邦画ブラボー

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吸血鬼の真実

2007年08月27日 | ★TV番組
いい加減にせい!と
言われてもしょうがないが
「雪女郎」の前には
「吸血鬼の真実」という番組に見入っていたのだった。

ヒストリーチャンネルで「吸血鬼特集」というのがシブイと
勝手に思ったのだ。

その中身は古今東西の吸血鬼映画のおいしい場面を何度も使いまわし
再現フィルムも交えながら
歴史の中で息づく吸血鬼伝説を様々な角度から
検証しようという高尚な?意図を持った2時間番組だった。

血を好んだ歴史上の邪悪な人物たちのエピソードは気色悪かった。

また、棺桶から蘇る死人への恐怖が
ゾンビ伝説と似ていることには目からうろこだった。
日本ではいったん埋葬された人間が
棺桶から出てきた場合は「亡霊」とみなされるが
西洋では半死人・死んでもいないかわりに
生きてもいない存在・・として扱われ、忌み嫌われたらしい。

雪女もバンパイアも人々が
「恐れ・畏れ」を知っていた頃の怪物と言えるが、
科学が発達した現代でも「都市伝説」なんてあるくらいだから
人間の心は昔も今も変わっちゃいないのかもしれぬ。

映画の中の歴代吸血鬼よりも
やけにその道に詳しいコメンテーターの女小説家や、
ムダにヴィクトリアンな出で立ちの
ファーザー・セバスチャンとかいう、
吸血鬼愛好家?のお兄ちゃんが嬉々として語っている様子が異様で怖かった。
まさにインタビュー・ウィズ・本物のヴァンパイア!

*他の「恐怖!」な記事はこちら
「妖しい世界」はこちら

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