いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

小泉元総理が吠えた!

2012年07月31日 10時57分59秒 | 兎に角書きたいの!
 過日、小泉純一郎元総理の講演「日本の歩むべき道」を聴衆した。元気なお姿、変わらぬ語り口、明快でスッキリした講演であった。演題に沿って、①消費税、②原子力、③靖国神社について経験と見聞に基づいた話をされた。

 1 消費税の導入について
   消費税導入に伴う「軽減税率」については導入しない方が良いと。設定が難しい。米に適用すれば麺はパンはとそれぞれの業者が出てくる。となると政治家が出てきて業者との癒着になりかねない。個別選定して税率を適用していた物品税を廃止して一律税率を適用する消費税を導入した根源はそこにあったと。

 2 原子力の運用について
   爆発した原子力の内部もよくわからず今その対策をしているにもかかわらず野田総理は「原子力終息宣言」を出されたが原子力の根本を理解していない。アメリカとソ連の核戦争が喧伝されていた頃各地で「核シェルター」が話題になった。ソ連の隣国フイランドでは数百メートル地下にシエルターを構築していた。原子力の廃棄物については地底深くに密閉しその埋蔵期間は10万年を想定している。現在、日本では原子力の廃棄物をどう処理するか何ら検討されていない。原子力廃棄物を処理するのに何千年、何万年のスパンで考えないといけない。クリーンエネルギーの開発、また放射能被害が生じた場合…原子力の本当の怖さ原子力廃棄物の処理を語らないのは良くない。……

 3 靖国神社参拝について
   2004年に開催された国際会議に於いての首脳会談はアメリカとロシアは設定されていたが中国からは音沙汰無しで催促したところ「来年靖国神社に参拝しない」と約束してくれれば会談に応じるとの返答に何と返事をするかと考えて「来年はかならず靖国神社に参拝する」と返答したところ翌日会談に応じるとの返答があった。しかし、記者団から靖国神社の参拝の可否を必ず聞かれるから『参拝する』と言わないで欲しいの要望に答えて記者団の質問には『適切に判断する』と小泉総理は答えていた。

 小泉純一郎元総理は、「ピンチはチャンス」と日本の進む方向を示し、元総理が最も尊敬する日本の政治家は尾崎行雄氏であると。そして、尾崎行雄氏の人生観を披露された。
  『人生の本舞台は常に将来にあり』(人は何歳になっても、それまでの人生は除幕にすぎず、これからが本舞台である)
コメント
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