(つづき)
福岡市東区の「ふ頭一丁目」バス停。
箱崎ふ頭地区には、ここ以外にも「ふ頭西」「ふ頭中央」「ふ頭五丁目」というバス停があり、いずれも「箱崎ふ頭~」ではなく「ふ頭~」という名称である(箱崎ふ頭地区には他に「リサイクルプラザ前」もあり。また、「ふ頭西」は、その他の「ふ頭~」に比べて新しくできた停留所である)。
箱崎ふ頭以外にも、福岡市には、東浜ふ頭、中央ふ頭、博多ふ頭、須崎ふ頭、荒津ふ頭と、いくつかの「ふ頭(埠頭)」があり、その中で箱崎ふ頭が代表格…という訳でもなさそうだが、なぜか昔からバス路線的には「ふ頭といえば箱崎ふ頭」である(「ふ頭」が、唯一、町名の中に入っているという意味では、「格上」なのだろうか…?)。
ただ、それはあくまで「バス路線的には…」であり、一般の人(特に箱崎ふ頭地区に用がない人)にとっては知ったこっちゃないことなので、かつてはバスの方向幕でも経由地に「ふ頭」と表記されていたものが、最近では「箱崎ふ頭」と表示するようになっている。
かつては、「23番」の一部が「ふ頭経由」であり、数ある「23番」の系統の中から香椎浜地区に向かうものが「22番」として独立した際には「22番」にも「ふ頭経由」ができた。
そして、「22番」「23番」から、それぞれ「ふ頭経由」が独立して、現在ここを通る「22-1番」「23-1番」ができた、というのが大まかな流れである。
「ふ頭経由」が「22番」「23番」だった頃、箱崎ランプ経由の「22D」「23D」という路線があったのだが(バス停の行先案内の部分には未だに表示されていた)、詳細なルートを知らず、このブログでも何度かその旨を書いてきた。
…と、この記事の下書きをしているときに、yakuさんが、先日愛宕浜営業所で購入された方向幕について書かれた記事を発見した。
それは、和白営業所の側面幕のようで、そこになんと「23D」のものがあるではないか!(なんという偶然)。
そこには「天神←蔵本←都市高速←箱崎ふ頭←名島[23-D]」とあり、そして、都心方面(上り)のみしかないとのこと。
以前の記事にいただいたコメントに対する返信で、「下りがもしあったとすると、都市高の出口の位置関係で、ふ頭一丁目などには非常に行きにくく、どうやって行っていたのか(もしくは行ってなかったのか)?…など、いろんな謎が残されてしまう」と書いていたのだが、「22D」「23D」には上りのみしか存在しなかったというのは、ほぼ間違いないのではないだろうか。
また、「御幸町」の香椎浜方面行き停留所に「23D」があったことを考えると、「23番」から「22番」が独立する時点を跨いで、この「D系統」が存在していたという仮説も成り立ちそうである。
右上の写真、前後のバス停を表示する部分には、都心側が「網屋立筋」、郊外側が「ふ頭西」と書かれているが、「網屋立筋」の下に不自然な空白があることから、この下にはおそらく「蔵本」が隠れているのではないかと思われる。
長い年月を経て、少しずついろんなことがわかってきた。
引き続き、情報をお待ちしております。
写真の時刻表は、対面の郊外向け(名島方面)のもの。
「23-1番」の「西鉄香椎行き」が、2列に分けて掲載されている。
左側の経由地は「名島 リサイクルプラザ」、右側の経由地は「名島」となっているが、いずれも「リサイクルプラザ前」を通り、それ以外も両者の経路は全く同じであり、違いはない。
しかしこの表示だと、右側は「リサイクルプラザ前」には行かないのか?と誤解されそうである。
おそらく左側の始発地が西公園、右側が天神ということで、何らかの会社側の都合(?)で別の列に表示されてしまったものと思われるが、バス停でバスを待っている人にとってはほとんど関係ない話である(かつて、西鉄大橋駅の「49番」(下り)の時刻表は、大橋駅始発便に印を付けていたことがあったが、これは、遅れが生じる可能性や座れる可能性について利用者に情報を提供する意味があったと思われ、「ふ頭一丁目」の例とは異なる)。
かつての記事で、通常の時刻表では「何の違いもないのに違う列に表示されているような例」があると書いたが、まさにこれがそうである。
だからといって、ここのような、どちらかといえばマイナーなバス停にまで、「オリジナル様式」の時刻表を拡大しようとすると、莫大な手間がかかり、ミス発生の可能性も高くなりそうであり、難しいところなのかもしれない。
右下の写真は、バス停のそばにある標識。
「建前」と言ってしまえばそれまでだが、以前「香椎パークポート」の記事のときに書いたが、「香椎パークポート」からアイランドシティ方面にバス路線がつながっていないのは、このあたりの影響があるのかもしれない(←あくまで想像)。
たくさん写真を使うなら、記事内に写真を複数アップすればいいじゃないかと言われそうだが、どうも「1記事1画像」でないと、うまく文章が書けないもので…すみません。
(つづく)
福岡市東区の「ふ頭一丁目」バス停。
箱崎ふ頭地区には、ここ以外にも「ふ頭西」「ふ頭中央」「ふ頭五丁目」というバス停があり、いずれも「箱崎ふ頭~」ではなく「ふ頭~」という名称である(箱崎ふ頭地区には他に「リサイクルプラザ前」もあり。また、「ふ頭西」は、その他の「ふ頭~」に比べて新しくできた停留所である)。
箱崎ふ頭以外にも、福岡市には、東浜ふ頭、中央ふ頭、博多ふ頭、須崎ふ頭、荒津ふ頭と、いくつかの「ふ頭(埠頭)」があり、その中で箱崎ふ頭が代表格…という訳でもなさそうだが、なぜか昔からバス路線的には「ふ頭といえば箱崎ふ頭」である(「ふ頭」が、唯一、町名の中に入っているという意味では、「格上」なのだろうか…?)。
ただ、それはあくまで「バス路線的には…」であり、一般の人(特に箱崎ふ頭地区に用がない人)にとっては知ったこっちゃないことなので、かつてはバスの方向幕でも経由地に「ふ頭」と表記されていたものが、最近では「箱崎ふ頭」と表示するようになっている。
かつては、「23番」の一部が「ふ頭経由」であり、数ある「23番」の系統の中から香椎浜地区に向かうものが「22番」として独立した際には「22番」にも「ふ頭経由」ができた。
そして、「22番」「23番」から、それぞれ「ふ頭経由」が独立して、現在ここを通る「22-1番」「23-1番」ができた、というのが大まかな流れである。
「ふ頭経由」が「22番」「23番」だった頃、箱崎ランプ経由の「22D」「23D」という路線があったのだが(バス停の行先案内の部分には未だに表示されていた)、詳細なルートを知らず、このブログでも何度かその旨を書いてきた。
…と、この記事の下書きをしているときに、yakuさんが、先日愛宕浜営業所で購入された方向幕について書かれた記事を発見した。
それは、和白営業所の側面幕のようで、そこになんと「23D」のものがあるではないか!(なんという偶然)。
そこには「天神←蔵本←都市高速←箱崎ふ頭←名島[23-D]」とあり、そして、都心方面(上り)のみしかないとのこと。
以前の記事にいただいたコメントに対する返信で、「下りがもしあったとすると、都市高の出口の位置関係で、ふ頭一丁目などには非常に行きにくく、どうやって行っていたのか(もしくは行ってなかったのか)?…など、いろんな謎が残されてしまう」と書いていたのだが、「22D」「23D」には上りのみしか存在しなかったというのは、ほぼ間違いないのではないだろうか。
また、「御幸町」の香椎浜方面行き停留所に「23D」があったことを考えると、「23番」から「22番」が独立する時点を跨いで、この「D系統」が存在していたという仮説も成り立ちそうである。
右上の写真、前後のバス停を表示する部分には、都心側が「網屋立筋」、郊外側が「ふ頭西」と書かれているが、「網屋立筋」の下に不自然な空白があることから、この下にはおそらく「蔵本」が隠れているのではないかと思われる。
長い年月を経て、少しずついろんなことがわかってきた。
引き続き、情報をお待ちしております。
写真の時刻表は、対面の郊外向け(名島方面)のもの。
「23-1番」の「西鉄香椎行き」が、2列に分けて掲載されている。
左側の経由地は「名島 リサイクルプラザ」、右側の経由地は「名島」となっているが、いずれも「リサイクルプラザ前」を通り、それ以外も両者の経路は全く同じであり、違いはない。
しかしこの表示だと、右側は「リサイクルプラザ前」には行かないのか?と誤解されそうである。
おそらく左側の始発地が西公園、右側が天神ということで、何らかの会社側の都合(?)で別の列に表示されてしまったものと思われるが、バス停でバスを待っている人にとってはほとんど関係ない話である(かつて、西鉄大橋駅の「49番」(下り)の時刻表は、大橋駅始発便に印を付けていたことがあったが、これは、遅れが生じる可能性や座れる可能性について利用者に情報を提供する意味があったと思われ、「ふ頭一丁目」の例とは異なる)。
かつての記事で、通常の時刻表では「何の違いもないのに違う列に表示されているような例」があると書いたが、まさにこれがそうである。
だからといって、ここのような、どちらかといえばマイナーなバス停にまで、「オリジナル様式」の時刻表を拡大しようとすると、莫大な手間がかかり、ミス発生の可能性も高くなりそうであり、難しいところなのかもしれない。
右下の写真は、バス停のそばにある標識。
「建前」と言ってしまえばそれまでだが、以前「香椎パークポート」の記事のときに書いたが、「香椎パークポート」からアイランドシティ方面にバス路線がつながっていないのは、このあたりの影響があるのかもしれない(←あくまで想像)。
たくさん写真を使うなら、記事内に写真を複数アップすればいいじゃないかと言われそうだが、どうも「1記事1画像」でないと、うまく文章が書けないもので…すみません。
(つづく)
いつも上りも下りも20~30分遅れてます。時刻表って何(・・?)タベモノデスカ。
あと、大橋駅のバス停にある路線図は凝ったつくりです。でも路線変更とかしたら大変だなこれ…お金かかりそう。機会あればうちのにアップします。
追伸:1記事に1写真。気持ちはよくわかります。
吉塚営業所の幕を紹介したので、次は和白?営業所の幕を紹介しました。
偶然にも記事がリンクして嬉しく思います。
この幕、買った日に開けた時は23ばっかり…って思ってすこしがっくりしましたが、改めて開けると23Nとか23Dとか出てきてびっくりしました。
箱崎ランプから入っていたようですね!この時代はちょうど関東にいたので知らない時代でした。
赤間行きの幕がゲットできなくて残念に思っていましたが、逆にかなり貴重な幕がゲットできて良かったです!
>49の時刻表の件ですが、今でも●印は大橋駅始発の表示ですよ。ほぼ毎日乗っている沿線住民なので、間違いありませんよっ(^^)v
そうでしたか、今でも印が付いていましたか!
いかにいつも思いつきと思いこみで記事を書いているかがばれてしまいましたね(笑)。
ご指摘ありがとうございます。
>あと、大橋駅のバス停にある路線図は凝ったつくりです。でも路線変更とかしたら大変だなこれ…お金かかりそう。
その乗り場から出る路線に色が付いていて、それ以外の路線も薄く表示されてるヤツですよね。
たしかにメンテナンスが大変そうです。
大橋駅は、乗り場の案内図もなんだか凝った造りでしたよね。
>機会あればうちのにアップします。
楽しみにしています…といいながら、ねぇね♪さんのブログをまだ見つけきれていないのですが…。
yakuさん、こんにちは。
>吉塚営業所の幕を紹介したので、次は和白?営業所の幕を紹介しました。
>偶然にも記事がリンクして嬉しく思います。
ほんとに偶然だったので私も驚きました。
22D、23Dはバス停の行先案内には今も残っていますが、当時は、バス停の時刻表にひっそりと記載されていた(たしか一日2本くらい)のを見た記憶がチラッとあるだけで、実際乗ったこともなければ、走っているのを見たこともありませんでした。
なので、こうやって実際の「幕」を見ることができて、たいへん嬉しいです。
貴重なものをみせていただきありがとうございました。