「日経新聞夕刊」2009.10.23付けより。
“学びのふるさと”というコラムの中で、エッセイストの岸本葉子さんが書いていた。岸本さんが高校生のときに、ある英語の先生から言われたのは、「『うちの子はやればできる、やらないだけ』と言う親がいるが、それは違う。勉強というのは『やるかやらないか』だ」とあった。
これはほとんど何にでもいえそうなことだ。「本当はもっとすごい仕事ができる」「書こうと思えばいつだって書ける」なども同様なことだ。岸本さんはこのような言葉を聞くたびに、高校時代の先生の言葉を思い出すという。
そして、自分では絶対にこの言葉は言うまいと心がけているようだ。岸本さんが初めて原稿400枚を出版社に持ち込んだときに編集者に言われたことは、「本を出してくれるなら書く」という人は大勢いるということだった。しかし、実際に原稿を書いてくる人は、その何百分の一だということだった。
岸本さんは、そこで重要なのは「やるかやらないか」だと痛感したようだ。高校の先生の言葉を人生訓として、今も書き続けているようだ。まだ何も形になっていないのに、「やればできるさ」というのは実に軽い言葉だなと思った次第。
“学びのふるさと”というコラムの中で、エッセイストの岸本葉子さんが書いていた。岸本さんが高校生のときに、ある英語の先生から言われたのは、「『うちの子はやればできる、やらないだけ』と言う親がいるが、それは違う。勉強というのは『やるかやらないか』だ」とあった。
これはほとんど何にでもいえそうなことだ。「本当はもっとすごい仕事ができる」「書こうと思えばいつだって書ける」なども同様なことだ。岸本さんはこのような言葉を聞くたびに、高校時代の先生の言葉を思い出すという。
そして、自分では絶対にこの言葉は言うまいと心がけているようだ。岸本さんが初めて原稿400枚を出版社に持ち込んだときに編集者に言われたことは、「本を出してくれるなら書く」という人は大勢いるということだった。しかし、実際に原稿を書いてくる人は、その何百分の一だということだった。
岸本さんは、そこで重要なのは「やるかやらないか」だと痛感したようだ。高校の先生の言葉を人生訓として、今も書き続けているようだ。まだ何も形になっていないのに、「やればできるさ」というのは実に軽い言葉だなと思った次第。
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