最後の訪問先は、天理市にある石上神社。この前は何度も通っていますが参拝するのは初めてです。
古代の山辺郡石上郷に属する布留山の西北麓に鎮座し、非常に歴史の古い神社で、『古事記』『日本書紀』に既に、石上神宮・石上振神宮との記述があるようです。
神社のことは余り判らないのでが、拝殿が国宝に指定されています。
入母屋造、檜皮葺で、白河天皇が新嘗祭を行う皇居の神嘉殿を拝殿として寄進したとの伝承があるが、実際の建立年代は鎌倉時代初期の由です。
入母屋造、檜皮葺で、白河天皇が新嘗祭を行う皇居の神嘉殿を拝殿として寄進したとの伝承があるが、実際の建立年代は鎌倉時代初期の由です。
また、この拝殿に向かい合ったように道を隔てた向い側に、摂社出雲建雄神社拝殿(国宝)があります。
この拝殿は、元来は内山永久寺【鳥羽(とば)天皇の永久年間(1113~18)に創建された大寺院でしたが、神仏分離令により明治9年に廃絶】の鎮守の住吉社の拝殿だったのが、大正3年に現在地に移築されたもののようです。形式を割拝殿と呼び、その最古の遺例ということらしいです。
また、楼門(重要文化財)は鎌倉時代後期文保2年(1318年)の造営ですが、元々本殿は無かったようで、本殿は大正2年(1913年)に建立の由です。
その他、東天紅鶏・烏骨鶏など約30羽が境内に放し飼いされていることでも有名なようです。
これでこの欲張りな奈良の国宝巡りのツアーは無事終了。
後は一路大阪に向けて帰り、18時頃に無事到着・解散となりましたが、1時間ほどで帰阪できるのですから、本当に大阪というのは立地の良い場所だと思います。
心配していた雨も、途中の聖林寺で駐車場から寺院迄、傘を差した程度で済み、ここでも悪運の強さ(?)を感じました。(まさ)

鳥居

楼門が見えてきました

楼門

内側から見た楼門

拝殿(国宝)

楼門の回廊

同上

摂社出雲建雄神社拝殿(国宝)

同上

同上

出雲建雄神社

楼門と拝殿・本殿の屋根

拝殿・本殿の屋根

長生殿

放し飼いの東天紅鶏

境内の杉の木

境内のハナモモ
