いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

ドイツ生まれの『三番叟』

2012年07月03日 08時55分51秒 | 兎に角書きたいの!
 横浜産貿ホールで開催された骨董市で飛び切りの掘り出し物に出逢った。それは「三番叟」の人形である。高さ20センチほどで業者に確認したところこの三番叟はドイツで製造されイギリスから買い求めてきたものだという。即座に値段の交渉の上購入した。

 『三番叟』は、能の「翁」にでる狂言役で式三番とも言われる。猿楽の能に古くから伝わる祭儀的な演目である。現在でも祝賀・追悼等の能の催しの初めに演じ、「翁」と題して演じられている。愛知県内の山車「からくり」でもこの三番叟が演じられている。小さい方は8センチほどで平戸焼きの根付三番叟である。これは15年ほど前に有田で見つけて購入した。

 日本古来の根付三番叟と外国製人形の三番叟が揃ったことは最高の喜びである。卓上に飾り眺めている。いずれの三番叟も首が動き舌を出す。三番叟の何とも言えぬ表情に心が休まる。
               
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