スパー猛暑！

　今年の夏はことのほか暑かった。家の植物にもその様をはっきりと知りえる現象があった。横浜地方気象台が発表した８月の気象概況は、８月は月平均気温が２８．６度と、明治２９年以来の「記録的な高温」となった。と。

　我が家も夜は窓を開けて就寝していたのが窓は閉めパジャマは長袖に布団はタオルケットに薄手の掛け布団とすっかり夏とはお別れである。夏大好き人間にとっては誠に寂しい限りである。

　＠暑けれど秋よ来いとは誰も言わず夏の終わりの寂しさをしり
　　　　熊谷市・末木百合枝氏作
　　「評」猛暑の夏の今年であるが、確かに作者が言うように人の心の中には「暑い、暑い」と言いながら、夏が終わるのを願っていない気持ちもあるかも。繊細な歌。

　夏の象徴は「蝉」である。この蝉の声大好き！あの懸命な蝉の声が！

　　　　蝉しぐれ　愛知県碧南市・磯貝裕美氏作
　　わたしは
　　一匹の
　　ひぐらしになって

　　朝な夕な
　　泣きつづけて　おりました

　　アイタイ、カナカナ
　　サミシイ、カナカナ
　　セツナイ、カナカナ…

　　あなたの知らない
　　森の夏。

　我が家での今年の夏の圧巻は、月下美人１２個の開花ショーに巡り合えたとである。これもスパー猛暑によるものと思っている。虫の音が秋を迎えている！