スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

著莪 (しゃが)の咲く小路を行くと、山藤に出会った。

2011-05-10 18:27:55 | 出来事

蒸し暑く、今にも振り出しそうな空。
久しぶりにカメラを持って散歩。

向かうは、舒明天皇陵から鏡王女墓を通り「奥の谷」へ・・。
途中、舒明天皇陵の横にある鏡王女の万葉歌碑が建つ小川に「著莪 (しゃが)の花」が咲いていた。
この辺りに自生していて、杉木立に覆われた薄暗い中で、その白い花は目立っていた。
歌碑の前に著莪 ・・・絵になっている。

「著莪」の漢字は、これ以外に「射干」「胡蝶花」などもあるそうだ。





鏡王女墓に自生している「ナナミノキ」の蕾が大きくなっているのを確認し、更に奥に進みます。
小路の右手にある山裾に目を凝らしながら、進みます。

オッ!! 紫色の藤の花が見えてきました。かなり古木のようで・・・周りの木立に覆いかぶさっています。
ちょうど、満開の見頃!! 
まずは、遠景から・・・。



そして、伸びた草の中、田圃の土手に沿って・・近づきます。



藤の真下まで行くことが出来ず、200mmで覗いてみた。根元は見えず確認出来なかったが、かなりの古木のようだ。
何十年の古木となっているかもしれない。



更に近づいて撮ったのが、この写真。綺麗な藤色だ。
と、ここで、ポツリポツリ・・・と降ってきた。

慌てて・・・帰ることに・・・。
帰り道、足下に藤の花が散っている。道を覆っている木々の上に「藤の花」があるのだろう。
来る時は、対面の山ばかり見ていたため、頭上には気付かなかった。

ちょうど、鏡王女墓から振り返ると、木々の上に、これも見事な「山藤」が・・・。
雨が本降りとなってきて・・・傘を差しながら撮ってみた。
雨脚が写って・・見にくいが・・・仕方ない。



ますます雨がひどくなってきた。

おっと、また見つけた。舒明天皇陵の駐車場横の小路の山裾に「山藤の花」・・・。
これも傘を差しながら・・・アップで撮った。



雨に濡れて、紫色の花や葉っぱの緑色が鮮やかだ。
花を撮るには、雨の時がいい・・・と言われるのも納得できる。

鬱陶しい梅雨を迎える前に、もう少し、ウロチョロしたいものだ。


コメント (3)
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