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「怪奇大作戦・氷の死刑台」

2007年05月15日 | ★恐怖!な映画
怪しげな実験室から抜け出した
怪物が人間を襲った!
それは鼻水も髪も凍りついた、恐ろしい冷凍人間だった!
科学者の暴走と、その犠牲者の運命を描く。

おじけづく部下に、
「バカ、実験に犠牲はつきものなんだ」
「犠牲者が出たからと言って、宇宙開発をやめるか?!」

なるほど。

感心していてどうするというご意見もあろうが、説得力がある台詞だ。
冷凍人間の造形と
堅実なバイプレイヤーとして昭和のテレビでおなじみ、
西沢利明がいい仕事してます。
えへへへ・・・最後に気が狂ってしまう演技も見ものである。

怪物は異形であるがゆえに
排除され、攻撃されてしまう。実に哀れだ。
冷凍人間は、
かつて住んでいた自宅付近をうろついているうちに
拳銃をばんばん撃ちこまれ、さらに
牧(岸田森)にサンビーム500という火炎銃をぶっぱなされ、火だるまになる。
彷徨っている魂を冥土に送ったにしては
強烈であった。

あのおじさん、可哀想すぎ~~~!

ラスト、
「科学者である前に人間であれ。」という所長(原保美)の言葉に
はっとした顔で振り向くのはわれらが牧史郎だった!

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4 コメント

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Unknown (カイ)
2007-05-15 23:40:58
こんばんは~。
私もこの「氷の死刑台」は好きです。
牧史郎が「サンビーム500」を放った後の、
ひとり言のナレーション。
それにより、タイトルが生きてくる。
返信する
カイさんへ (ブラボー)
2007-05-16 08:20:08
七年もの間・・・という台詞ですね。
ナットク。

サンビーム500の威力はすごいですね。
それと、牧さんが乗っていた
車にも目を奪われました。
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ありがとう。 (安藤達己)
2007-05-22 17:05:18
氷の死刑台:38年前の作品ですよ。NHK hiで先日、セカンドファイルを放映しましたがーーー、いまだに評価の対象にしてくれて、驚きと同時に感謝です。私のホームページのブログで4回に亘って、怪奇大作戦秘話を書いてあります。是非読んでみてください。
返信する
安藤監督へ (ブラボー)
2007-05-22 18:29:17
わわわ!!
もしかして
安藤監督ご本人ですか?

こちらこそお出ましいただきまして
恐縮いたしております。

「怪奇大作戦」、
ネットですごい評判ですよ!

「氷の死刑台」には
社会世相の反映や危機感、
未来の予測までもが織り込まれていて、
大変感動しました。

名作は時を越えて心に訴えかけてきますね。

監督のブログ、早速読ませていただきます。
感激です!
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