老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

マルタ旅行記②  ~巨石文明・紀元前の遺跡 その①~

2024年04月14日 19時21分42秒 | 旅行/色々な風景

 実を言うと、私も古代の巨石文明の遺跡がこんなに沢山もマルタに遺っていることは初めて知りました。

 到着したその日に、いきなり空港から近い所にある2つの巨石神殿遺跡を案内してもらって驚きましたが、その後もあちこちに点在する巨石神殿遺跡や地下神殿や墓地などを案内していただき、合計4つの巨石神殿、1つの地下神殿、更に巨石を運んだ痕跡とも言われていますが未だに定説には至っていないカートラッツ(轍跡)と言われている遺跡を見たり、首都ヴァレッタにある国立歴史博物館なども見学しました。

 これらの遺跡は、巨石遺跡として有名なエジプトのピラミッドやイギリスのストーンヘッジより古いものだと知り驚きましたが、2回に分けて紹介しましょう。

 尚、私見としてはこれらの遺跡については全容が判りにくいものが多いですし、写真が撮れない所もありますので、最初に国立歴史博物館での判りやすい説明などを見た上で現地を訪れることをお勧めしたいです。(まさ)

<国立歴史博物館>
首都ヴァレッタ市内にあり、マルタ騎士団時代のフランス・プロヴァンス地方出身者が使っていた宿泊施設の建物を改造されたもののようです。

入口 

博物館の天井図

判りやすい年表展示

出土品

同上

同上 「眠れる貴婦人」と呼ばれる品で、ハイポジウム神殿から出土

石棺

同上

同上


<ハジャーイム神殿>
島の南部にあり、巨石神殿群の中では後代に当たるBC2,800~2,400年頃のもの

模型

テント式の屋根で覆われています

神殿跡

同上

同上

同上

同上

ドームの外にもあります

出土品

同上「マルタの貴婦人」と呼ばれているようです

海に近い崖の上にあります 見える島はフィルフラ島(無人島です)

 

<イムナイドラ神殿>
ハジャーイム神殿から野草の咲き乱れる中を約5分程度歩いたところにあります。

模型

やはりテント式の屋根で覆われています

春分/夏至/秋分/冬至の太陽の出入り方向を正確に把握していたようです

神殿跡

同上

同上

同上

すぐ近くにハジャーイム神殿が見えます