邦画ブラボー

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「怪奇大作戦・ゆきおんな」

2007年05月17日 | ★恐怖!な映画
那須高原に
ゆきおんなが出現。
なんでもこの話が「怪奇大作戦」の最終話となったらしい。

ミスター悪役:小松方正が
里心がついた宝石窃盗団の親玉という
ちょっと中途半端な役ですが、やっぱり悪はワル。
悲惨な末路が待っていた。

喫茶店のBGMが
いしだあゆみの「ブルーライト横浜」だったりと、
時代を感じさせる。

見所はなんといってもクライマックスに登場するゆきおんな!
雪原に大きな目玉出現!といえば小林正樹の
「怪談」を思い出すが、
やはり特撮の迫力がすごい。
髪がうねり、悪者を追い回す。

雪の中に
大きなお目目がぎらぎら光って、
怖~~い!


だが、最後のシメ、牧史郎の冷静な説明で、
ゆきおんなのナゾも科学的に究明され、
ちびっこはホッとひと安心するというわけだ。

私が見た「怪奇大作戦」は、(伝説の「狂鬼人間」も含め)
特撮技術を駆使した
怪奇なエピソードで我々を楽しませながらも
世間の底辺から這い上がろうとする人間や、
世の中からはじきだされた人々の苦しみや悲しみを滲ませていた。
時折はっとさせる台詞もあり
社会派ドラマの側面も持つ、欲張りな内容だったと思う。

またいつか再放送して欲しいぞ!

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