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安物買いの銭失い。(長持ちする兄の遺品)

2013年11月08日 12時29分09秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
兄が亡くなって8年たつ。
亡くなって様々な法事も一段落ついた頃、確か姪から電話があって、「兄の遺品で私が使えそうなものがいろいろあるので送っていいか」、というからOKした。
すると、兄の家から適当に見繕った、私が使えそうな兄の遺品が、大きなダンボールで3箱届いた。(かなり大きいのが3箱あり2箱積み上げると1mを超え置き場所に苦労した。)<最初に書いた2箱は記憶違い>
私はいい背広でも数着程送られてくるものと思っていたが、大きなダンボールが来たのに、は驚いた。
その中には、たくさんの背広や、ズボンがあった。
すべて、クリーニングされていて、新品同様のものも多かった。
一部サイズ違いとか、似合わないものもあったが、その後そのまま使ったものも多くあり助かっている。
その時、靴が数足入っていた。

大きさは、体格同様、足のサイズもぴったりと同じだったようだ。
靴は、余り使っていない高級品である。
その中の一足は、介護用の靴だった。
介護用の靴は、1-2年間放置していた。
あるとき、気になって履いてみると、デザインはビジネスマン向きではないが、履きやすいので、普段履きとか近くに出かけるときに使うことにした。

ギャラリー廃業後、自営業をしているとき、介護用品(排泄介助ロボット)を扱う会社と契約を結んだときがあった。
その関係で、あるとき介護用品の見本市に行った。
その時、介護用の靴を扱っているブースで、何気なくその会社の取り扱い商品を見ているときに、中年の係員が、すばらしい靴を履いてられますねと声をかけてきたので驚いた。
その係員が言うには、兄の遺品の靴は、有名品で長持ちすると言うことだった。
私は、単に介護用だから履きやすくなっている普通の靴だと思っていた。

その靴は今も毎日普段履きで履いていて、履きやすく何も問題ない。
外の革は、家に届いたときはピカピカで新品同様だったので、遠出の外出にもはくようになったが、その後手入れもせず、履きっぱなしなので、今は傷だらけで汚れていて、スーパー等日常の家の周りに出かけるときの普段履きだが、毎日履いているのに、底もほとんど減らないし、型崩れも余り無い。
確かに、こんな長持ちする靴は始めてである。
やはり、名の通っている製品は、かなり高価な場合が多いがそれなりの値打ちがあるようだと思った。
それでも、私の場合は、経済的に一点豪華主義すら不可能なので、当分安物買いの銭失いでいくよりほかはなさそうだ。

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