(つづき)
天神中央郵便局前からの「22N」海岸通経由アイランドシティ照葉行き。
経由地と行先が散らかっている「22N」の中で、現時点ではこれがメインでしょうか。
現在の散らかり具合はこんな感じ。
天神中央郵便局前からの「22N」には、
海岸通経由 アイランドシティ照葉行き
南公園経由 アイランドシティ照葉行き
「直行」 アイランドシティ照葉行き
海岸通経由 香椎浜営業所行き
運輸支局経由 香椎浜営業所行き
海岸通経由 土井営業所行き
運輸支局経由 土井営業所行き
南公園経由 香椎花園南口行き
があり。
このほかに、アルファベットが付かない「22番」や、他のアルファベットが付いた「22B」、枝番が付いた「22-1番」、末尾にゼロが付いた「220番」もあり。
例えば、同じ行先番号で行先がたくさんあったとしても、運行経路がこのような路線だったら、“自分の行きたいところに行くにはどこ行きに乗ればいいのか?”というのが、なんとかわかるのではないかと思う(枝分かれした経路が再び出会うことがないため)。
ただ、現状の「22N」はこんなふうに、枝分かれしたルートが再び出会いまくりなので、自分の行きたい場所に連れて行ってくれるのか?というのが、なかなかイメージしにくいと思う。
また、別の角度からの問題として、“「海岸通」と言いながら、そこにはもはや海岸なんてない”というのも、よそ者のわかりにくさを助長させる要因としてあるかもしれない。
こちらは、「22番」と「22N」が登場した、1996年5月の時刻表。
それまでは、城浜団地、香椎浜地区の路線も、下原、香椎花園、高美台、三苫駅と同じ「23番」を名乗っており(さらにこの時までは香椎台、みどりが丘方面も「23番」)、「23番」が散らかっていたので、「22番」として独立させた、という経緯があるのだが、独立した「22番」のほうも散らかってしまったという、片付けられないDNA。
当時、天神からの「22N」には、
運輸支局経由 香椎浜営業所行き
運輸支局経由 下原行き
海岸通経由 香椎浜営業所行き
海岸通経由 西鉄香椎行き
があり、「22番」には、
海岸通経由 香椎浜営業所行き
海岸通経由 西鉄香椎行き
ふ頭、南公園経由 香椎浜営業所行き(現在の「22-1番」)
城浜団地行き
貝塚駅行き(これは「23番」として運行していた記憶も)
があった。
こうしてみると、「22N」は、独立当時からそれなりに散らかっている感じもあって(当時は「23番」が少し片付いたからいいじゃないか、という空気だったのかもしれません)、きれいに片付けること自体がなかなか難しいのかもしれない。
4月1日の記事で、20番台で使える数字を増やして、香椎浜・アイランドシティ地区の番号整理に使うことを考えてみたが、実際のところ、今後、どういう方向が望ましいのでしょうか。
「120番台」とか「250番台」とか、新たな「台」に手を伸ばす、という方法もあるのかもしれません。
4月15日からこんなバスが走るというお知らせも出ていたが(←これは本当です)、これをみると、もう「21B」などの番号は要らなくて、「いるかの1番」とかでもいいのではないかと思う。
福岡地区全体で、「動物のイラスト+数字」とかにすれば、いくらでも番号は付け放題で、番号で悩むことはなくなりそう。
「チーターの1番」「トカゲの6番」「サソリの9番」「ムササビの4番」…楽しそうだが、“ロブスターとザリガニの見分けがつきません!”というクレームが来たり、路線図が動物園の園内地図みたいになったりしそう。
(本気で書いている訳ではありません)
でも、「筑豊特急」については、「ひよ子の1番」とか「えんとつの5番」とか、真面目に考えても良さそうな気はします。
(つづく)
天神地区の乗り場位置図。
渡辺通一丁目方面が上で、上が北になっていないのは、地図の掲示場所の方向に合わせているため。

これもそう。

これもそういう意図で作られた位置図だと思うのだが、残念ながら、掲示方向が反対でした。
1から19まである天神地区の西鉄バス乗り場だが、単純に19個ある、というわけではなくて、欠番があったり、「18A」「18B」「18C」のようにアルファベットが付いたり、番号が付いていないのに天神地区の乗り場にカテゴライズされるバス停があったり、地図のど真ん中に位置するのに地図には出てこない乗り場があったり、一筋縄ではいきません。

おまけ。
これは海のほうから見ています。
「博多湾鉄道沿線名称鳥瞰図」。

乗り場位置図ではないが、「福岡タワー」の路線図。
1枚に収めるのは大変だったと思われる。
(つづく)
「6-1番」。
2008年3月15日に運行を開始した、比較的新しい路線。
ルートは「博多駅~キャナルイーストビル前~天神一丁目~警固町~大濠公園南~鳥飼~今川西町公園~地行~九州医療センター~福岡タワー」。
この路線の(あくまでこのブログ的な視点から見た)存在価値は、都市部にそれまで存在した比較的大きな「バス空白地域」を二分割どころか三分割した点であると思う。

「6-1番」登場前のバス空白地域(赤い線の内側)。

「6-1番」(緑の点線)が走ることで、バス空白地域が3つに分割。
“都心部に「西新パレス前~西新四丁目~城西一丁目~城西橋~鳥飼~大濠~草香江~六本松~六本松大通り~護国神社前~NHK放送センター入口~城内美術館東口~大手門~荒戸一丁目~大濠公園(当時は西公園ですが)~黒門~唐人町~地行~今川橋~西新一丁目~西新パレス前」という結構大きめな「図形」が存在したが、2008年春の「6-1番」の登場により、「図形」が2分割どころか3分割されている。
これにより、このエリアに住む人たちの「バス停までの距離」の平均値は確実に短くなっているはずであり、…”
と、以前の記事でも書いたが、「長丘~高宮循環バス」「美和台循環バス」「香椎コミュニティバス」「高宮~若久団地~大橋線」の他にも、

こことか、

こことか、

ここなんかの「内部」に“切り込んでいく”路線展開を期待しております。
(つづく)
「3-3N」。
枝番とアルファベットが両方付いた贅沢な行先番号だが、現在は平日1日1本だけ。
この時刻表やこの時刻表の頃は、まだ1日1本ではなく、また、2011年春までは反対方向にも運行されていた。
また、反対方向のみ「3-3M」が走っていた時期もあり。
アジア太平洋博覧会(よかトピア)開催に伴い、シーサイドももち地区に最初に乗り入れた路線の中で、唯一生き残っている“走る近い遺産”路線でもある。
(つづく)
「飯塚バスターミナル」の乗り場位置図。

先代の建物の施設名は「飯塚バスセンター」だったが、天神と同じく、「バスセンター」から「バスターミナル」に。
上階は、医療施設とマンションで構成。

交差点の名称は「バスセンター前」。
「後藤寺バスセンター」が、こんな感じで「後藤寺バスターミナル」として再生するのはなかなか難しいと思うが、後藤寺のまちの中心部に何らかのバス待合施設は必要と思われる。

建物内に1~3番乗り場。


1番、



2番、



3番。

これは「街なか循環バス」。



そして、建物の外に4番乗り場と、



5番乗り場。
JR九州バスの「吉原町」も併設。

オートレース。


向かい側の「吉原町」。
小倉、黒崎はおろか、直方にもバスでは直通で行けなくなり、「冷水特急」の廃止で久留米方面にも行けなくなり…と、「ITK」が大きく低下した中で、宮田とつながるJR九州バスの存在が光る。

「6番乗り場」の称号を与えたいところ。
(つづく)
バス停と西鉄電車の駅との位置関係図。


「西鉄平尾駅」。

両隣りは高宮二丁目と一本木。

6月に「平尾」から「西鉄平尾駅」に改称。
路線図ではテープで対応。
なぜこのタイミングでの改称なのかはいまいちわかりませんでしたが。
駅の正式名称は「平尾」ではなく「西鉄平尾」。
国鉄筑肥線にも「平尾」があった名残りと思われ、「西鉄多々良」のような位置づけ(ちょっと違うでしょうか?)。

高宮駅までは電車よりも安く行けます。

平尾交差点に平尾薬局。

西に進むと良い具合に狭くなります。

振り向けば交通安全。

都心方面の乗り場も、

テープで対応。

「52-1番」が野間大池から「52番」にならない理由についての考察はこちらの記事を参照。
(つづく)
「無番」の天神行き。
何かの臨時などではなく、貝塚駅を「20番」として発車した便の終点間際における表示。
“区間便の「天神コア前」で終点となる便は、「天神北」では「20番」を掲げず「無番」となるもよう。
…と書いたのだが、先日見てみると、普通に「20番」を掲げて走っていました…。
と過去の記事でこれまで書いてきました”
と、これまで書いてきたのだが、現在のところは、「無番」で落ち着いている。
終点間際での「無番」への変更は、南福岡駅付近や福大病院付近でも行われている。
「→大名二丁目→天神証券ビル前→天神北終点」や「→渡辺通一丁目→天神北終点」の便なども、「無番」でよさそうな気もしますが。
(つづく)
「赤坂門」の乗り場位置図。

「当バス停」は、

大正通りの赤坂門市場そば。



現在は、ここに停車するバスは全て明治通りに入るため、発車してすぐ右車線に移行して、(赤坂門ではなく)「赤坂」の交差点を右折する必要がある。
「千鳥橋」に天神方面行きの「4番」「20番」「21番」が停まらなくなったりする現状を見ていると、このバス停の去就にも(個人的に)注目が集まる。
約9年前の記事で、天神周辺部の渋滞緩和のため、
“大正通り北行きの「警固町」「赤坂門」の2つのバス停を廃止して、真ん中のハローワークのあたりに「警固町赤坂門」バス停を新設し、大正通り、赤坂交差点(赤坂門)の渋滞緩和を図る”
と、提案したのだが、実現の可能性は半分くらいはある気も。

停車するバスのラインナップ。
ここに出てくる行先番号を掲示するのはこのバス停までで、ここ「赤坂門」を出ると、博多駅行きと博多駅前行きは「3番」、吉塚営業所行きと九大病院行きは「1番」に、それぞれ番号が変わる(天神行きはそのまま)。
(つづく)
西鉄大橋駅を出発する「区2番」(くのにばん)。
以前の記事で、
“もともとは、「55番」という路線が「老司団地~老司~西鉄大橋駅~南区役所~清水町~野間四角~野間大池~長住六丁目~免許試験場~桧原営業所」というルートを走っていたのだが、山越えで天神まで行く現在の「55番」が運行を開始した際に、もともとの「55番」が「区役所55番」という番号に変更されたことが、「漢字+数字」の行先番号の発祥であり、一時期は、他に「区役所96番」や「区役所61番」という路線も走っていた”
と書いた通り、もともとは「55番」だった路線。
旧西区の区役所連絡の機能を担っている「90番台」の「9」には、区役所の「ク」の意味があるのかも?ということは、また別の記事で書きました。
(つづく)
上下のバス停が離れていることを知らせる掲示。



「東町」の羽犬塚方面行き乗り場。





対面側の大野島方面行き乗り場は約230m北東方にあり。
位置図には2つの乗り場間の距離は「約180m」とあるものの、実際はもっと遠い。

2つの乗り場の間を横切る道路にバスが通らなくなった現在、


それぞれの対面付近にバスを停車させてもよさそうな気がする。
ちなみに、「東町」は、かつては西鉄のバス停で最も多い名称と言われていたが、ここ大川市の「東町」は、田川や二日市の「東町」とは読みが異なる。
(つづく)
「26A」にJR福間駅行きが登場…というのは嘘で、6月に新設された光陽台六丁目行きの側面表示。
前面には、行先部分に大文字で「JR福間駅」の下に小文字で「光陽台六丁目」の文字があり。
天神と赤間を結ぶ「26番」の都市高速経由版として登場した「26A」だが、赤間営業所行きだけでなく、新宮緑ケ浜行き、津屋崎行き、新宮中央駅東口IKEA前行き、そして、光陽台六丁目行きと、途中折返しや支線が増える傾向にある。
(つづく)
「46-1番」の行先表示。
先日取り上げたのは、博多ふ頭から天神に向かう場面での表示だったが、冒頭の画像は天神到着時点のもの。
“順番”という観点からすると、これもなかなかすごい。

公式の案内にはこう書かれているだけなので、特に“順番”のことをあれこれ言っても仕方ないのかもしれませんが。

「方面別に番号・色が異なります」と書かれていながら、最近は色幕自体がないバスが普通に走っていたりもするので(LED表示の両端にあるのは色幕ではなく、ベビーカーと車椅子のマーク)、あまり深く考えるなということでしょうか(笑)。
ただ、「46番」「46-1番」は、「68番」などとは異なり、祇園町までは行かないし、また、「キャナル」も既に入っているため、「国体道路」を敢えて入れる必要があったのか?…などと、頭の中で添削している自分は健在。
(つづき)
今年3月から、「天神~博多駅~福岡空港国際線ターミナル線」の都心側の終点は、天神北から、天神高速バスターミナル3階降車場に変更となっている。
また、それまでの「A」という行先“番号”から「AIRPORT BUS」という表記に変更となった。
「A」は数字ではないので「番号」ではないのかもしれないが、同じアルファベットのみの「K」も、アナウンスで「このバスは、行先番号 K…」と言っていたので、「行先番号」と表現することにする、と余談。
以前の記事で、
“空港に向かう局面では別に「AIRPORT BUS」でよいと思うのだが、反対方向では、一旦空港を出てしまうと、「AIRPORT BUS」を敢えて掲げるのもいかがのものかという気も”
と書いた。
観光客など、この路線の利用が想定される層では、天神、博多駅、福岡空港の詳細な位置関係を把握していない人も多いと思われるため、博多駅前A乗り場などに「AIRPORT BUS」が来たら、“空港から来たバスだ”とはわからず、“空港に行くバスだ”と思って乗ってしまう人も居るのではないだろうか。
同じ記事で、
“現在のような、空港の意味を含んだ記号(A)でとどめておいたほうがよかったのではないか、とも思う。
ただ、このタイミングでの変更の背景には、例えば、6月から運行予定の「連接バス」で、外回りを「A」、内回りを「B」とするような計画があったりするのかもしれない”
とも書いた。
この予想の結果は間もなく明らかになると思われる。
「連接バス」の試運転を何度か目にしたが、行先表示のLEDは従来のオレンジ色ではなく、白色の光が用いられていた(機械に詳しくないので、幼稚な書き方ですみません)。
(つづく)
3月のダイヤ改正で新設された「46-1番」。
博多ふ頭を出て天神に向かう場面では、冒頭の画像のような行先表示だった。
これに特に違和感を感じないという人も一定数居るようだが、

個人的には、こういう順番でルートを辿るというふうに感じ取ってしまうため、それに従うと
「キャナル→宮竹小→天神→博多駅→雑餉隈営業所」
という、ものすごいルートになってしまう。
このような、順番を無視した表示は他にもあるし、丸数字で示した順番も、「この順番で停車するバスが多い」というだけであり「必ずこの順番にしないといけない」わけでもないため、この「46-1番」の表示が誤りだとは言い切れない部分がある。
…といっても、やはり違和感はある。

現在の体裁を維持して修正するとすればこういう感じだろうか。
ただ、「宮竹小」という情報は、都心部ではそこまで重要ではなく、宮竹小を通るか否かを知りたい人には、「46-1」という数字で既に情報が提供されているという考え方もできると思う。

体裁にこだわらなければこうとか、

「都心部での利用者」をより強く意識するならこういう表示でもよいのかも。
(つづく)