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老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

ポルトガル旅行記  その⑯ エヴァラ (6月1日)

2025年07月10日 19時28分15秒 | 旅行/色々な風景
 昨夜は南東部のエヴォラという町に泊まり、今日はエヴァラ市内を回り、その後スペイン国境に近いモンサラーシュという城壁都市に行き、そこから約4時間かけて南の海岸沿いのラーゴスという町まで行くという強行軍でした。

 エヴァラ/モンサラーシュ共に見所が多いので、少し丁寧に説明しましょう。

 エヴァラはアレンテージョ地方(「テージョ川のかなた」の意です)の中心としてローマ時代から栄えた城壁都市で世界遺産になっています。

 1582年2月に九州のキリシタン大名である大友義鎮に派遣された「天正遣欧少年使節」一行の4名は、天候待機などもあり2年以上かけて1584年8月にリスボンに到着し、その後エヴォラにも立ち寄った後、スペインに入り、マドリードやローマを回り、1590年に無事長崎に帰港したということもあり、日本人にも馴染みの街ということになります。(まさ)


市内で見かけた城壁

ジラルド広場とサン・アントン教会

市役所
イスラムの名残のアーケードもあります


ディアナ神殿 ギリシャではなく2C頃にローマ時代に建てられたようです

同上

神殿公園の中にある彫刻 「波立つ海の中に光る満月」と題する日本人北川昌邦氏の作品です

カテドラル

ラセン階段を上がってテラス状の屋根

屋根から神殿を見下ろす。左側に水道橋が少し見えます ローマ時代の神殿があるので、ローマ時代のものかと思いましたが、16Cに造られたようです

中庭
聖堂内

同上
パイプオルガン 1584年に天正遣欧少年使節が立ち寄った時に、日本の少年が上手く弾いて驚かせたようです。(少年たちが、どこでパイプオルガンの弾き方を習ったのかという疑問がありますが、どうやら天候待ちでマカオに滞在中という説があります)


市内には、昔の立派な水道橋が沢山残っていて、それを利用した建物も多いです
ローマ時代の遺跡がある場所での水道橋という事で、ローマ時代のものかと思いましたが、やはりそうではなく完成は1537年で、19世紀には改修が行なわれているようです。
同上
同上
同上

同上

路地
同上