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民主党政権への失望

2012年05月16日 15時48分21秒 | 政治・経済・社会・法律・文化
鳩山氏が代表の時に、歴史的な政権交代が行われた。
民主党にとって最も輝かしい、栄光の時であった。
ところが、普天間問題で、迷走をはじめ、鳩山氏の言動もころころ変わり、国民の信頼を失いアメリカとの同盟関係にさえひびが入りかねない状況になり、内外の信用を大いに失墜し、後の内閣総辞職に繋がった。
この頃から、マネジメント力の無さを露呈していたのだろうか。

更に予算編成にあたり、陳情は幹事長室に一本化され、党内では政策論議も封じられ、小沢氏に権力が集中し、小沢氏は影の首相といわれるようになり権勢をふるった。
国民の声と称し、支持業界団体の票と結びつく案件では、直接政府にねじ込み、基本方針を曲げさせ要求を通したり、知事の陳情にさえ、幹事長室が利益誘導を迫る話が明るみに出た。
国民の民主党に対する開かれたクリーンなイメージはなくなり、失望を感じるようになった。

参議院選では、小沢氏は公然と菅氏を批判し、参院選敗北後には小沢氏グループが党内野党として動くようになった。
菅政権の後を引き継いだ野田政権は、輿石幹事長と組んで党内融和を進め、ねじれ国会を乗り切ろうとした。
輿石幹事長は鳩山氏を、党内の外交問題の最高顧問にした。
その鳩山氏の言動は、今も様々な問題を起こし続けている。
今日も昼のワイドショーで、鳩山氏の過去の言動が長時間にわたって、取り上げられていた。
輿石幹事長が鳩山氏を外交関係の最高顧問にしている事に対し、野田政権が異議を唱え、鳩山氏の外交に関する公的役割を停止しない限り、これからも外交問題で、国益を損なう事態が起きる可能性があるかも知れない。

更に、小沢氏の説明責任を果たしてない問題や、小沢グループが党内野党的行動をしている問題といい、決められない国会運営といい、これが国民の期待した民主党政権の実態なのだろう。
そもそも民主党政権にどれだけ党としてのマネジメント力があり、政治主導ができたのか、今までの実績を見ると疑わしい。

今後総選挙すれば、民主党は敗北するとの話がささやかれていて、小沢ガールズの当落予想についてもいろいろ週刊誌で書かれている。
誰の目にも、今解散すれば民主党が、第一党の座を失う可能性が高いことは目に見えているし、現状では打開策は見当たらない。
そのため民主党政権は、延命策として党利党略を駆使し、停滞した国政運営を継続するのだろうか。
野田政権・民主党は、国益を損なっても党内融和を図り、党利党略で政権にしがみつく気なのだろうか。
そんな政党を国民は必要としていない。解体すべきだ。

多くの国民が、政権交代で、民主党に期待していただけに、現状の民主党及び民主党政権のあり方への失望感は大きい。
もし民主党が存続するなら、今のマニフェストを改めて見直し、大震災対応や、原子力の是非を含むエネルギー問題や年金・保険への将来像を示し、子育て、少子化対策を図り、格差是正と失業対応への支援制度見直し・充実や、現実に展開可能な新成長戦略を再構築した新産業政策を打ち出すべきで、マニフェストと大きく異なる意見のグループは、排除すべきであろう。

いずれにせよ民主党は、小沢グループやその同調グループと、反小沢グループとに分裂し、その上で政界再編しなければ、現状では決められない政治が、前に進まないのではないのだろうか。
民主党の党利党略のために国益や国民を道連れにすることは、歴史に大きな汚点として名を刻むことになろう。

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