「ブンボジュ」と読むらしいと判ったものゝ、いろいろな呼び方の由来は不明のようです。
こぶが椅子のように見えるからだと勝手に
名の謂れまで思い込んでいました。
図鑑でしか見たことがありませんが面白い木ですね。
どんな花が咲くのでしょう。
薩摩ではユスと呼び、
URLにあるように武道具として使用します。
すでにご覧になっていましたら、すみません。
こちらに蚊母樹の名前の由来かな。と載せている方がおりました。
確かに虫に食べられながら、育つイスノキは
虫を産む木と名付けられるの分かる気がします。