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筋肉痛のその後と古代史・考古学の会

2011年11月20日 11時28分19秒 | エッセイ &余談 ・短感・片言雑事
(この日記は11月20日午後11時半頃に投稿しましたが、私のミスで非公開になってましたが、公開します。)

昨日、午後1時にくしゃみと強烈な筋肉痛のブログを書いてUPした後、食事の後片付けもせずに、とりあえず歯だけ磨いてジーンズとジャケットに着替えて、強い雨の中を自転車で飛び出した。
一抹の筋肉痛に対する不安はあった。

その日は、午後2時から天満橋近くの「エル・おおさか」で「古代を偲ぶ会」の11月例会(講演会)があったのだ。
講演会のテーマは「「纏向型前方後円墳」再論」というテーマで、講師は寺沢薫氏だ。
寺沢氏は弥生時代末から古墳時代初期にかけての、弥生墳丘墓や纏向型前方後円墳、出現期古墳に関する研究では第一人者である。
奈良県桜井市の三輪山(大神神社の御神体で神話・伝承も多い)の麓には、卑弥呼の墓といわれる初期前方後円墳の箸墓や、卑弥呼の宮殿ではないかといわれる建物が発掘されて今も調査が続いている纏向遺跡があるが、それが寺沢氏の主な研究フィールドの一つでもある。
この講演会の話しは、後のブログに掲載予定。

私は、数ヶ月前に分厚い寺沢薫氏の著書「日本の歴史02王権誕生」(講談社)を読んだが、その後立て続けに何冊か弥生末から、古墳時代に関しての考古学関連の本を読み、ニュースの纏向・卑弥呼関連報道だけでなく、その報道の裏づけとなる、現在の日本の最先端の緻密な考古学研究が、朝鮮や中国の考古学の成果を踏まえ、劇的に展開しつつあることを知った。
当然、考古学ファンの一人として、第一人者の研究者の話を聞き逃すことは出来ない。

いつもは、「古代を偲ぶ会」の例会には、自転車で行き、終わってから北区西天満の老松通り界隈の現代美術系の画廊を廻って帰る。
しかし、昨日は大雨だったので、地下鉄で北浜まで出たが、その後少し道に迷ったが、5分遅れで会場に着いた。
晴れていれば、多分超満員であろうが、大雨の為空席が目立った。
講演会は、熱が入り、数十分時間が伸びたが、期待通り新しい話しを聞くことが出来た。

講演会が終わり、外に出ると雨はやんでいた。
昨日は歩いて、老松通りの帰りに立寄る天満橋にあるファストフーズでコーヒーを飲みながら、大川の川面の風景とファストフーズ独特の喧騒感を楽しみながら、本を読んだ。
心配した、筋肉痛は少し感じた程度だった。

帰宅後、寝る前に銭湯に行き、ゆっくりとジェットバスに当たった。
今朝もくしゃみをしたが、全く筋肉痛が無かったので、逆に驚いている。
しかし違うとところが、軽く違和感があるが、これも多分問題ないだろう。

今日は京都へ、ギャラリー時代から懇意にしていて、考古学研究者でもある、児玉泰さんからいただいた、個展「佐紀盾列」(京都・三条通神宮道東入 アートスペース東山)を見に行かねばならない。
彼の作品は、考古学的な意味合いを現代絵画に組み込んでいて、しかも日本画の出身であることによる、日本画の影響も入った、面白い作品である。(茨木市の現代美術展の特集作家にもなった。)
佐紀盾列も奈良市北部の大規模古墳群の名前で、巨大な前方後円墳が並んでいて、王権の移動があったのかどうかで議論を呼んでいる。
最終日なので、ひょっとすると児玉氏と会って、ひとしきり考古学(古墳時代の始まり等)の話しを楽しむことになるかもしれない。

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