邦画ブラボー

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「怪奇大作戦・氷の死刑台」

2007年05月15日 | ★恐怖!な映画
怪しげな実験室から抜け出した
怪物が人間を襲った!
それは鼻水も髪も凍りついた、恐ろしい冷凍人間だった!
科学者の暴走と、その犠牲者の運命を描く。

おじけづく部下に、
「バカ、実験に犠牲はつきものなんだ」
「犠牲者が出たからと言って、宇宙開発をやめるか?!」

なるほど。

感心していてどうするというご意見もあろうが、説得力がある台詞だ。
冷凍人間の造形と
堅実なバイプレイヤーとして昭和のテレビでおなじみ、
西沢利明がいい仕事してます。
えへへへ・・・最後に気が狂ってしまう演技も見ものである。

怪物は異形であるがゆえに
排除され、攻撃されてしまう。実に哀れだ。
冷凍人間は、
かつて住んでいた自宅付近をうろついているうちに
拳銃をばんばん撃ちこまれ、さらに
牧(岸田森)にサンビーム500という火炎銃をぶっぱなされ、火だるまになる。
彷徨っている魂を冥土に送ったにしては
強烈であった。

あのおじさん、可哀想すぎ~~~!

ラスト、
「科学者である前に人間であれ。」という所長(原保美)の言葉に
はっとした顔で振り向くのはわれらが牧史郎だった!

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