老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

當麻寺へ  その⑤   ~奥院~ 

2019年02月06日 19時55分47秒 | ツレアイのこと
 當麻寺の境内内の一番奥にあり、奥院という名前なので、最初はてっきり當麻寺という名の寺院の「奥の院」だと思い込んでいたのですが、そうではなく塔頭の一つでした。

 當麻寺最大の塔頭である奥院は、浄土宗総本山知恩院(京都市東山区)の「奥之院」として応安3年(1370年)に建立されました

 奥院を開山した誓阿普観上人は、知恩院の12代目の住職でもありました。当時、京都は南北朝分裂後の混乱で常に戦火の危険性に満ちていました。法然上人の夢告を得た誓阿普観上人は後光厳天皇の勅許を得て、知恩院本尊として安置されていた法然上人像(重文)を撰択本願念仏集(重文)や法然上人所縁の宝物とともに、當麻寺へと遷座し往生院(今の奥院)を建立したのです。

 以来、知恩院の住職が極楽往生を遂げる地として住職5代に亘り當麻寺奥院へ隠遁し、法然上人像を守りました。知恩院と対をなす奥院は浄土宗の大和本山として念仏流通と僧侶育成の道場となり、また當麻曼陀羅を日本全国に広める役割も果たし、多くの人々の信仰を集め、今日まで護持継承されて来た名刹です。

 また、この奥院の庭園は浄土庭園と呼ばれる広大な庭園で、二上山を背景にして数多くの石仏を配置した庭園です。

 この時期は名物のボタンも見られないと思っていたのですが、何とこの庭園にはあちこちにフユボタンがあり、可愛らしいコモを被った色とりどりのフユボタンが愛らしい姿が疲れを癒してくれました。(まさ)


楼門

黒門

水子地蔵

同上

正玄関と庫裡

大方丈

阿弥陀堂(左)と奥院本堂

フユボタンと両塔

楼門の内側

浄土庭園。あちこちにフユボタンのコモが目立ちます。

浄土庭園とフユボタン

浄土庭園。大きな阿弥陀仏石像もあります

十三重石塔

庭園から見る阿弥陀堂

フユボタン アップ

同上

庭園のロウバイ

裏側から見た阿弥陀堂

フユボタンと阿弥陀堂

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