ちょっとマンネリですが・・・

ダラダラ過ごしている毎日のことあれこれ・・・・

いわばジャズでいうアドリブのような感覚で仕事をしている・・・

2010年02月11日 | Weblog
「仕事が面白くなる発想法」岡野雅行著より。

実にさわやかな表現でもあると感じた次第。岡野さんは図面を持たずに機械での仕事をこなしている。あるのはポケットに入っている切れっぱしのメモだけだった。

ジャズみたいに最初のきっかけさえあれば、あとは全部アドリブでやってしまう。図面があることでそれに縛られ、発想が広がっていかないからだそうだ。図面があることでうまくいかないこともあるらしい。

さらに、図面を書いている人は、そもそも金型を実際に作ったことがなかったり、機械に触れていない人だと指摘する。机上の空論ということにも近いかもしれない。

それは、ちょうど手術をしたことがない人が、手術のマニュアルを書いたり、料理をしない人がレシピを書いているようなものだという。実にわかりやすいたとえでもあった。

だから、どんなに出来のいい図面でも、岡野さんのいう完成レベルからすれば60%の出来でしかなかった。アドリブというと簡単そうに聞こえるが、それは相当な訓練を積んだ人だけに許されることに違いない。

自由に、縛られずに、先を読んで全体像を考えながら仕事をすすめていく。さらに何度も手直しをして、納得がいくまで繰り返すのだ。実に根気のいる仕事でもある。

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