いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

何の為の政治資金収支報告書か!

2010年01月27日 08時52分33秒 | 兎に角書きたいの!
 昨日の国会中継を見た。その中での大臣のあるまじき不規則発言!質問する国会議員も有権者から選ばれた人である。亀井大臣、菅大臣は間接的に質問者に投票した国民を馬鹿にしていることである。国会内の雰囲気が自民党時代よりも乱れ品性がなくなってきている。

 それにしても「政治資金収支報告書」に目を通していない大臣が鳩山総理を筆頭に二人いた。政治資金規正法を改正するに当たって1円たりとも領収書を添付しろの議論は一体なんだったのか。この法律は議員をかばうための法律だと私は考える。

 この報告書の提出責任者は会計責任者と規定されているらしい。報告書の署名欄には会計責任者のみで代表者の記名捺印欄は無い。全くのザル法である。一般社会で収支報告書に代表者の記名捺印が無いなどでは通用しない。

 こんな法律があるから問題が起きたときに議員は秘書が!秘書が!と言葉を発するのである。また、今月からスタートした「政治資金監査」制度には監査人となる税理士、公認会計士、弁護士の監査報告書の作成が義務ずけられた。

 しかし監査対象は支出に限定され、献金やパーティー収入、借入金などはチェックできない形式的な報告書だと思う。

 根本は、代表者にどのような責任を持たせるかが基本問題である。報告義務者を代表者に改正せずにほかの事をいくら改正しても意味が無い。それが不能なら「政党助成金」は廃止すべきである。

 昨日の大臣の答弁を見て聞いていてはらわたが煮えくり返った。代表者が目を通さない報告書などいくら議論しても悪弊は収まらない。ここは一つ「政治資金報告書」の内容に疑義がある場合には代表者の責任で処理をはかり重大なミスがあれば何らかの罰則を科すことである。

 しかし驚いた!自分の政治活動の根幹をなすお金の出し入れを把握しないこんなこと世間では通用しないだろう。それを正々堂々と国会の場で報告書を見ないことが正義であり大物政治家を誇示するがごとくの発言ができるこの異様さは何なんだ!

 日本は法治国家なのか!疑問である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする