スターアニスの 『大和路 里の光彩』

アーカイブ中心の風景写真、趣味の書・刻字など・・いろいろと楽しんでおります。

巨石の謎

2006-08-08 15:03:09 | 出来事

自宅近くに「巨石」がある。高さ3m、幅1.8m、奥行き1.5mぐらいである。下が埋もれているため、この数字よりもっと大きいのだろう。

40年ほど前に、その巨石にもたせ掛けるように、神社の境内にあった「火の見やぐら」が、移設されている。

この巨石には、いろいろ伝説があり、割ると血が出ると昔から言われてきた。従って地元では「チゴ石」と呼んでいる。「血ご石」なのか「稚児石」なのかは不明である。

一説によると、近くの「34代舒明天皇御陵」を作った際の御陵石の余りだとか、また御陵の入り口を表すものだとか、いろいろの説がある。御陵関係の石を汚れさせてはいけないことから、人々を寄せ付けないために「血ご石」と呼ばせたのかもしれない。

確かに、すぐ近くの川の橋にも橋げたや橋として巨石が使われており、また民家の石垣にもそれらしき石があった。

幼少の頃、この「血ご石」に登れることが出来れば、一人前の男の子として大人たちに言われ、ガキ達は競って登ったものである。登るのはいいのだが、降りるのがチト怖かったものである。最近では、この石に登る子供の姿は見かけない。子供の肝試しということからいえば、「稚児石」というのも頷ける。

上の面の広さはタタミ1枚位の広さである。大人が大の字になって寝られる。前面はデコボコしているが、裏面は綺麗な平面である。古墳の石棺にしても良いものである。

この石のイワレを探るため、宮内庁や市の教育委員会に確認したが、不明。区の長老から昔からの聞き伝えを伺うしかない。近く、長老に会って聞くつもりである。

 

 

 

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