いろはに踊る

 シルバー社交ダンス風景・娘のエッセイ・心に留めた言葉を中心にキーボード上で気の向くままに踊ってみたい。

愛媛でアユ五万匹が

2006年05月07日 08時03分24秒 | 兎に角書きたいの!
 愛媛県大州市菅田町の肱川で、アユ約五万匹が川の両側の水が引いたところ
で死んでいたとの報道が過日あった。原因は、上流にある鹿野川ダムの放水量
制限にあった。
 人間の身体の約70パーセントが水と言われ母親の胎内にいる時も母親の羊
水に守もわれて生命が誕生した何億年の進化を10ヶ月の間にその変遷を経験
してくる。生命誕生時の形態は、動物も人間も同じ形をしているのがその証拠
と言われている。それほどに『水』は生命維持に欠かせないものなのである。
 21世紀は水を巡る紛争の時代とも言われ、しかも地球温暖化が事態を悪化
させる恐れがあると言われている。
 日本人が一人が1年間に使う生活用水は約137立方メートル。これは英国
や中国の4倍、カンボジアの27倍と試算されている。
 一方、東大の沖助教授の試算によると、1キロの小麦を作るのに約2,000
リットルの水が必要。白米1キロでは3,600リットル。牛肉にいたっては
1キロに20,000リットルの水を消費している。牛を育てる飼料の栽培に
水を消費し、牛も成長過程で大量の水を飲む。だから『牛丼』1杯に換算する
と2トンの水が使われている。と
 食糧の60%を輸入に頼る日本は年間640億トンのこうした「仮想水」を
輸入している計算になる。国内で利用される農業用水は570億トンで「国内で
使用される水と同程度の水を海外に依存していることになる。と同教授は警告
している。
 現在、水道水をそのまま使用している家庭は段々と減少し、ミネラルウオー
ターが日常的に飲料される用になってきた。そして、ミネラルウオーターと共
に日本茶をべースにしたペットボトルが飲料されるようになった。数年前まで
はコカコーラやペプシが飲料の横綱であったのが、日本茶系統にその席を譲っ
ている。
 見方を変えれば、日本人の健康維持には大変結構な変化だと思う。若者まで
が日本茶を愛飲するようになったことは、恐らく日本人の体が本来求めていた
ものが、簡単なペットボトルで何時でも飲めるようになったことからの変化か
もしれない。
 私達は、空気と同様に『水』は何処でも何時でも手軽に手に入るものと考え
ていた。そろそろ『水』について、食糧と同じ目線で考えて行く必要に攻めら
れている。と私は考える。美味しい水を何時までも自由に飲める為に。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする