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エッセイ

2013年11月15日 | 日記・エッセイ・コラム

考えさせられるエッセイでした。

ひとりで暮らす ひとりで生きる (講談社プラスアルファ文庫)ひとりで暮らす ひとりで生きる (講談社プラスアルファ文庫)
価格:¥ 591(税込)
発売日:1993-09

さすがのノンフィクションライターで、エッセイの文章細部にわたって、経験の裏付けを感じる。

ご両親を相次いで亡くされたことを書いている部分は、

とても胸が苦しくなってしまった。

私の友人達は独身者が多すぎるので、全然意識できないんだけど

やはりそれなりの年齢になれば家庭を持つということが

自然なことなのだろうな。

上坂氏のお母上と同様、私の母も「自然に反する」という言葉を使って

このいい年のムスメの心配してくれたっけ。

私は18からほぼ一人暮らしだから、いろいろと主流の考え方からズレてしまっているかもしれない。

そのせいか、変わったヒトと思われないように、思われないように、とばかりヘンにきちんと「見せる」ことを身に付けた気がする。

上坂氏は、「親をなくしたときに一度だけ身のおきどころのない思いにうちひしがれた」そうだ。

「夫も子供もいない家の中で私は絶句し、常識からズレて生きてきたことのしっぺ返しを全身で受け止めた」

強烈な文章でした。経験しないとかけない、分からない文章だと思う。