邦画ブラボー

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「社長行状記」

2005年07月07日 | ★痛快!な映画
30本以上も作られた
社長シリーズ。

なんでこんなに続いたか。

それは何度見ようが
楽しいから!

「梅雨時に見ると憂さが晴れ、
真夏に見ると気分は高まり
秋はさびしさも忘れ
正月見るとおめでたく
春には俄然ハッピーになる!
それが森繁の社長シリーズ!」

・・・・・と、私が勝手に考えました。

タイトルバックの漫画もコミカルでお洒落。

森繁久彌ふんする大手紳士服メーカーの社長と
部下の小林桂樹、三木のり平、加東大介が珍騒動、
絶妙な掛け合いギャグ連発。

フランス生まれの日本人という設定のフランキー堺
めちゃめちゃな日本語を喋り笑わせる。

「ファクシォン」=くしゃみフランセーゼ

不況の折、なんとかビジネスチャンスを
ものにすべく社長自ら悪戦苦闘。
やるときはやる!遊ぶときは遊ぶ!
社長の姿勢に共感!

司葉子(元秘書・小林桂樹の妻)、
久慈あさみ(社長夫人)、
新珠三千代(クラブの女)などの
きれいどころも絡む、
ジェットコースターコメディ。

フランス人を招いての接待宴会のシーンに登場する隠し芸、
「国籍不明バンド」の演奏は抱腹絶倒。
社員の接待気配りが日本式で笑う。

このシリーズ、ちょっとスノビッシュな
社長さんのおしゃれな暮らしぶりを見るのも
楽しみのひとつだ。

大人のための大人による喜劇映画、今こそこんな映画が必要なのでは?
と、僭越ながら思う次第であります!

1966年 松林宗恵監督作品 脚本 笠原良三

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