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風邪と熱と運動

2011年11月11日 15時54分11秒 | 医療・健康・運動・食事・予防
先日外国人の風邪をひいた場合の民間療法を取り上げた番組を見た。
その中で面白かったのは、ホットビールを飲むとか運動をして汗を出すといった回答だった。
日本であればさしずめ玉子酒であろうか。
風邪を治すのに、汗をかくとか、暖かくして寝るとかは、いくつかの国で共通していたように思った。

風邪を治すのと、暖かくするというのは関係があるらしいと思ったので調べた。
人間が病気になって発熱するのは、熱で病原菌の活動を抑えるような仕組みになっているとも聞いた。

まず、なぜ病気になると体温が上がるのか調べてみた。
調べてみると、病気にかかって発熱するのは、細菌などが出す物質や、マクロサージ(白血)その他の免疫機構が細菌その他と反応して出す物質により、視床下部が反応し体温を高める防御反応という。
またウイルスや細菌は、体温より温度が上がる程増殖が抑制される物が多いという。
発熱の効果として、ウイキ(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E7%86%B1)では次のこと(生理学的意義)をあげていた。
1体内に侵入した細菌類の増殖至適温度域よりも体温を上げ、それらの増殖を抑える
2体温を上昇させることで免疫系の活性化を促す
その他参考:発熱のメカニズム(http://www.terumo-taion.jp/health/temperature/06.html)

ところで最近NHKの「ためしてガッテン」で体温アップで、ヒートショックたんぱく質のことを取り上げていた。
しかもこの話の中には、次のような話があった。(NHK 「ためしてガッテン」HPより)
「白血球の一種、T細胞をまずは35℃で培養して
がん細胞と同じシャーレに入れてみました。
すると、体当たりするようにしてがん細胞を攻撃。
12時間で14%をやっつけました。
次に39℃までT細胞を温めて実験。
すると、12時間でやっつけたがん細胞は
44%と3倍以上にアップしたんです。」
すなわち温度と免疫細胞の免疫力アップの関係である。

ヒートショックたんぱく質と免疫系の作用で体は発熱し、風邪や病気の病原体を攻撃殲滅し、病原体により傷ついた体を早く修理し健康体にしているようだ。
そういう意味では、体は余り冷やさないほうが良いのかもしれない。

又、サウナ等で汗をかくとか、暖かくして寝るとか、運動して汗をかくというのは、科学的にも正しいようだ。
ただ、一般に言われているように、熱の出ているひどい風邪を引いている時に、無理な運動をするのは、(体力を消耗し体の免疫力を弱くする可能性)止めたほうが良いのだろう。

参考リンク
検証!体温アップで超健康の真実http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20110511.html
熱ショックタンパク質(ウイキ)http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%86%B1%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%BF%E3%83%B3%E3%83%91%E3%82%AF%E8%B3%AA

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