スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

五條の椋(ムク)の巨木

2010-01-29 11:41:24 | 奈良県の「巨樹・奇木」シリーズ


奈良県五條市二見2丁目、足立家の屋敷内に、この「椋(ムク)の巨木」があった。

ニレ科ムクノキ属、成長が早く、枝分かれし真っ直ぐ上に伸びる。ケヤキの木に似ているが、樹皮に縦シワがあるから見分けられる。葉っぱの表面がザラザラしている。

この木の実は熟すと黒くなり甘くて美味しいらしい。この実を「椋鳥(ムクドリ)」が好んで食べることから名付けられたとも・・・。

推定樹齢1000年、樹高21m、幹周り8.5mの大木で、国の天然記念物に指定されている。室戸台風や伊勢湾台風で主幹が折れて、半分ほどの高さになっているが、それでも貫禄十分です。

この足立家の先祖は、丹波の国、黒井城主の赤井尚直義の伯父で、1579年明智光秀に攻められこの地に落ち延びたとされるお宅とかで・・・なんとなくこの巨木に相応しい佇まいです。

白壁と土蔵を背景に、ドッシリとした風格で、五條の街を眺めています。


▲ちょっと天候が悪いうえに逆光で・・・・樹皮が綺麗に撮れなかった。

2 コメント

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Unknown (Booby)
2010-01-29 16:53:32
私は巨木にもとても興味があります。こういう木肌をそっと触って目を閉じると、何かを感じ取れそうな気がします。
こんな木を見ると、人間の(自分の)小ささを思い知らされますね。
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Unknown (りぼんのmama)
2010-01-30 03:41:22
本当に凄いですね~。
自然の神が宿っていないと、1000年の樹齢は難しいですよね。
パワーが貰えるようですね!
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