鮎川俊介の「幕末・明治の日本を歩く」

渡辺崋山や中江兆民を中心に、幕末・明治の日本を旅行記や古写真、研究書などをもとにして歩き、その取材旅行の報告を行います。

2008年 夏の北海道西海岸・取材旅行 「北海道開拓の村 その1」

2008-09-10 05:56:39 | Weblog
小樽に到着した兆民は、金子元三郎を訪問し、その翌日28日には、「魁陽亭」という料亭で行われた北海道庁の新旧長官の送迎のための宴会に出席。ちなみに旧長官は永山武四郎、新長官は旧知の渡辺千秋でした。そしてその翌日29日には、渡辺長官とともに札幌に赴き、そこで『北海道毎日新聞』の社員である久松義典に再会し、ともに渡辺長官邸を訪問。そこで岡本監輔に再会し、飲食をともにしながら歓談しています。兆民が渡辺千秋新北海道庁長官とともに札幌に向かった手段は、幌内鉄道であったでしょう。手宮駅から汽車に乗り、札幌へと向かったのです。3時間近くの乗車時間だったでしょうか。小樽駅から札幌まで、私も鉄道を利用して行きたかったのですが、時間の関係で、レンタカーで高速道路を利用したため、残念ながら沿線風景は見ることができませんでした(札幌から小樽へ向かった時は、夜だったため沿線風景は見れなかったのです)。高速道路は小樽ICより入り、札幌市内の高架を走り、北郷ICで下りました。 . . . 本文を読む